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2022.09.19
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私が野鳥を見始めた1980年代はじめの頃、当時の探鳥会リーダーが
渡り鳥について説明するときは本州伝いに南下して大陸に渡ると説明を聞き、
そのエビデンスも確認しないまま、信じていました。
ところが国立研究開発法人森林総合研究所は、ドイツヘルゴランド鳥類研究所、
オーストラリアディーキン大学、北海道大学、山階鳥類研究所と共同で、2014年に
ジオロケーター(小型の計測機器)を草地性のノビタキに北海道で装着し、
その渡り経路を追跡しました。
2015年に回収した結果、本州を経由せず北海道から直接大陸に渡っていたことが
判明しました。繁殖を終えたノビタキは大陸に移動して中国を経由し、主にインドシナ半島で越冬していたことがわかりました。
でした。エビデンスを確認しないまま、ノビタキの渡りを理解していたつもりでいたことを
後悔しています。
なお、森林総合研究所(2016)は、前記の調査との結果にくわえて北海道のノビタキに
ついてつぎのように記しています。
「1 万3 千年ほど前の北海道は、最終氷期にあり寒冷で乾燥しており、草地が広がってい
ました。当時の北海道は、サハリンを通して大陸とつながっており、マンモスをはじめ草
地性生物の多くが大陸から渡来してきたとされています。ノビタキなどの草地性鳥類もこ
の北回りのルートで北海道に定着し、このルートが現在も遺産として残っているのかもし
れません」
(引用)
森林総合研究所.2016.北海道の草地性鳥類(ノビタキ)は大陸経由で南下して
インドシナ半島で越冬する-小鳥の新たな渡り経路を発見-.











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最終更新日  2022.09.19 21:09:43 コメントを書く


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