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2025.04.05
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2015年10月に柏の葉キャンパス駅近郊で地元ウォッチャーにより姿が目撃され、
2018年以降、現地で観察を続けています。
(観察エピソード)
2018年7月4日に2羽が巣に入る光景を目撃し、同年8月22日に巣の中に成鳥がいることを観察し、同年8月27日に幼鳥に親鳥が給餌している光景、2021年8月29日にも同様の光景を観察しています。2018年以降で最も多く観察したのは、2024年7月22日の5羽、次いで2020年8月2日、2023年6月6日の各4羽でした。
ただし、ヒメアマツバメの巣は巣穴が小さいので巣の外から観察では、卵や僻化して間もない雛を確認することはできないもどかしさがあります。
(前を向いているヒメアマツバメの指)
ヒメアマツバメの足は、非常に短く、指の構造も独特です。多くの野鳥の指は前向きに三本、後ろ向きに一本生えているのに対し、アマツバメ科は「皆前趾足(かいぜんしそく」という四本とも前を向いている点で異なります。
このおかげで壁に指を引っかけて止まるのが可能です。
なお、木の枝に止まったり地面を歩くことはできないと言われています。
(造巣期間の長さと他の鳥類との闘い)
堀田(2012)が報告しているように、造巣期間は著しく長く、1歳のペアで約5か月,2歳以上のペアで約2か月かかるので、イワツバメなどの古巣を利用すると言われています。イワツバメの巣を利用した巣を見ていると、巣の内壁に枯れ草や羽毛などの巣材を塗り固めて使っています。
長い造巣期間のため、スズメやイワツバメといった鳥たちに巣を奪われることもあります。一度奪われた巣を補修し複数のヒメアマツバメが入って休息する姿を目撃したこともあります。
(繁殖期間の長さ)
繁殖期間は4月から12月の間とされ、シーズン2~3回の繁殖を行うと聞いています。
しかし、誕生したヒナを観察したことがなく、観察の課題となっています。
(引用)
堀田昌伸.2012.ヒメアマツバメ 分布と生息環境.
Bird Research News Vol.9 No.6.p4-5.バードリサーチ.
(写真)













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最終更新日  2025.04.05 18:19:06
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