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2012.03.28
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カテゴリ: 愛to絵本・小説

 おはようございます。


なんでか突然こんなところに入り込んでしまいました。

小説を読むのは久々です;(どんだけ活字が読めないんだ私は;;)


『八つ墓村』
(1949年・横溝正史先生)


金田一耕助シリーズの中でも、とりわけ有名・・・なのかな?


今年が 「金田一少年の事件簿20周年イヤー」 とのことで。

少女漫画雑誌・なかよししか読んだことがなかったいたいけな小学生を、一気に連続殺人モノに惹きこんでしまった作品です。

事件モノというのは、「こういうものだ!」と信じ込んでしまっていたのですが、今になって考えると、この金田一少年独自の長所だと思うモノがあります。


犯人の泣ける動機と、告白シーンのインパクト。

本当に金田一少年の犯人たちは、どのキャラクターもすごくインパクトがある。

また、金田一少年の「推理」による追いこみと、
犯人の逃げ道がなくなっていく過程での「演技」にこそ、
それぞれのキャラクターが居て、とにかく洗練されまくってる。

そしてこの「演技」にこそ、さとうふみや先生の画力のおそろしさがあります。

はじめちゃんの表情も、犯人の反応によって全然違って。生きてるんですよ。ちゃんと周りの状況をみてるんですよ。


これは以前から思ってたことでしたが、
現在開設されている金田一少年20周年特設サイト内において、
原作者の天樹征丸先生が
「ここに命をかけてた!」というようなコメントをされてて、

・・・そうだよなぁ、と。


だってやっぱり、シリーズの事件モノにおいて、
これだけ「インパクトのある犯人・動機」が持続する作品は
他にお目にかかれませんもの。


・・・で。

じゃあ、「金田一耕助シリーズ」はどうだったのかな?

というのが、今回の私の興味どころです。


あらすじをネットでちらっと読むと・・・なるほど!

確かに、悪霊伝説の伝わる田舎で起こる連続殺人だとか、旧家・名家の遺産相続に端を発する事件だとか、

事件の作り方は、まちがいなく「金田一少年」のそれそのものです。(金田一少年の方が金田一耕助のそれそのものって言い方のが正しいですね;)


早速ブックオフで文庫を購入!

やっぱり私でもタイトルを知ってる「八つ墓村」からかな。


*以下、内容についての感想ですので、ネタばれします!お気をつけて!*



第一の感想は、とにかく 読み易かった! これに尽きます。

戦後間もなくの著作品ということで、難しい言い回しが多いんじゃないか、と心配しながら読み始めたのですが、

とんでもない。

八つ墓村に限ったことかもしれませんが、
序章で村の伝説と26年前の事件の説明をした後は、おわりまで
この作品で主人公となる「寺田辰弥」の後日回想録という形で延々と語られます。

・・・めちゃくちゃ読みやすい。

びっくりしました。

一人称だから・・・いや、この横溝先生独特のものだと思いますが、なんというか、読者に向かった丁寧さが凄い。

説明してほしいところを丁寧に、

また、言いだしたいけど言いだせない・・・みたいな、
「この状況じゃ言えないでしょ」みたいな、
すごく人間的・社会的な「普通の感覚」に訴えるシーンが多くて。


500Pくらいある長めの文庫なのですが、
ツッツッツ~~と読み進めることができました。


そして、2つ目の感想としては・・・ 犯人のみならず、
本当に能動的な登場人物たち

何と言っても魅力的でした。

犯人意外の人間の行動言動も本当に読み応えがあって。

タイプの違う3人のヒロインが特に見どころです。

個人的には・・・やっぱり春代さんが切なかったです。本当に優しい人でした。


田舎の風土とか固定観念ガチガチの村人たちとか、
それだけでなくて、ここに26年前の事件があるので。

最後暴走する村人も、不自然に見えなくって。


この八つ墓村の紹介ページに、「人間関係が複雑」と書いてあったり、
登場人物の一覧がずらーーっとしていたりした時、

「こんなに大勢の登場人物を、活字で判別できる自信がない;」と思っていたのですが、杞憂に終わりました。良かったw。

金田一少年との違いも、ここで感じたかな・・・と思います。

犯人意外の人 の強い思いに泣かされるんですよ。

とにかく犯人をつきつめていく、

最後その事件を通して犯人像の筋が通る・・・という作り方は、

やっぱり金田一少年特有の売りなんだなぁ、と。


3つ目。見どころと言えば、トリック?云々というより・・・

中盤からの 鍾乳洞での犯人×村人×主人公&典子さんの
エンドレス攻防&更に奥へ奥への冒険&宝探し。

鍾乳洞に入ってから、先が気になって気になって。どんどん読むスピードが加速しました。


どこで人が死んでいるか分かったものではない恐ろしさと、
殺気だった人間に追われる極限の恐怖と、
気遣ってくれる人がいるありがたさと、
財宝への期待と・・・

なんかいろいろがごちゃごちゃになって、最後までがむしゃらに読んでしまいます。

 ここはもう、興奮状態のアドベンチャーとして・・・読んだことのない面白さでした。

面白かった!!!

やっぱり超著名作は・・・凄い!


金田一少年の事件簿への影響は・・・要素的に

・飛騨からくり屋敷
・悲報島
・天草財宝
・・・もかな。

この辺りで濃厚に観てとれるかな・・・って感じでした。


次はやっぱり犬神家かな。

読むぞ!

by姉






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最終更新日  2012.11.25 16:23:19
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