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衰えに負けない成長力を維持する
「脳の学校」代表 脳内科医、医学博士 加藤 俊徳
実年齢より若く
元気で結動的な人の中には、いつの間にか年齢だけが 70 、 80 代になっていたという人の少なくはありません。実年齢よりも 20 ~ 30 歳も若々しく生活している人は脳が成長している人です。
脳の老化のサインは 40 代後半から 50 歳を過ぎると、これまで以上に強くなります。しかし、脳が成長している人は、脳の老化サインが出にくく、実年齢よりも脳年齢がどんどん若くなります。 50 歳を過ぎてから実年齢と脳年齢の差が広がっていくのが理想的です。統計的には、 78 歳頃から認知症が著しく増加されるとされていますが、いくつになっても脳を成長させることで、脳の認知力をパワフルに保てます。例えば、 78 歳の時に脳の衰えに負けない 50 歳の脳の成長力を維持できていれば、認知症を遠ざけることができます。
きょうから 20 歳、年齢にさばを読んで生活してみましょう。 65 歳の人は 45 歳のころの気持ちを持ち、行動範囲を広くして活動を。起床後、自分は 45 歳だと言い聞かせて出発してみましょう。
■ 1 日の行動を八つの脳番地に当てはめる
▽朝おっきて水を飲んでから、ラジオ体操(思考・運動系)▽栄養バランスを考えて朝食に果物を足した(思考・理解系)▽新聞の記事を一つ音読(視覚・聴覚・記憶・伝達系)。最後に見た川柳が面白くて笑った(◇・理解・感情系)▽少し遠いが、安いと評判の店まで歩いてトイレットペーパーを買いに行った(思考・運動系)▽雲行きが怪しくなってきたので寄り道せず帰宅。(視覚・理解・記憶系)——というように、八つの脳番地を満遍なく使うように意識することがポイントです。脳番地を使うごとに合計点数(各 1 点)をつけてみたり、どの脳番地をよく使っているかなどを分析するのも良いでしょう。
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