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2025.01.24
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2月24日まで国立科学博物館でウグイスの谷渡り鳴きの新仮説についてパネル展示が行われています。その内容は、2024年10月にZoological Science誌でオンライン公開されたものです。国立科学博物館(以下、科博と略)のプレスリリースの一部を紹介します。
科博(2024)は、「ウグイスの雄は『ピルルルルルケッキョケッキョ……』などと聞こえる、長く続く『谷渡り鳴き』をすることがあります(谷を渡るときの鳴き声というのは俗説)。この音声は人と遭遇したときなどに発せられることから、捕食者の存在を同種他個体に知らせる「警報」であると長く信じられてきました。しかし、科学的に検証されたことはありませんでした(以下、略)
(研究でわかったこと)
科博(2024)は、新潟県妙高市、上越市で2017年4月から8月に調査を行い、谷渡り鳴きの回数となわばり内に雌がいるかを記録した結果を報告しています。
報告では、「雌がいない4月から5月の初めには谷渡り鳴きはあまり行われず、雌が渡来する5月中旬から繁殖期を通じて谷渡り鳴きが活発に行われる」「雄のなわばりのうち、雌の存在が確認されたなわばりでは雌が確認されなかったなわばりよりも谷渡り鳴きが活発に行われ」と述べています。
また、空間的パターンに注目し調査した結果について「営巣中の雌は雄のなわばりのうち巣の周辺のみを行動範囲としますが、雄は巣からはるかに遠いところであっても雌(未婚の非営巣雌と思われる個体)がいると谷渡り鳴きを行いました」と記しています。
そして、結論として「よく知られたウグイスの谷渡り鳴きについて、警報ではなく雌へのアピールであることを示唆する成果が得られました」と結んでいます。
(引用)
国立科学博物館.2024.ウグイスの谷渡り鳴きの新仮説
~谷渡り鳴きは警報ではなく雌へのアピールである~.
プレスリリース.2024年10月29日.pp5.
(写真)









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最終更新日  2025.01.24 12:25:46 コメントを書く
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