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2022.03.16
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(1)手賀沼沿岸に滞在中のアカガシラサギ
2022年1月26日に市民の方が遊歩道から観察したのが初認の模様です。
以降、3月15日現在、滞在中です。
個体は、頭から胸にかけて褐色の縦斑、背は褐色、上嘴は先端から基部が黒い冬羽です。
これまでの手賀沼とその周辺地域では、限られた観察記録があるのみで、今回のように
長期間滞在しているのははじめてと思われます。
しかも注目すべきは、1970年以降は渡来季節が春型に変化しているとされている中、
1970年以前のような秋・冬のいわゆる秋型渡来であることです。
松戸市(2012)に2012年12月に観察記録があり、同じ秋型の渡来です。
新倉・中村(1987)は、アカガシラサギの観察記録を整理し、分布と生息状況について
調査を行った結果を整理しています。
報告によると、少くとも1960年頃までの記録数(南西諸島を除く)は10例にも満たず、
記録の多くは,北海道,宮城,山形,八丈島など主として本州中部以北の北日本において,
9~2月の秋冬期に採集さたものとしています。
その後、1981年以降、記録数が増加し、渡来の季節も1970年以前は,9~2月の
秋冬期の記録がほとんどであったが記録の増えた1970年以降は,5~6月の春から
夏にかけての記録が多くなり,渡来季節が秋型から春型に変化している報告しています。
(3)手賀沼とその周辺地域でのアカガシラサギの観察記録
手賀沼とその周辺地域では、2012年2月以降観察されています。
2012年2月(3例、2015年4月(3例)、2016年8月(1例)、2016年を除く記録は
すべて手賀沼沿岸での観察記録です。
(引用)新倉三佐雄・中村一恵.1987.日本におけるアカガシラサギの分布と生息状況.
Strix.第6巻.p50-65.(財)日本野鳥の会.
(参考文献)
新倉三佐雄.1988.茅ケ崎市の湿田で観察された鳥類.神奈川自然誌資料第9巻.
p 43~54.神奈川県.
大迫義人.1992.福井県で観察されたアカガシラサギ.Ciconia.第1巻.p35-37.
福井県自然保護センター研究報告.
香川の野鳥を守る会.2018.香川の野鳥ファイルno36.アカガシラサギ.pp3.
松戸市..2012.21世紀の森と広場パークセンターだより.pp8.















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最終更新日  2022.03.16 18:08:25 コメントを書く
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