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2020年03月20日
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カテゴリ: 絵本
「おばあちゃんとおじいちゃんの家にいくときは」






ひとりの女の子が、あかちゃんといっしょにおばあちゃんとおじいちゃんの家にむかいます。あかちゃんにとっては、はじめての旅行です。女の子は、あかちゃんに思い出をいっぱいお話します。冬、おじいちゃんといっしょに雪のおうちをつくったこと。春、雨ふりの間、おじいちゃんの手品を見たこと。夏、おばあちゃんといっしょにかくれんぼをしたこと。秋、おばあちゃんとかぼちゃをくりぬいこと。でも、おじいちゃんの家につくまで車にのっているのはとってもたいへんです。本やゲームをどっさりもって、お歌をいっぱい歌わなくちゃ。車にのってる時間は長いけれど、だいじょうぶ。おじいちゃんとおばあちゃんの家につくまでのどきどきわくわくは、とってもすてき。


祖父母の家に行くことをとても楽しみにできる子は、心も健やかに成長するのではないかと思っている。
幼い子がワクワクするということは、それまでの子どもながらの経験から、きっと楽しいことが待っているという確信と期待がある。
そしてきっと、待っている祖父母もまた、「孫が来たらどんな風に楽しませよう」と思っている。
孫が楽しそうな笑顔を見せてくれることが、祖父母にとっての何よりの幸せなのだから。

私の幼い頃は、母方の実家がおじいちゃんとおばあちゃんの家だった。
車なら20分もかからずにに行ける距離だが、私の幼い頃には自家用車はなかった。
はっきり覚えていないが、お盆とお正月、ひょっとするとお祭りの時などに、馬車などで行ったのではなかろうか。
昨年の朝ドラの「なつぞら」の時代である。
母は8人姉妹の末っ子だから、そんな時には沢山のおばさん達と配偶者であるおじさんたち、そしてもっと沢山の従兄姉(いとこ)やはと子たちが集まっていた。

しかし私たち姉妹は、同世代の子どもがいなかったため、三人で隅っこにいることが多かった。
少し年上の従姉妹が私たちの遊び相手になってくれもしたけれど、とにかく年に数回会うだけだし、大勢の中で楽しめるタイプではない私は、その時間はあまり楽しいものではなかった。
だから、残念ながら私には、ワクワクしながらおばあちゃんの家に行くという経験はない。
それでも、その当時はすでに80歳くらいになっていただろう祖母は、私たちにお菓子を持ってきてくれたり、お正月には「みんなに内緒だよ」と言って、こっそりとお年玉を手の中に握らせてくれたりした。
母の姉妹たちにとっては甥姪が多すぎたので、お互いにお年玉のやりとりはしておらず、祖父母からのお年玉も基本的にはなかったのだ。
それでも、可愛い末っ子(母のこと)の子である私たちが、祖母は可愛かったのだろう。
そんなちょっとした特別扱いが、私にはとても嬉しい思い出になっている。

さて、私が祖母になってからの思い出を書いておこう。
長男夫婦は、最初は自動車で1時間半くらいかかる町に住んでいた。
このブログにも(「家族」のカテゴリー)、その当時からの出来事を時々書いているが、
私達は何かにつけて孫に会いに行ったし、息子達もまた何かにつけて我が家にお泊りに来てくれた。

到着して玄関を開けると、子犬のように歓声を上げて飛び出してきて、ピョンピョンと跳ね回っていた姿が思い出される。
こちらに来るときも、車の中で「まだ着かないのー?」と何度も聞いていたとか。
だからきっと、孫たちにこの絵本を見せたなら、そんな話をしてくれるんじゃないかと思う。
そんな思い出を共有できる祖父母と孫は幸せだと思うし、願わくばどの子にもそのような思い出作りをしてあげてほしいと願っている。
自分が愛されていた実感のある思い出を持つ子は、きっと自分が愛される存在だと信じられるはずだ。


しかし、今はそのような体験が少ないまま成長する場合も多い。
だからこそ、私たちはできるだけ子どもたちに出会い、「あなたは可愛いよ。素敵だよ」と声をかけていくことが大切なのではないかと思っている。
公園や保育園の子ども達の声がうるさいとか、運動会の時期になると学校に「音や歓声がうるさい」と文句を言うなんて、大人とは言えないだろう。
特に高齢者がそんな文句を言うなんて聞くと、「貴方は長く生きてきてもガキのままですね」と腹が立つ。
いやいや、そんないい方したら子どもに失礼ですね。





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最終更新日  2020年03月20日 09時49分01秒
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