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2020年08月08日
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テーマ: 命(66)
Milkywayさんのブログ 「命は自分だけのものなのだろうか?」 を読み、
亡き祖母の言葉を思い出しました。
下記の文章は、所属するグループのために書いたものを少し手直ししたものです。

私の祖母は101歳で亡くなりました。
95歳頃から施設や病院での生活が続き、
最後の二年くらいは病院の療養型ベッドで寝たきりの状態でした。
でも、意識は最後まではっきりしていて、
記憶力は低下していたけれど認知症までにはなっていなかったように思います。

19世紀から21世紀まで生きたことになります。

その時代を生きたということは、楽な人生ではなかったと思いますし、
祖母の思い出話を聞いても本当に大変な時代を生き抜きました。
二人の息子を育てましたが、長男の父は92歳まで生きましたが、
父の弟である叔父は、終戦後に北大を卒業した直後に自死しています。
将来を期待していたであろう息子が亡くなり、祖父母の衝撃はいかばかりだったでしょう。
ショックで体も壊してしまった祖父を支えて生きた祖母はとても気丈な人でした。
叔父の死についても、
「あの子は自分で決めて逝ったのだから、私が嘆いては可哀そうだ」
と言ったことを聞いたことがあります。
しかし、それだけに母親としての悲しみや後悔を一切語ることはなく、それは潔いとは思ってました。


私の長男が大学を卒業するころ、一緒に祖母の生活する施設に行った時のことです。
まだ進路を決めかねていた長男に対してかけた言葉が忘れられません。

あんたの身体は、あんただけのものじゃないんだからね。
父さんや母さん、兄弟や叔父さん叔母さん、
あんたを可愛がってくれた人みんなのものなんだからね。
自分の身体や命が自分のものだと思ったら大間違いだよ」

その言葉の底には、自分で逝ってしまった愛する息子に言っておきたかったという思いがあるように感じたのです。

世の中には、本当に理不尽な環境に生まれ育っている人も多いと思います。
死んだ方がましだという気持ちになってしまう状況も起きるでしょう。

私自身も若い頃、自分が無価値のように思えて、
このまま生きても良いことがないように感じ、
できれば早くこの世からお別れしたいと思った時があります。
それは、当時はわかりませんでしたが、「うつ状態」だったからです。
「死」を願う時は、ほとんどがうつ状態かうつ病だからだと思います。
その時はまわりが見えなくなっていますから、
自分を大切に思ってくれる人の存在も思い出せないことがほとんどです。
だからこそ、健康な状態の時に
「自分の命は自分だけのものではないのだ」と
心に刷り込んでおくことが大切だと思います。

話は変わりますが、小山内美智子さんという脳性麻痺の女性が札幌にいらっしゃいます。
その方は、障がい者は施設で生きることを強要されることが当たり前だった時代、
障害を持っていても、自立生活をしたいと 「札幌いちご会」 を立ち上げた方です。



1953年生まれ。脳性マヒ。77年札幌いちご会を始める。自立生活の寄付金を集め、職員を雇い、ケア制度を作る。札幌オリンピック開催時、地下鉄にエレベーターがなく、仲間と共に用事もないのに地下鉄に乗り、腰を痛めた駅員たちも巻き込んだ。これが、私の代表する障がい者運動の始まりだった。


小山内さんはブログを書いていて、私は時々拝見しています。
三浦春馬さんの死についても、次のような記事を書いているので、
ぜひお読みいただきたいと紹介します。

三浦春馬くんは、きっと今頃天国でそろばんで頭をたたかれているだろう

この記事の中で、 「死にたいときに、大声でそう言える相手がそばにいればいい」 と書かれています。
そんなことを言える人がいないと思っている人は多いかもしれません。
大声でなくてもいいのです。
優しそうだと思える人に、呟くようにでいいから(でも相手には聞こえるように)
「最近死にたいと思う時がある」と言ってみましょう。
きっと「どうしたの? 何かあったの?」と聞き返してくれるでしょう。
少なくても、私ならそう言います。
もう少し丁寧に自分の気持ちを話したら、きっと何か返してくれるはずです。
「死」をタブーにせずに話すことで、今の生活に新しい視点が生まれるかもしれません。

私の命は、太古の昔からずっとつながってきた命です。
天変地異や疫病、戦争などをの危機を乗り越えて、先祖からつながってきた命です。
どれほどの数のご先祖様がいるのか、見当もつきません。
その末端に今の自分がいると思うと、それだけでありがたくなります。

つながれてきた命のバトンを、自分の一存で捨てないでください。
人間には寿命がありますから、必ずいつかはその時が来ます。
焦らずにその時まで与えられた命を生ききりたいと思っています。





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最終更新日  2020年08月08日 08時23分47秒
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