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2012年11月09日
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カテゴリ: 仕事
ひどい挫折感と、二度とあの職場には足を向けたくないという気分で退職した私。
その時、ちょうど長男は小学一年生になった。
今までは自分のことで精いっぱいで、子どものことは正直に言えば二の次、三の次の状態。
それでも、保育園の先生たちにはずいぶん励まされ、支えられ、
何とか息子たちも元気に育っていた。
せっかく仕事を辞めたのだから、少しは良いお母さんになろうと思ったのだが、
仕事での挫折感は、どうにも私の心を重くしていた。
その上、悲しいことに私は家事一般が好きではない。
人並程度にやればできるのだが、それに喜びを感じることができない性質なのだ。

私は一生の間に何度この作業を繰り返すのだろうと思うと、
本当に嫌気がさして仕方がなかった。

暇な時間ができたので、専業主婦の友人・知人とおしゃべりしても、
話題は子供のことや夫の話。
そんなことを話していると、ついつい関わってきた子ども達のことが思い浮かぶ。
学齢になっても在宅でいる子、施設に入所した子、入退院を繰り返している子。
地元の小学校に入学することが親の夢だけど、
「子供の将来のためには、早く施設に入れた方が良いのか」なんて、
子どもへの愛情故の悩みに苦しんでいるお母さん達のこと。
元気な子を持つ親の一般的な話にどうしても乗れないことと、
自分の辛さのために、関わった子ども達から逃げたという思いに、


「私には、障害児と関わる仕事は無理だったのだ」と思い詰めて仕事を辞めた私なのに、
次の仕事がいくつか舞い込んできた。
対外的には、「センターができたし、子どもも小学校に入学するし…」なんて、
きれいごとの理由を言っていたこともあったのだろう。
隣町の、同じような職種の仕事への誘いがあった。


次は、子どもに関する相談員のお誘い。
(当時は、何の資格がなくても、相談員になれた)
これも、当然のようにお断り。

不思議な気分であった。
こんな私を、似たような仕事に声をかけてくれる人がいる。
断りはしたが、ありがたかった。
自分がやってきたことが、あながち否定されるものではなかったと実感することは、
自己嫌悪病にこれ以上の薬はない。
そうやって半年くらい過ぎたころに、
何と元の職場から「指導員産休のため、その期間手伝ってほしい」という話。
これには、参った。
私の後任として新規に採用された女性が、妊娠して産休に入るのだという。
私自身、子どもを出産する前後は、臨時に慣れない仕事を引き受けてもらったことがある。
だから、「二度と足を向けたくない」とは思っていても、
こればかりは断れなかった。
ということで、3~4か月くらいだっただろうか、
またまた元の職場に舞い戻ってしまうことになってしまった。

体制は変化してはいたが、やはりそこはあまり居心地がよくはなかったが、
久しぶりに再会した子供たちやお母さん達は、笑顔で私を迎えてくれた。
「どう思われているだろう。冷たくされたらどうしよう」と怯えていた私は、
みんなの笑顔に本当に救われた。
そしてその時、同じ肢体不自由担当の人が
(私が辞めた時点では二人体制だったが、三人体制になっていた)
「お母さんや子ども達の表情で、先生が良い指導をしていたんだなと思った」と言ってくれたことが、
私の自己嫌悪病へのさらなる薬となった。
それだけで私はすっかりその人が好きになり、(ゲンキンですね)
今でも、彼女との付き合いは続いている。

中途半端な時期ではあったが、次男はまたまた保育所、長男は学童保育でお世話になった。
自宅でのんびりする生活を味わった次男は、「保育園に行きたくない」を連発していた。
「もうちょっとだから、我慢してね」を繰り返していたことを思い出す。

その頃の思い出を、ブログのテーマには無関係だけど一つだけ書いておこう。
知的障害・情緒障害部門に、勉強のために大学からのスタッフになっていた人が、
手相占いを勉強しているということで、見てもらったことがある。
すると、私の手相は「これから努力が実る時期になる」と出ているという。
どこがそうなっていたのか覚えていないが、
みんなに「いいなあ」と羨ましがられた。
私は、占いは遊び半分でしか受け取らない性質なのだが、悪い気はしなかった。
しかし、「努力が報われるったって、見当もつかない」と思っていた。
もう、この世界での仕事をする気にはなれないし、
母として、妻としても、家庭での充足感を覚えられない私は、
「子どもを育て終えるまでは耐えなくてはならない」という気分でいたから。
だから、せっかくの彼の「吉占い」に対しても、またまた仮面の笑顔で、
「わー、嬉しいなあ。これからに期待しよう」なんて言ったはずだけど、
(やっぱり、占いなんて当たるも八卦当たらぬも八卦だよ)と思っていたはずだ。

産休補助の仕事が終了してからは、相変わらず鬱々とした気分を引きずりながら、
約一年は「主婦生活」を続けていた。
そうそう、この時期に、市の図書室(当時は図書館はなかった)に子供連れでよく通い、
「読書サークル」にも参加した。
その時の縁が、現在の図書館関係の活動につながっている。
その他にも、市民サークルの「手芸講座」なんてものにも参加したり、
子どもたちや夫のために、編み物なんてこともした。
しかしどれも、その後も続く趣味にはなっていないし、
今では私がそんなことをしていた時期があるなんて、家族のだれもが忘れていることだろう。
その頃購入した編み機も、押入れの邪魔ものになっている。





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最終更新日  2012年11月09日 10時51分55秒
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