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2017.07.19
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カテゴリ: 愛to銀魂


日曜日・公開3日目。妹&堂本剛さんファンの母と一緒に行ってきました。

とりあえず簡単に感想を。


映画感想『銀魂(紅桜篇・実写)』
(2017年・福田雄一監督)


疲れました・・・。

いや、漫画もアニメも、「悪ふざけ~♪」って口で言いながら、
全っっっくふざけてない、どこまでもド真面目・真剣勝負 、それが銀魂なので。

今回の実写映画も、軽口叩きながら
命がけ なのがありありと分かっちゃうので・・・。


だってこれ・・・ 本音は「興業収入30億」は行きたい、
ワーナー夏邦画の大本命
でしょ・・・?


原作完結を見計らいながら、
編集部とワーナーやら電通やらで、
「派手にお祭りやろうぜ、
そんで最後までなんとかアニメを作り切れる体制にしようぜ」

という、本当に作品への愛と敬意を土台に立った企画なの
すごく感じますし。

ただもう、ド級のファン以外も取り込まなければ成功できないという
規模な分だけ、 気が気じゃない というか。

今まで公開した劇場版2作品と、公開規模も全然違います。

予告映像をちらっと観ただけで、「お・・・お金かかってるな・・・」って感じですし。

銀魂ファン及び個々の俳優さん、堂本剛ファンだけでどうにかなる規模ではない。


えっと・・・本編観ての感想はもう一言。

「すっっっごい頑張ってたなぁ」


すみません。
面白いとか、何かを楽しめるような精神状態で観てなかったんです。

とにかく、 銀魂という作品に向かう、誠意みたいなものを一個一個画面から拾っては、
「すごい、ここ頑張ったんだな」
「セット作り込んであるな」
「キャラクターを本当に大事にしてくれてるな」

ってありがたがる・・・そんな風に約2時間強の作品を鑑賞してました。

・・・すっっっごい疲れました。


総じて、やっぱり一番よかったなぁ、と思うのが、
生身の人間が、一人ひとりのキャラクターを体現する、
その存在感がしっかり立っていたこと。

一人ひとりのキャラクターの良さを掴み、
そのうえで、キャストさまそれぞれに、「あなたにはここを期待したキャスティングなんだよ」というのが
すごく分かりやすい形で設定されていました。

これは、俳優様たちもやる気出るでしょうし、
俳優様たちをのせることが出来るのも、
福田監督の手腕だなぁと思います。

銀魂という作品を未知のツールで映像化するうえで、一番大事にするべきはやっぱりキャラクターだと思います。

それをしっかり核に据えた作品になっていたなぁ、と思います。


小栗旬さんの銀さん は、
とにかく優しそうな感じがして新鮮でした。
紅桜の銀さんは、やってることがとにかく優しいので。
なんかふつうに優しくてカッコイイ兄ちゃんでした。


菅田将輝さんの新八くん は、するっと観ました。気づいたら画面に映ってました。
「おぉ、新八くんだ!」という感動すらなく、自然とそこに居ました。


橋本環奈ちゃんの神楽ちゃん はとにかく可愛かった&頑張ってた。
アイドル映画としての楽しみが、ここにありました。


柳楽優弥さんの土方さん は、にじみ出る「苦労人臭」がすごく良かったです。
ナイスキャスティング!と思いました。


中村勘九郎さんの近藤さん は、なんかいろいろ体当たりでした。
福田監督愛というか、監督の「遊びがい」が詰まってました。


吉沢亮さんの総悟くん も、銀さん動揺、すごく優しそうな印象を受けました。
生身の人間が演じると、こんなに優しそうになるんだなぁ。


長澤まさみさんのお妙さん は、すごくすごく・・・ぐす。
いや、ここを外されると、それだけで私にとってはもうなんていうか
銀魂として観てられなくなっちゃったと思うんですが、
尺もしっかりとった上で、綺麗と可愛いを存分に発揮したお妙さんで。
お妙さんファンとしては大満足でした。


岡田将生さんの桂さん は、カッコ良すぎる桂さんでした。
紅桜だから・・・なのはもちろんなのですが、
カッコよすぎて違和感を感じるくらい;
あれ?こんなキャラクターだったっけ??ってなりました。


堂本剛さんの高杉さん は、
どうしても私が冷静に観れないので、なんとも言えないんですが・・・。
大昔、「青の時代」というTBSドラマで不良の役を演じられていたのですが、
その時に感じた「いや、この人に不良は無理だろう」に近い印象はありました。
・・・ただ、今回は、SMAP騒動やらなにやらで、おそらくご本人の中に
「この世界をぶっ壊してやりたい」くらいの感情が渦巻いているであろうことが
ありありと想像できたため、
桂さんとの会話シーンはとても期待して観てたんですが、実際すごく良かったです。


とりあえずはこんなところでしょうか・・・。

あ、あと、 村田鉄矢役の安田顕さん が、私的敢闘賞です。


紅桜は、個人的に一番思い入れのあるエピソードです。

原作を読んだときに感じた、
「映画みたい!」というわくわくした感情そのままに、
こんなに何度も何度も劇場で見ることが出来るとは思いもしませんでした。


元々の銀魂ファンの方でも、
銀魂のどこが好きなのか、
それによって受け付ける、受け付けないがあるかと思いますが、

私的には、
キャラクター一人ひとりを大事にすることを第一に置いた作品であったこと、
また、原作(及びアニメ)への「至上主義」にも近い敬意を感じたこと、

ここを抑えてくれていたので、マイナスの感情はまずありません。

銀魂の一ファンとして、ありがたいありがたいお祭りだなぁ・・・ と改めて思いました。


本当に誠意ある作品でしたので、
興味のある方は、是非。

私ももう一度くらい行こうかな・・・。


by姉








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最終更新日  2017.07.19 08:01:53
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