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< 神と人間のコミュニケーション >

古来、日本には「神は祭のときに限って天から御くだりになるという信仰」
(柳田国男「神道私見」)があり、
神社とは「一時的に神を迎える場所、仮に神の在所と定めた場所」
(折口信夫「民間信仰と神社と」)であったとされます。

つまり、神霊は決して神社に常駐しているわけではなく祭りが執り行われたときにのみ、
聖別された空間である神社に来臨し、私たちの前に立ち現れるのですな。
もちろん、この祭はフェスティバルではなく、厳たる作法による儀式のことです。
ですから社をキレイにし、私たちも身なりを清めなければ神さんは怒って
社に来てくれないこととなってしまうのですな。



< 参拝の基本作法 >

1.心身を清浄にする 
2.祈念を捧げて神霊を降臨させる 
3.神霊を饗応して送り出す

神道の場合には特に1が重視されるのでちょっとやってみましょう。


「鳥居の前で一揖(いちゆう)」
鳥居の前で衣服を整えて一揖(会釈みたいな軽い礼)、心身を正してから境内に入ります。

「手水」
鳥居を抜けたら参道を進み手水舎に向かいます、参道の中心は「正中」と言って
カミが通られる道とされていますので中心を外して歩いたほうがいいです。

手水舎では柄杓を使って手と口を清めることとなります。
作法としては、まず右手に柄杓を持って水をくみ、左手を洗い流します、
次に左手に柄杓を持ち替えて右手を洗い流します。
これは日本固有の左右尊卑観に基づいたものです。

手を洗ったら、再び右手で柄杓を持ち水を左の手の平に受けて口をすすぎます。
(柄杓に直接口をつけてすすいではいけないです)
口をすすいだら水をもう一度左手に流し、最後に柄杓を立てて残った水で
柄の部分を洗うようにしながら伏せて元の位置に戻します。

水で洗うという行為は「禊」の象徴的意味であり、昔は神社前の川に
入ったりしていました。今でも川を渡ることで禊ができる神社があります。


「二拝二拍手一拝」
拝殿に向かい神前に立ちます、賽銭箱に賽銭を奉納し拝殿に吊るされた鈴を鳴らします。
(賽銭は供物でありまして、古くは米を和紙に包んだオヒネリを献じたりしました。
鈴は神霊を呼び招く一種の呪具的な役割があります。)

拝礼は、まず拝(しっかりしたおじぎです)を二回、次に拍手(これ柏手って言われますが
拍手を間違えて書いてそのまま呼ばれたともいわれます)を二回行い、
そのあとは胸の前で両手をまっすぐにあわせ、神霊に感謝の祈念を捧げます
(このときに思いや願いを行う人もいます)。
そして手を下ろし最後にもう一度、拝を行います。

これは二拝二拍手一拝と呼ばれるものです、神社によっては故実により
異なった作法を守っているところがあり出雲大社などの出雲系の神社では
二拝四拍手一拝を伊勢神宮の神職は八度拝を作法としています。

長々と作法を書きましたが、一番重要なのは真摯な気持ちと清潔さです。
家に一番近い神社と会社や学校に近い神社(有名でなくともいいです)を大切にすべきです、
あと自分の名前と住所を言うとさらにいいですよ、土地の神様が守ってくれますから。


*決して宗教をすすめるものでもなければ勧誘でもありませんので
 これを読んでも興味がなければ無視していただいて構いません。


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最終更新日  2005年12月29日 18時01分42秒
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