こっぱんの日記

こっぱんの日記

2007.01.17
XML
カテゴリ: 美術・博物・展示
今日は、午前中はスパムメールの検出方法など雑事で過ごし、午後は、展示会を二つ見たあと、大阪城梅林へ開花状況を見に行った。

スパムメールは、メール本文の中に書かれている単語によって判断しているようであることが分かった。メール本文に怪しい言葉を使うと、サーバーによってはスパムメールと見做されて相手に届かない恐れがある。特にウェブサイトをたくさん紹介するメールは、スパムと見做されるかも知れない。

展示会の一つは、大阪くらしの今昔館で開催している「マイ・ミュージアム」。個人が収集したコレクションや家に伝わる家法などを展示するもので、今年は第6回目だそうだ。私は初めて見たが、大変充実した内容で見応えのあるものだった。今回の展示品は次の通りである。

1.呉服屋の父が収集した人間国宝田畑喜八の色紙、2.祖母の遺品の三味線、鏡台、簪など、3.櫛作り職人が残した櫛材料と工具類、4.戦前の共同募金のバッジ、5.芝居の役者絵、6.テレビゲーム(任天堂のゲームボーイ)のソフト、7.干支の戌の絵馬と絵はがき、8.姫手鞠、9.香炉と香合、10.夫が集めた郷土人形、11.父が集めた能面、12.火縄銃、13.橋のある風景のミニチュア模型、14.戦時中の映画のチラシ、ビラ

皆んな凄いコレクションだと思ったが、特に、10、11,12,14の見事さに感動した。

もう一つの展示会は、大阪歴史博物館で今日から開催されている「大坂の料亭主人瓢箪を集める」展。大坂の料亭というのは、江戸後期から明治にかけて大阪今橋にあった料理旅館「瓢箪屋」のこと。幕末維新の頃の当主は瓢遊(1812~1889)と号した風流人で、瓢箪をこよなく愛し、旅館の丁度品や身の回りの品をすべて瓢箪で埋め尽くしたそうだ。

今回の展示でその様子がよくわかった。本当に凄い。展示品のいくつかを示す。これらは、瓢箪の絵が画かれているか、瓢箪のすかしが入っているか、瓢箪の形をしているか、瓢箪で作ってあるか、瓢箪の字が書かれてあるかのいずれかである。

半纏、単(ひとえ)、座布団、たばこ盆、色紙挟み、置物、掛軸、色紙、大瓢箪(1斗1升入る)、花活け、物入れ、拭物箱、銚子、徳利袴、盃、あろし皿、弁当箱、吸物椀、水次、縁高、皿杯(貝で作ったもの)、茶器、茶入、棗、茶碗、小鉢、茶杓、建水、茶釜、鉄風炉、茶箱、香合、茶筅、茶筅筒、袱紗、炭斗、竹蓋置、杯洗、向付け、身取向付け、根付、さらに、大阪天満宮にある瓢箪石のミニチュア、南蛮鉄(道具ではないが粗鋼が瓢箪の形をしているので)など。

写真:左のパンフレットに写っているのは、左から、瓢箪なまずの絵、瓢遊喜寿の像、大瓢箪(これは大きさ比べに負けた鴻池家旧蔵の1斗入りのもの)、右上は道具類の一部、右下は瓢遊遺愛の瓢箪たち。
070117hyoutan.jpg







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.20 06:08:58
コメントを書く
[美術・博物・展示] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

こっぱん

こっぱん

Calendar

Favorite Blog

今週の朝日花壇 New! ビッグジョン7777さん

我流達人のHP garyu33さん
自分が好きな曲 関空快速1649さん
DIARY OF A.K   歳… kissakemさん
千波の隠居の日記 中澤 照道さん

Comments

まりぞう@ Re:腰痛のリハビリへ(12/16) 坂戸先生の提案は、私にとってちょうど良…
聖書預言@ Re:桜の通りぬけへ(04/07) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
山ちゃん@ Re:妻の病院行きに付き添う(08/02) 奥様の介護大変ですね。 ブログ見さしても…
小林嘉雄@ Re:午前月曜講座、午後服部緑地へ(11/28) 最後の花は、キダチダリヤといいますが、…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: