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2022.03.09
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このところ、冬季にヒクイナが観察されブログに報告されているのを見かけます。
私共夫婦がホームグランドとしている千葉県手賀沼や近郊の松戸市千駄堀、
印西市印旛沼、都内水元公園といったフィールドでその姿を見かけます。
観察した鳥類を書きとめているノートを見返すと、手賀沼で冬季にその姿を見かける
ようになったのは2011年1月から、ほぼ通年で姿を見かけるようになったのが2017年
からのことです。なお、手賀沼以外はスポットで訪ねているフィールドで、定期的には観察
しておらず、冬季に姿を見かけるようになった年がいつからとのコメントは省略します。
かつて、環境省の自然環境保全基礎調査(繁殖地図調査)で1970年代後半、1990年
後半の調査結果を比較すると生息していると報告されたメッシュ数が減少し、2007年改訂
された環境省いわゆるレッドリストでは絶滅危惧2類に選定されました。
レッドリスト2014 では準絶滅危惧に区分が変更されています。
ヒクイナは、水辺の湿地、水田で繁殖し本州以北では夏鳥とされていましたが、
2006年以降近畿地方を中心に1980年代と比べて拡大傾向となったことは
研究者から報告されているところです。
冬季、ヒクイナの行動は、湿地を歩行しながら採食する習性を持っている関係で
凍結しない環境が必須とされています。手賀沼で観察された地区はすべてそのような
条件のあるフィールドです。そこに、近年の地球温暖化の影響で冬季にも観察できるように
なったと推測できます。今後も恒常的に越冬するのかどうかは注目されます。
(参考文献)
バードリサーチ.2008.日本における2000年代後半のヒクイナの生息状況.pp11.
環境省.1988.第3回基礎調査動植物分布調査報告(鳥類).
環境省生物多様性センター.2004.第6回自然環境保全基礎調査(鳥類分布調査報告).
環境省生物多様性センター他.2021.全国鳥類繁殖分布調査報告.日本の鳥の今を描こう.









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最終更新日  2022.03.09 18:07:04 コメントを書く
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