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おはようございます。姉の方です。
私的連勤記録を大幅に更新中です。
気晴らしに、久っっ々に新しい漫画を買いました。
(ここ半年、ホントに『暁のヨナ』の世界に入り浸っていたので新しい漫画がほとんど読めてなかったんですが・・・;)
超簡単に感想を。
『死にたがりと雲雀 1・2巻』
(山中ヒコ先生・講談社・ARIA)
母が病死して以降、なかなか家に居つかない父親と二人で
長屋に暮らす少女・ 雲雀
。
近くの廃寺に謎の浪人が住み着いたと聞き、様子を窺いに行くと、そこでは新たに「寺子屋」を開くつもりらしく・・・。
浪人と少女を核に描かれる、江戸の町の人情交錯物語。
電子書籍で、この山中先生の前作が1巻無料配信されていまして、ちらっと観て・・・
「この方の漫画は是非読んでみたい!」 と思い、
タイトルリストの中でまず間違いなく一番好みなこの作品を購入しました。
現在連載中の最新作だと思います。
とにかく、買って良かった!面白かったです~!///
登場人物それぞれが、ひと癖ふた癖ありまして、
他人事に対して、出来ることに限りがあって、
だからこそ、気を使うという労力が立って・・・
この繊細な部分を、雲雀ちゃんがちゃんと拾えるとにかくイイ子なんですよ・・・。
そしてそして、とにかくびっくりしたのが・・・ 画面!
そこまで、わりと生々しい感情交錯があって、
・・・それがいきなり、浮世絵の中の出来事になるんです。
画面が突如として、
橋・雨・傾斜角度の大きい建物・坂道・梅の花・雲・ススキ野原・・・
明らかに浮世絵モチーフだと分かるようなもので締まって、
「・・・あ、これ今までの、浮世絵の中の出来事だったのか」
ってなるというか。
ディズニー映画とか、
「絵本」を開くところから始まり、「絵本」を閉じて終わるようなものが
よくありますが、なんかそんな感じ。
「絵」で脳が構成されている方の作品でしか
なかなか味わえない感動
だと思います。
少し前に、 広重美術館
に行ってきまして、
浮世絵っておもしろいな~・・・
と思ったばかりだったので、
尚のこと、この仕掛けを楽しめたんだと思います。
これは妹にもおススメしたい作品です。
「絵」が好きな方、感情交錯の物語が好きな方は、
是非。
by姉
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