こっぱんの日記

こっぱんの日記

2005.10.06
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カテゴリ: 美術・博物・展示
今日は、アサコムホール、大阪市立科学館、上方浮世絵館など、展示館のはしごをした。

朝日新聞社1階のアサコムホールでは、二つの展示会が開催されていた。

一つは、日露戦争百周年記念展。今年は、日露戦争終結から100年目に当る。展では、ドイツのノイリッピン美術館所蔵の一枚絵(日本の瓦版のような版画新聞)を中心に、日本で出版された日露戦争写真画報、日露戦争実記(博文館)や、錦絵、石版画、各国で発行された絵葉書などで、日露戦争の激戦の模様を紹介していた。司馬遼の「坂の上の雲」を思い出しながら、40-50枚の絵を鑑賞した。外国でも、日露戦争は、大きな関心を集めていたことがよくわかった。この展示は、14日(金)まで。

もう一つは、「第13回女性写真入賞作品展」。全国1872の作品の中から選ばれた約100点が展示されていた。皆いい写真ばかりであった。デジカメ写真もあるというが、デジカメもアナログ写真並に細かい写真が撮れるようになったものだ。この展示は8日(土)まで。

写真は、アサコムホールで開かれていた、日露戦争展と写真展。


科学館は、元々、四つ橋にあった「電気科学館」を移転・改築したものである。四ツ橋時代は、プラネタリウムを見に数回訪れたことがあるが、筑前橋北に移転してからは行ったことがなかった。久し振りに入って見た。小・中学生の団体が主で、一般の入場者は数える程度。

しかし、展示物は大人でも決して易しすぎることはなく、特に宇宙の問題では勉強になることが多かった。26.5メートルの大スクリーンのオムニマックス映画「ソーラーマックス」を見た。凄い迫力だ。ソーラーマックスとは、太陽活動が11年ごとに活発になることをいうそうだ。太陽についての情報も一昔前から比べると随分いろいろなことがわかって来たものだと感心した。

写真は、科学館のプレート、シースルーエレベーターとエスカレータ、一階の床面に書かれた図形、オムニマックス映画。




先日、歴史博物館で大坂歌舞伎展を見たことを、昨日の日記に書いた。その関連で、「上方浮世絵展」を訪問した。大阪南の法善寺横町のすぐそばに、その展示館はある。これまでにも存在は知っていたが、どんな浮世絵なのかわからないので入るのを躊躇していた。



2階には、春好斎北洲、五粽亭広貞、一養亭芳瀧、戯画堂芦ゆき、五蝶亭貞升、春江斎北英などの歌舞伎役者絵が、3階には、こうした役者絵を例にして、摺りと色のテクニックが解説されていた。

摺りには、地潰し、木目摺、から摺、ぼかし(一文字…、あてなし…、吹き…、板…)などの技術が駆使されるそうだ。

色は、黒は墨、赤は朱(水銀)、紅花、弁柄、黄は石黄(硫化砒素)藤黄、ウコン、緑は露草藍と石黄、紫はペロリン藍と朱などが使われていたそうだ。

もっとたくさんの作品が展示されていることを期待して行ったが、展示数が少ないのは残念であった。展示スペースが少ないので、展示内容を変えながら展示するしか仕方ないのかも知れない。

浮世絵館の入場券、看板、今回の企画展のポスター。


ヤクルトは今日の中日戦に勝ち、遂にゲーム差なしながら3位に浮上した。







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Last updated  2005.10.14 08:49:15
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