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12月16日、株式会社デンソーワイズテック(可児市)、岐阜県と美濃加茂市の間で「デンソーワイズテックの森」における森林づくり協定の締結式が開催されました。岐阜県では、県民協働による森林づくりの一環として、「企業との協働による森林づくり(企業の森)」が推進されています。県内の企業との協働による森林づくりにおいて29例目、市内においては「楽天の森」、「豊田合成樹守の里」に続く3例目の実施となります。締結式には、同社の澤田明彦取締役社長、岐阜県高井峰好林政部長らが出席し、協定書に署名を行いました。デンソーワイズテックの森では今後、除間伐や歩道整備などを進め、森林・環境教育の場として活用する予定です。森林づくり協定の概要(1)所在地:美濃加茂市山之上町小井戸地内(私有林)(2)協定面積:約2.6ヘクタール(3)森の名称:「デンソーワイズテックの森」(4)協定期間:令和4年12月16日~令和9年3月31日(5)主な活動:里山整備、歩道開設、森林環境教育等
2022年12月21日
美濃加茂市立山之上小学校の6年生30人が、令和2年1月30日(木)に丸七ヒダ川ウッド(七宗町中麻生)を訪問し、アベマキ学校机の天板づくりの工程について見学し、実際の作業の手伝いをしました。この「アベマキ学校机プロジェクト」は、薪の需要が減り、使われることがほとんどなくなったアベマキを活用しようと2014年から始まりました。山之上小学校では5年生時に学校裏の里山でアベマキの伐倒を見学し、6年生時に心を込めて製作した学校机を新1年生に贈呈しており、現在は1~4年生がアベマキ学校机を使用しています。この日は来年度入学する新1年生9人に贈呈するための机の天板がどのように製作されているのかを見学しました。まずは丸七ヒダ川ウッドの神戸専務より、アベマキの特徴や天板づくりの作業工程について説明してもらいました。昨年伐倒を見学したアベマキがどのような過程を経て学校机になるのかを生徒たちは真剣に聞いていました。工場では木材のカットやモルダー、プレスなどの工程を見学し、仕上げとしてサンダーという機械で天板を磨く作業を体験しました。生徒たちはサンダーをかける前とかけた後の天板を触り比べて、その違いに驚いていました。全ての工程を見学した後、感想交流の場では「地域の木からこんなにちゃんとした製品ができることに驚いた。」「大変な思いをしてアベマキの天板が作られているということが分かったので、新1年生には大事に使ってほしい。」など、様々な感想が出ていました。6年生の生徒たちは、3月中旬に天板の取り付け作業を行います。新1年生の子たちがアベマキ学校机を使って勉強している姿を見るのが今からとても楽しみです。
2020年02月13日
美濃加茂市山之上町にある、みのかも健康の森で1月19日、今年度5回目の森のようちえんを開催しました。この日は1月にしてはとても温かく、絶好の森のようちえん日和となりました!今回は朝の会を終えると森の家横のデッキで木笛を作成しました。穴を空けた木に息を吹き込むための小さな竹の筒を取り付けて、最後に紐を通したら完成です!木の種類、竹を取り付ける位置、紐の色・・・みんなそれぞれ違った自分だけの木笛ができました!さて今回は、年長さん年中さんそろって健康の森の頂上、よろこびの砦へ向けて出発です!頂上へは777段の階段を使わず、ゴツゴツした岩がたくさんある作業道を通って向かいました。なかなか険しい道もありましたが、こどもたちは元気いっぱいで、木の枝や松ぼっくりを拾いながら歩いていました。みんなで応援しあいながら頂上までたどり着くと、そこには最高の景色が広がっていました!綺麗な景色を見ながら食べるおにぎりはいつもよりも美味しく感じました。初めて見た健康の森の頂上の景色はどうだったかな?砦の上から景色を見たことも、たくさん歩いて疲れたことも、宝物を見つけたことも覚えていてくれていると嬉しいな!今年度最後の森のようちえんは3月に開催します。1年間の森のようちえんを通して、成長したみんなの姿を見るのをとても楽しみにしています!
