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2020年09月20日
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カテゴリ: 絵本
「ジオジオのかんむり」
岸田 衿子 作 / 中谷 千代子 絵





ジオジオはライオンの中でも一番強かった王さまで、立派なかんむりをかぶっています。でも、ひとりぼっちでした。そこへ、卵をすべて失った小鳥がやってきました。嘆く小鳥にジオジオは語りかけます。「たまごをうみたいなら、いいところがあるぞ」。それはなんとジオジオのかんむりの中。ここなら安心、たまごは無事かえり小鳥たちは元気にジオジオのまわりを飛び回ります。年老いたライオンと小鳥との心の交流を優しいタッチで描きます。

この絵本は、子ども達が幼い頃によく読んだ記憶がある。
その頃の私は、絵本を味わいながら子どもたちと楽しむというよりも、寝る前の日課として「早く寝てほしい」と思いながら読んでいたような気がする。
そのせいか、絵本を読んだ記憶はあるけれど、それに関する思い出もないし、その時に子どもたちがどのような反応をしていたのかも覚えていない。
今思えば、なんだかもったいない子育てをしていたと残念な気持ちになるが、あの頃は私も必死だったので仕方がない。
忙しい中でも、絵本やお話を日課にしていたということで、頑張っていたとわが身を慰めよう。

さて、今読み直してみたら、なかなか味わい深い絵本である。
若い頃は強くて動物たちに畏れられていたジオジオは、老いと共に動物たちを追いかけることもつまらなくなる。
(私も、若い頃には仕事をしたくてならなかったけれど、今はそんな気が起きないなあ)
のんびりした時間を過ごすようになると、周囲の小鳥たちの様子にも目が留まるようになり、彼らの手助けをしたいと思うようになる。


老いることは、かつて持っていた能力が衰えることではあるが、かつての経験やそれによる周囲の評価は続くものもあるので、それを生かして生きることが出来ると、この絵本は教えてくれるようだ。

年老いたものの役目は、子どもや孫の世代を応援したり手助けすることだと誰かが書いていたのを読んだことがある。
私も同じ思いだったので、自信を持って応援できることはしようと心がけている。
子どもが幼い頃は、親は手助けを我慢して見守る方が良いと思うが、子どもが成長して子育て期に入ったら、必要な助け船は出そうと思ってきた。
しかしそれも、子どもがSОSのサインを出した時にしようと、自分なりのブレーキはかけてきた。
だが現在は、手助けと言ってもたかが知れている。
手伝うつもりが足手まといになるかもしれないし、余計なお世話になるかもしれない。
そのあたりがなかなか難しいなと思っていたのだが、ジオジオのように自然体で若い人たちと協力関係が作れたら、どんなに幸せなことだろう。

さて、こんなことを感じてしまう私は、もしも幼い子に読み聞かせるとしたら、どんな感じになるんだろうか。





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最終更新日  2020年09月25日 08時28分51秒
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