この空のかなたに

 この空のかなたに

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Free Space

my favorite arts





December 8, 2007
XML
カテゴリ: 本・TV・WEB×わたし
気が付けば12月。まぁぼちぼちでんな、って感じで過ごしてます。

最初に浮かんだのがこの本↓について。



夏ごろに買ったのけど、何とも魅力的で折にふれて引っぱりだして読んでます。

ドラえもんの中から印象的なせりふをピックアップしたものなんだけど、
ぐらぐらした気分に補強材をそえてくれるようなことばがいっぱいで。
いいなぁ、と思うものをちょっと抜粋。

>いちばんいけないのは


>なにかしようと思ったら、
>そのことだけに夢中にならなくちゃだめだ。

>道をえらぶということは、かならずしも
>歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃないんだぞ。

>むりしないで、じぶんの力でできることをやっていこうよ。


本についてどんなことを書こうかなとお風呂で考えていたとき
ふとサザエさんのことが思い浮かんだ。

ドラえもんの世界もサザエさんの世界もどちらも好きだしいいと思うけど、
親近感を覚えるのはどっち?と聞かれると前者だったりする。
なんていうのか…サザエさんの描く日常は少々きれいすぎるかなぁ、と。

冷静に考えると、未来から猫型ロボットが来る、という設定そのものは

ジャイアンはへたっぴな歌をひとに聞かせて悦に入ったりして、
そういうのは困るんだよね、という人が普通に登場する。
ぐうたらな人もいれば、はた迷惑な人もいるドラえもんの世界は、
今いる場所の延長線上にあるような真実味を感じさせるのだと思う。

そして、ぐうたらだったり、はた迷惑だったりする人達に

それでもあきらめちゃいかん、とドラえもんや他の登場人物たちの姿を借りて
藤子不二雄さんはわたしたちに語りかける。
そのことばは手厳しくもやわらかであたたかだ。

自分なんか駄目だという思いこみを、物事を投げやりにする言い訳にしてないだろうか。
易きに流れていい加減なばかりに過ごしてないかな。
いま可能な限りを尽くしているかしら。

そんな疑念がわいてゆれるとき開きたい本だと思う。
少し立ち読みしてそのままレジに持ってっちゃったけど、これは本当いいお買物でした。

ちょっと長くなるけど、最後に藤子・F・不二雄さんの語録から抜粋。

>クルクル回っている床屋の看板があるでしょ。僕はばくぜんとだけども、
>あんな看板みたいに漫画を描いていこうかな、と考えているんです。
>あれって、間断なく回り続けているでしょ。上へ上へと上昇している。
>でもよく見ると、実際は全然進歩していないのね。
>あれは人間の姿だと思うの。子どものころには夢をもっていてどんどん上昇していくけど、
>そのうちに限界というものを知らされて平凡になっていく。
>それでもたまに素晴らしい小説や映画に出会って、自分もこういう生き方をしなくちゃ、
>とか思う。でもその気持ちだって3日もすれば終わっちゃう。
>しまいには、その「上昇の夢」さえ忘れてしまう。そうじゃなくて、
>挫折しても明るく夢を見続ける「自分を見捨てない人」に共感してほしい。

自分を見捨てない人。うん、私もそうありたいと思う。

絵本なんかもそうだけど、ドラえもんも子供のためだけのものにしとくのはもったいない。
と、思う方は結構いらっしゃるみたい↓。
大人のためのドラえもん特集2  やふーで見かけてブックマークしてました。

お時間がゆるすようでしたら、本もウェブもぜひご一読を。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 8, 2007 06:21:10 PM
[本・TV・WEB×わたし] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: