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時間が経つのも忘れて、読みふけりました・・・。
『黒博物館 ゴースト アンド レディ 上下巻』
(藤田和日郎先生・講談社・モーニング 2015年)
1856年・英国。
ドルーリー・レーン王立劇場の幽霊・ <灰色の服の男>
が
座席に残していったのは、
弾丸と弾丸が正面からぶつかった 「かち合い弾」
だった。
時は流れ・・・ある夜、
その謎の品を保管する 黒博物館(ブラックミュージアム)
に、<灰色の服の男>が現れる。
幽霊が学芸員に語る、「かち合い弾」の真実とは・・・?
1852年、幽霊は一人の女性と出会った。
彼女の名前は、
フロレンス・ナイチンゲール
。
面白かった・・・!
めっちゃくちゃ面白かった・・・!!
本屋さんの新刊コーナーで見かけたときから気になってはいたのですが、1冊が1000円弱という、なかなかのお値段でして、躊躇してました。
今回、レンタルで借りて読んでみたのですが、
いや~~・・・面白かったです。
これは、つべこべ言わずに購入いたします。 っていうか、読み終わって速攻、楽天ブックスでポチりました。
ナイチンゲールのクリミア戦争という史実が、
思いっきりエンタメ的に曲解して描かれます。
幽霊と絡ませ、更に人間の意志を<生霊>として視覚化し、
彼女の“精神の”戦いを描き、そして、その恐ろしいほどのモチベーションの源泉を説明し、
劇的な絵面で魅せます。
少年漫画畑の方の感性じゃないと、
ナイチンゲールの戦いを、
「決闘代理人」の幽霊のナイト物語にすることは
できないと思います。
また、前作・『月光条例』で、
既存「おとぎ話」とエンドレスで闘ったからこそできた、
「偉人の伝記」の料理だったんだろうな~・・・と思います。
流石、藤田和日郎先生><!
偉人を描く大河ストーリー
「かち合い弾」の謎を解くミステリー であり、
そして、 ファンタジックなアクション満載
の、
闘うヒロインと幽霊ナイトのラブストーリー
であり・・・
読後の満足感、半端ないです!
いや・・・いや~・・・
面白かった・・・!
ワンシーンワンシーンが、感情と一緒に心に焼き付きました。
いいもの読みました・・・本当に。
「漫画」が大好きな方は、是非是非読んでみてください!
今日は、
大事に読んでいきたい漫画作品を見つけられて、
大満足の休日でしたw。
はぁ・・・漫画って・・・やっぱりイイな。
by姉
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