花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

PR

プロフィール

kachoiroiro-rakuten

kachoiroiro-rakuten

カレンダー

コメント新着

まりも@ Re:秋終盤の茨城県浮島のシギ・チドリ観察記(10/23) ご返信ありがとうございます! 風が強かっ…
kachoiroiro-rakuten @ Re[1]:秋終盤の茨城県浮島のシギ・チドリ観察記(10/23) まりもさんへ ご覧いただき、ありがとうご…
まりも@ Re:秋終盤の茨城県浮島のシギ・チドリ観察記(10/23) 私も今日行きました! 夕方でしたが、ヒバ…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023.06.22
XML
鳥友から手賀沼沿岸ではかつてチュウサギが少ないと聞いていたが、
その原因はどのようなところにあるのかと質問をもらいました。
(明治時代から昭和初期のチュウサギがいなかった時代)
我孫子市(1995)は、鳥類の観察記録などを整理し報告しています。
その中でチュウサギは明治から昭和初期までは記録は認められなかったとし、
1959年頃からまた記録されるようになったと報告しています。
(手賀沼本体では観察されなくなった)
手賀沼の鳥(2004)が報告しているように、手賀沼とその隣接する水田地帯でのチュウサギは通年姿が観察されるものの、年総個体数(1月から12月の個体数の合計)は1970年代5羽、1980年代6羽、1990年代10羽、2000年代7羽と
非常に少ない状態が続ています。
(チュウサギの減少の要因)
益子(2014)は、文献に報告や知見、調査結果などを整理し報告しています。
チュウサギの減少が著しいのは、「水田の圃場整備による餌生物の減少が一因と考えられている。(中略)水生の小動物を主食とするチュウサギは、整備済み水田で有意に少なかった」と報告しています。
手賀沼沿岸には印西市と柏市の境界に広大な水田地帯存在していますが、
整備済み水田(コンクリート製の用水路)であり、小動物の存在がほとんどないものと
思われ、少なさの要因と考えられます。
(引用)
我孫子市.1995,我孫子市自然環境調査 鳥類調査報告.p61-62.
手賀沼の鳥.2004.手賀沼の鳥Ⅱ.p190.我孫子野鳥を守る会.
益子美由希.2014.チュウサギ.「準絶滅危惧種」の歴史といま.
Bird Research News Vol.11 No.3.p4-5.
(写真)
私のライブラリーより











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.06.22 14:38:17
コメントを書く
[Bird's Cafe(鳥の話題のいろいろ)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: