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July 11, 2008
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一年前の11日はワンの命日だった。


今際のときを思い出すと、胸がしめつけられる感じがするのは変わらないけど、
共に過ごした楽しい時間をおだやかに思うこともできるようになった。

公園を走って遊んだこと、とか、
うぉぉぉーんと言いながら出迎えてくれたこと、とか、
いたずら盛りのちび犬のときのこと、とか、
具合が思わしくなくなってから夜中に様子を見に行ったときのこと、などなど…。

どんな人でも生き物でも、あの世に行ってしまうと、

それはそれ以上のことではないんじゃないのかなぁ、と思う。

変わるのは、手を伸ばしやすい記憶か否か、くらいで、
いっしょの時間自体は損なわれることはない。


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今の気分はたぶん、こんな感じ。


 「湖のふもとでまだ猫と暮らしている」 (矢野顕子さん『Love Is Here』より)

 近くに見えてる山には
 あたたかな愛が住んでる
 教えられたとおりつくる
 魚のくんせいができる

 かわらぬ思い かわらない愛


 湖に映る山から 木の葉の手紙が一枚
 まだ見ぬむこうの山へと
 旅するあなたの知らせ

 かわらぬ思い かわらない愛
 風の中に犬のにおい


 この時を越えてゆきなさいと
 この愛を越えてゆきなさいと
 この愛を

 遠くに見えてる山から 舞いおりてくる季節たち
 一人で生きていけるように
 私を愛してください

 かわらぬ思い かわらない愛
 抱きしめて 夜はもう明ける
 なつかしい声で

 この時を越えてゆきなさいと
 この愛を越えてゆきなさいと
 この愛を


月イチか隔月ペースで、ワンは夢の中に登場する。
夢にだれかが登場するのは見る当人の思い入れの強さに因るらしいんだけど、
単純に出てきてくれるとうれしかったりする。
でも、もしかして、あの世を旅する犬からの知らせ?、なんて思ってみたりして。

楽しい気持、うれしい気持、ほかの思いもみんな手のひらにぺたんと合わせて、
お花をそえて、おやつも供えて、静かに冥福を祈りました。

あの世の仕事がひまだったら、また会いに来てね、と願いつつ。





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Last updated  July 14, 2008 01:24:44 AM
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