名無し人の観察日記

名無し人の観察日記

2023.07.02
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話し合いで物事を決めるのは民主主義社会の基本ですが、 どうしても話し合いで合意できない事があった場合 どうなるか。その時は仕方がないので 賛同する人数が多い方の意見が採択されます 。もちろん賛同する人数が多い方の意見が正しいとは限りません。間違っている可能性はそこそこあるでしょう。ですが 全員一致を求めて何事も決められないよりはずっとマシ なので、最終的に多数決で決めると言う事が容認されています。
限界おリベ様はこの辺を理解していないので、自分の意見に全員が賛成する (と言えば聞こえはいいが、結局は自分に他人が全員服従する事) を求めており、それが実現しないと非民主的だと言い出し、 議論中の話題で発生している弊害も無いものとして無視 し始めます。

国民の合意なき改憲論議

と言う事で元ネタは東京新聞のようです。テーマは緊急事態条項制定などの改憲に関して。

>一部国会議員による邪な意図に基づいた改憲論議

自分にとって都合が悪い、あるいは自分と異なる意見を「邪」と言い切るからこの人はダメ人間 なんですよね。相手を邪悪化してしまったら、そこにはいかなる議論も発生しません。 相手を滅ぼすか自分が滅ぼされるかの闘争があるだけ です。二言目には話し合い話し合いと言うくせに、 一行目から話し合いを完全否定する辺りがさすがの限界おリベ様クオリティ です。

では本文を見ていきます。

>では、自民党や日本維新の会といった改憲勢力が血眼になって国会発議を目指す緊急事態条項の新設はどうか。

なんでまた「血眼になって」とか こういう余計な一言を入れますかね
「血眼になる」は「かっとなって冷静さを失いながら物事を行うこと」と言う意味です。 自分と意見の異なる相手は冷静さを欠いておりマトモではない、という決めつけ ですね。佐原さんの相手の邪悪化と同じで、 対話できる相手ではないとする事で話し合いを拒否し、自分の意見の推し通しをはかるクソテクニック です。


>総選挙の先送りや国会議員任期の延長を認めることに幅広い合意があるとは思えない。

こういう 「自分と同じ意見の存在だけを認め、そうでない相手は邪悪化もしくは発狂していると見做す事でノーカンとする」を当たり前のようにやる人たちが「合意があるとは思えない」とか言っても説得力が虚無 です。自分たちと同じ意見の存在だけを認めるこの人たちにとっては、そうでない意見に対する合意は常にゼロになるからです。


>自民党などは「緊急事態時の国会の機能維持のため」を大義名分に掲げる。だが、そもそも衆院解散後に国会の権能を代行する制度として、憲法が定める参院の緊急集会についての検討を進める前に任期延長を打ち出しており、改憲ありきの印象は拭えない。



国会議員の任期延長を可能とする憲法改正に反対し、大規災害に備えるための公職選挙法の改正を求める意見書

>任期延長による問題点
(中略)
>仮に、国政選挙の時期に南海トラフ地震や首都直下地震が発生し、適正な選挙の実施が困難な状況が発生した場合、南海トラフ地震や首都直下地震の復旧復興政策という、今後の日本の未来を決定付けるといっても過言ではない重大な判断を、4年ないし6年以上前に選挙で選出された国会議員に委ねるというものである。

参議院は解散が無く定期的に半数改選する仕組みなので、選挙翌日に災害や有事が発生し参院の緊急集会で国会を代行する事になった場合、選出から3年以上経っている議員が半数を占めます。3 年ではよく4~6年では駄目と言う根拠や理由は何なのでしょうか?
前回参院選から一年以上経っていれば4年ないし6年以上前に選挙で選出された国会議員が半数を占める議会に判断を委ねることになりますが、それには耐えられるのでしょうか?
というか限界おリベ様の頭の中では 国会議員は選出された時点で時間が凍結され、任期中は当選当時の基準でのみ物事を判断する謎の生き物と言う事になっている のでしょうか? こういうわけのわからない理由で反対するのは、 結局反対ありきでそれに使えそうな理屈を探してるから


>早稲田大大学院の長谷部恭男教授は「選挙の実施が部分的とはいえ可能である以上、緊急の事態においても困難が解消され次第、可及的速やかに順次、選挙を実施することが(憲法の)基本権の観念からも要請されている」と指摘。

改憲派も 「緊急事態中は選挙をせずに任期延長するけど、それが解消されれば選挙をしたり、緊急事態中の政令を国会審議にかける」と言う事は言っている のですが、長谷川含め限界おリベ様は 「改憲派は緊急事態を無限に延長する事で独裁をはかるに違いない」という根拠もなければ人の話を聞く気もない思い込みだけで反対 してるのですよね。これで民主主義者でございとうそぶくとか ヘソで炭素爆燃型超新星爆発が起きます。


>国会の憲法論議が、衆参とも審査会の開催すらままならなかった安倍政権下

安倍政権が憲法論議をやらなかったかのような印象操作を図っていますが、 審査会の開催に反対していたのは限界おべ様の推し政党です。 具体的には立民ですけど。 立民とその支持者は「立憲」と言う言葉を百億回読み直すべきだと思います。


>最近の中心テーマとなっている緊急事態条項を見ても、なぜ改憲が必要なのかという肝心な部分が曖昧

と言う願望でしたとさ。
まぁ上にも同じようなこと書いてますが、この人たちは「必要になってから議論すればいい」と言う態度なんですよね。 一般的にはそれを泥縄と言いますが。

では泥縄ですらないお馬鹿さんの反応です。

>この記事は冒頭で岸田首相の発言を引用しているが、首相が言うまでもなく「憲法改正」は国民が主体となって行なうもので、国会議員が行なうものではない。

と言っても まず最初に国会での発議が必要なわけで、それを「国会議員が行うものではないから発議すら許さない」と言う理屈で封じ込めようとする このお馬鹿さんの主張は、結局 憲法なんざ関係ねぇ俺がルールだという独裁志向 なんですよね。


>「憲法のせいで国民生活にこのような支障を来している」などと言う事例は、戦後の憲法施行から今日まで、只の一度もありはしない。

このお馬鹿さんが良い人ぶりたいがために味方してる夫婦別姓主義者や同性婚を求める性的マイノリティの主張を阻んでいるのは現行憲法 です。
まさに「憲法のせいで国民生活にこのような支障を来している」例だと思いますが、 今は「護憲だけが良い人ぶる条件」なので、こういう少数派の主張は見なかった事になる のでしょう。実に度し難い愚か者です。


>中には財界がカネの力で毎日のように「憲法改正」のテレビコマーシャルを流せば、それに騙されて「改憲賛成」を言い出す国民が出てくるのもあり得る話で、国民が判断を誤ることのないように、新聞は日頃から「憲法の常識」を広く世間に周知してほしいと思います。

こういう 「金持ちは卑怯な事をするに違いない」という思い込み や、それに 賛同すれば「騙された愚か者」として扱うという態度 も、結局「自分の意見だけが正しくそうでない意見は邪悪か発狂した意見だから無視する」という 傲慢と言う言葉ですら表現しきれない思い上がりの現れ なんですよね。こういう意見を良く恥ずかしげもなく主張できるものだと思いますが、 そもそも恥と言う概念がないから仕方ないのでした。





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Last updated  2023.07.02 15:12:46コメント(0) | コメントを書く


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