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2025.07.25
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カテゴリ: 識別について
東葛地区の住宅街でツミのジュニアが誕生し、20日、24日と観察してきました。
その折、鳥友からツミの虹彩の色の変化、山野の鳥の成鳥と若鳥の虹彩の色などについて質問をもらいました。加齢による虹彩の色の変化は、識別の手がかりとなります。
いくつかの種類について整理したものを提供します。
(1)ツミの虹彩の色
ツミの虹彩は、成鳥雄が暗赤色、成鳥雌が黄色、幼鳥は薄い黄色味がかった色、または水色または緑がかかった色に見えます。
一枚目成鳥雄:2024年5月6日柏市内、二枚目成鳥雌:2024年7月20日
三枚目幼鳥:2024年7月23日柏市内、四枚目ヒナ:2024年7月4日柏市内で撮影
澤(2016)が「虹彩は加齢とともに鮮やかな赤色になり幼鳥時は赤黒い」と記しています。
五枚目:2022年7月29日船橋市、六枚目:2024年8月21日船橋市
(3)アカゲラの虹彩の色
松岡(1983)が「虹彩が茶色の個体は、赤茶色の個体に比べて齢が若いと推察できる」と記しています。
七枚目:2025年5月22日長野県で撮影
(4)ツバメの虹彩の色
小林ほか(1992)は、「成鳥の虹彩は赤っぽい茶色(中略)幼鳥の虹彩は赤色味の乏しい暗灰褐色」と記しています。
八枚目:2024年5月5日柏市、九枚目:2022年8月3日柏市内で撮影
(5)ヒレンジャクの虹彩の色
演尾(2010)が、成鳥は虹彩が明るく赤みを帯びる褐色、は個体の成長とともに灰色がかった暗い褐色から澄んだ明るい褐色に変化すると記しています。
十枚目:2017年4月5日さいたま市で撮影
(引用)
松岡茂.1983.アガゲラの虹彩色の加齢変化について.第32巻4号p.139-143.日本鳥学会.
小林繁樹・武下雅文・村本和之.1992.ツバメの集団ねぐらにおける成鳥幼烏比の季節変化.
Strix.第11巻.p219-224.日本野鳥の会.
演尾章二.2010.自然教育園におけるヒレンジャクの捕獲記録.
自然教育園報告.第41号.p49 -54.
澤 祐介2016.ヒレンジャク.Bird Research News Vol.13 No.12.p1-2.

























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最終更新日  2025.07.25 15:39:51
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