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2005.01.14
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カテゴリ: 映画・邦画
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【この映画について】
この作品は19歳11ヶ月で芥川賞を受賞した、綿矢りさが17歳の時に発表した同名作品の映画化である。
主演は、いまやCMや歌でも大活躍中のトップ・アイドル上戸彩が主演で17歳の高校生野沢朝子を演じる。ませた小学生で10歳の青木かずよしを演じるのは神木隆之介。他には朝子の片思いの相手には中村七之助、朝子の母・毬恵には田中好子、朝子の高校の英語教師役には菊川怜、かずよしの母・かより役には小島聖などの個性的な俳優等が出演している。
【ストーリー(ネタバレなし)】
この映画には果して明確なストーリーがあるのだろうかと考えてしまった。でもあるな~。
朝子は毎日学校に惰性で通っている自分が嫌になってきている。母子家庭の朝子は、母とのコミュニケーションも少なくてそれが不満に感じている。そしていつも通り学校に通った朝子だが、英語の時間中にボーとしていて教師に注意されてその場で早退して周囲を唖然とさせた。
帰宅してからは、自室の家具や雑貨類など全ての家財道具を住んでいるマンションのゴミ置き場に出す。だがそんな朝子の行為にも、母は部屋に入ってこないから全く気が付かない。捨てたゴミの中には、朝子が祖父から頂いたPCもあったが故障していると思っていたからだ。そして偶然に通りかかった小学生のかずよしが、そのPCをもらうと言って持ち帰った。
かずよしは起用にそのPCにアプリケーションをインストールして、PCを使えるようにしてしまった。そんなかずよしの家庭も、かずよしと父の後妻との間の関係は上手くいっていない。かずよしは学校をサボって家に戻っている朝子と再会する。歳こそ離れてはいるが、2人とも満たされない心の寂しさを持っている。かずよしが朝子を家に招待して、蘇ったPCを見せた。そのPCはかずよしの部屋の押入れにひっそりとあった。両親には内緒でPCを操作している彼は、携帯で知り合った女性に依頼されて日中の不在の間にチャットルームで替わりに相手になっていた。
彼は朝子に学校をサボっているなら、彼に替わってチャットの相手をしてくれと頼まれる。最初はPCの操作も苦手な朝子は躊躇していたが、結局は引き受ける。
当初はコツがつかめなかった彼女だが、徐々に慣れてくるに従いのめりこんでいく。10:00から14:00の間にかずよしから合鍵をもらい、こっそり青木家に忍び込む。チャットはHな会話がメインのサイトだが、2人とも性経験はないがバーチャルな世界に何時の間にか浸ってしまう。
こんな生活が3週間ほど続いたある日、朝子が相手の男に偽者であると見破られて、挙句の果てにうっかり送られてきたURLをクリックしてしまい、ウイルスに感染してあえなく終わりを告げた。やがて、かずよしの母に不振がられてある日会社を早退した母に見付かる。

この後2人の生活はどうなるのだろうか?それは映画館か今後発売されるであろうDVDでどうぞ。
【鑑賞後の感想】
この映画を観終えた直後の感想は、何だか映画を観た感じがしなかった。それは何だかTVドラマの延長線上のような感じがした。それは私の感性的なものであり、それを文字で表現するのは難しい。
主演の上戸彩は、この掴み所の無い17歳の高校生役を自然に演じていた。この制作当時は18歳になったばかりで、彼女の中で演じる上でやりやすかったのかな?
ストーリーとしては、如何にも現在の風潮を反映した内容だった。原作を読んでいないので比較できないが、小学生と女子高校生が持つ満たされない心の空白は共通している。それを埋めるのが、PCであるのがまさに今の時代を反映している。
別のテーマとしてこの映画は、少しずつ性への興味を持ち始めた、ませた男子小学生と処女の女子高校生の微妙な関係も描かれている。この映画のクライマックスである場面に、押入れの中での朝子がかずよしに声を掛けるシーンがある。それはここでは言えないが、このシーンなんかはまさにそうであるといえる。
最近観た邦画のなかで、不思議な感覚に陥った映画であった。





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Last updated  2005.08.27 12:37:53
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