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遅ればせながら、購入しました!
『るろうに剣心ー特筆版ー』
(和月伸宏先生・上・下巻・2012年)
実写映画公開に合わせ、和月先生自らが再編成した
コンパクト「るろうに」。
続編でもない、 『再編成版』
・・・ということで、
幼いころから慣れ親しんだ本編の大ファンとしては、これは楽しめるのかな?・・・という不安があり、
なかなか手に取ることができませんでした。
しかし・・・いざ読み始めてみると、
これがすっっっごく面白かったんです!
とにかく、一番の印象は、
「なんて完成された画面なんだ!」
でした。
今さらにしても今さら過ぎる感想ですが、それでも尚・・・驚きました。
それくらい、 1ページ1ページが
それ単体で観惚れてしまう程の美しさ
で・・・。
そして、 後半になってくるに連れて、
完全に筆が走りだしている
のが分かります。
最終・刃衛編のアクションシーンの印象は、週刊時代本編の印象にかなり近いものがあります。
何故、この「るろうに」のアシスタントをしていた方から
尾田先生はじめ、あれだけの有名作家が出ているのか、
今さらながらに実感しました。
・・・こんなに、「漫画」が上手い方、なかなか探せませんもん。
受け付けることが出来るかな?と不安だった、
エピソード&キャラクターの変更点
に関しては、
びっくりするくらい、すんなり頭に入って来ました。
というのも、
「なんでこう変更したか・こうまとめたか」
のそれぞれの意図が本当に明確
で、
確かに、こうした方が
コンパクトにまとまるな、とかシーン・キャラクターのインパクトがあるな、とか、
いちいち納得できるんですよ。
もし、まだ「るろうにー」を全然読んだことがない方が
読み始めるなら、
もちろん本編をおススメします。
あっちの方が、作品の生の魅力がありますから。
ただ、この『特筆版』は、
本編ファンだから受け付けられないんじゃなくて、
逆に本編ファンだから・・・
『再編成版』が面白い!
情報の閉じ込め方が上手すぎてもう///
コンパクトに、ギュッと詰まった「るろうに」の魅力を楽しみたいときに、手を伸ばす・・・
そういう作品だったと思います。
本編にはなかったシーンで、
「ガス灯のシーン」
がすごく印象的でした。
ガス灯と侍・着物の女の子・・・というのが、明治ならではで、素敵・・・///
さて・・・そろそろ、 弥彦くん・由太くん・燕ちゃん主役で
明治十六年・・・やりませんか?
ただただ馬鹿明るいエンタメ少年活劇「るろうに」は、安直過ぎて無理なのかな・・・;
連載終了時から、私&妹の間ではものすっごく需要があるんですが;
by姉
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