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2025.10.04
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カテゴリ: 識別について
昨日10月3日松戸市千駄堀の21世紀の森と広場で耳羽周辺が汚白色で顔に黄色味があり過眼線のないように見えた亜種ホオジロハクセキレイと思われる個体を観察しました。
(ホオジロハクセキレイ雄第一回冬羽と考えた根拠)
・耳羽周辺が汚白色、頭上から背が灰色で黒色がかっています。
この点が永井(2014)が掲載されている亜種ホオジロハクセキレイと図示、解説されている個体と似ていたことによるものです。
(ホオジロハクキレイの特徴と照合)
・文献を閲覧してみると、過眼線を欠いたハクセキレイや交雑個体が存在するとの報告があるので他の特徴をさらに調べてみました。結論からいえば、ホオジロハクセキレイと同定できる材料がすべてそろっておらず、ホオジロハクセキレイ似の個体ということになるとの結論です。
(胸の黒色部)
撮影画像には記録できなかったが胸の黒色部は小さく見えました。
再度確かめる必要があります。
(大雨覆の模様)
観察個体では雨覆に黒帯は認められられませんでした。
ホオジロハクセキレイの内弁側に大きな暗色斑があり、ハクセキレイ成鳥の場合は全体が白いのに対して、ホオジロは内弁側に大きな暗色斑があると記されているものがあります。昨日は翼をたたんでいたのでこの点は確認にいたらず。
雨覆については、あらためて観察する必要があり、ホオジロハクセキレイと同定するだけの材料が不十分との結論です。
(初列雨覆、初列風切、次列風切の白色部の広さ)
ホオジロハクセキレイは成鳥、幼羽とも大部分が暗色、成羽の白色部は幼羽よりも僅かに広いが、初列雨覆先端や縁、初列風切次列風切内弁に白色部がある程度とあります。
(引用)
永井真人.2014.比べて識別野鳥図鑑670.p170-171.文一総合出版.
(写真)2025年10月3日撮影













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最終更新日  2025.10.04 16:50:14
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