こっぱんの日記

こっぱんの日記

2008.04.28
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カテゴリ: 俳句・エッセイ
今日は句会の日、午前中は出句する5句の選定と最後の推敲を念入りに行い、自信を持って句会に望んだが、期待に反して結果は惨々だった。

5句のうち、先生から選ばれたのはゼロ、仲間から選ばれたのも2句でそれも各1票ずつ。総得票2票は、今日の参加者の中で最下位、過去の私の成績の中でも最悪であった。俳句というのは本当に難しい。自分ではいいと思っても他の人の共感を呼ばなければ何にもならない。かといって万人が共感するような句はすでに詠まれていて新鮮味がない。

今日、仲間に選ばれたのは次の句。

  空きのなき コインロッカー 春コート (1票)
  壬生狂言 炮烙高く 積まれたる (1票)

誰からもえらばれなかったのは次の句。

  パソコンの 動作重たし 菜種梅雨
  春愁や ローランサンの 絵の女性
  妖精の パッチワークか 紫雲英(れんげ)の田



 ◎間延びして 時折眠し 壬生狂言  美代(先生ほか7票)
 ◎糠塗れ(ぬかまみれ)筍の今 茹であがる  嘉代子(先生ほか2票)
 ◎げんげ田の 人を癒して 土癒す(先生ほか1票)
 ◎刃を研ぎし 白き俎板 桜鯛(先生ほか1票)

今日、最高点を獲得した句は、上記のほか先生の次の句。

  晩春の 埠頭に巨船 投錨す 塩川雄三先生 (8票)

その他、今日の佳句は、

  尾をぴんと 張つて神事の 桜鯛  愛子
  紫雲英田に 風あり風の 中に坐す  昇一
  菜種梅雨 墨絵暈しの 信貴生駒  隆司

などであった。


080428tenmagu.jpg


サツキの上には葉ばかりになった梅の献木、その上にまたサツキの植え込み。
西山宗因は、江戸初期の大坂で活躍した俳人で芭蕉にも影響を与えた。句碑には「浪速津に昨夜の雨や花の春」とある。戎門は以前からある天満宮の6つある門の一つだが、謂れの札は投下十日戎の復活を機に今年掲げられたもの。







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Last updated  2008.04.29 12:35:11
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