2020年02月06日
美濃加茂市山之上町にあるみのかも健康の森と楽天の森で11月24日、今年度第4回目の「森のようちえん」を開催しました。今回は第2回目の森のようちえんにも参加してくださった、中部学院大学短期大学部幼児教育学科の杉山ゼミの生徒さん方と、地域活性化スクールの若者未来創造部の方々がスタッフとして参加してくれました。今回はいつもと違って、杉山ゼミのお兄さん、お姉さんが朝の会を担当してくれ、みんなに竹の筒をプレゼントしてくれました。お兄さん、お姉さんからこの中にいろんなものを入れて、コルクで蓋をして振ると楽器になるんだよーと教えてもらいました。朝の会が終わると、年長さん、年中さんに分かれて探検に出発です!今回は楽器の中身を探しながらの探検です。落ちていた花や木の実を拾って入れたり、大きい石が入らないか試してみたり・・・「これを入れたらどんな音が鳴るかな?」と目をキラキラさせていました。探検を終えて、みんなでおにぎりを食べた後は、自分たちで作った楽器で演奏会を行いました!杉山ゼミのお兄さん、お姉さんが用意してくれた衣装に着替え、3グループに分かれて「山の音楽家」の演奏をしてくれました。お父さんやお母さんの見守る中、みんな恥ずかしそうにしながらも一生懸命音を鳴らしていました。その後、全員そろって「パプリカ」を披露してくれました。保育園でパプリカダンスを覚えた子も多く、とても楽しそうに伴奏に合わせて、歌ったり踊ったりしていました。今回の森のようちえんはいつもとちょっと変わった活動をしましたが、こどもたちが自然の中の「音」に耳を傾けるいい機会になったと思います。今年度の森のようちえんは残り2回です。いろいろな経験をしてさらに成長したみんなに会えるのを楽しみにしています!
2019年12月17日
美濃加茂市山之上町にあるみのかも健康の森と楽天の森で9月23日、今年度第3回目の「森のようちえん」を開催しました。今回は前日まで雨予報のうえ、風も強くなると言われていて、もしかしたら開催できないかな~と不安に思っていましたが、当日になってみると雨が降っていませんでした!みんなの日ごろの行いが良いおかげだね!受付を終え、みんなで輪になって朝の会の始まりです。1回目の時は緊張して上手く話せなかった子も、3回目となると笑顔で自己紹介ができるようになりました。今回は年中さんも年長さんも一緒に探検をしました!健康の森を出て楽天の森へ向かう途中、こどもたちは色とりどりの花を摘んだり、木の実を拾ったり、虫を捕まえたりして、宝物袋の中に入れていきます。捕まえた虫を先生に見せに来てくれたり、摘んだ花で冠を作ったりする姿にとても癒されました。楽天の森周辺を歩き回った後、健康の森のあじさいの池に行きました。こどもたちは第1回目の森のようちえんの時にこのイカダで遊んだことを覚えていて、また乗るのを楽しみにしていたようです。みんなで協力しながら綱を引っ張って、何回も行ったり来たりして遊んでいました。お昼ご飯を食べた後は、健康の森の「めだかの学校」という場所に行きました。「めだかの学校」には、かつてめだかがたくさん住んでいたのですが、あまり管理がされていなかったので、つい最近まで池に泥が堆積し、雑草が生い茂り、全くめだかの住めない場所となっていたのです。そこで市役所の有志で「めだかの学校復活プロジェクト」を立ち上げ、めだかの学校を整備してきました。今回の森のようちえんでは、そのプロジェクトを通してきれいに整備された「めだかの学校」に、めだかを放流するという貴重な体験をさせてもらえることになりました。先生からめだかについて学んだあと、色とりどりのめだか約1000匹をみんなで一斉に放流しました!こどもたちは、自分の放流しためだかがどこに行ったかを見つけようと、池をじーっと見つめていました。その後、すいすい泳ぐめだかを見て羨ましくなったのか、こどもたちは浅い池に入って遊んでいました!森の家での読み聞かせが終わった後、こどもたちはお迎えにきたお父さんやお母さんにめだかを見せてあげようと、家族で「めだかの学校」に行っていました。自分の放しためだかは見つけられたかな?今年度の森のようちえんは残り3回です!元気なみんなに会えるのを私たちも楽しみに待っています!
2019年10月04日
9月19日(木)、セブン工業株式会社さん(市内牧野)から製品化した木製ブロック寄贈していただきました。 同社は、集成材等を利用した住宅部材の製造販売および付帯事業を中心に行う会社で、今回寄贈いただいたブロックは、同社で通常使用している構造材の材料(住宅の梁材 断面サイズ105mmX210mm)を使用して、一般的なコンクリートブロックとほぼ同じ寸法で加工・製品化されたものです。 寄贈式では、セブン工業株式会社の田中太郎代表取締役社長から伊藤誠一市長に対して、市の取り組みである「里山千年構想」のロゴマークと、美濃加茂市のロゴマークがそれぞれ刻印された木製ブロック2個が手渡されました。 田中社長は、「私たちの木材加工技術が少しでもこのまちの力になれたら嬉しい。自治体との連携を通じて、私たちが何をしている会社なのかを皆さんに知っていただければ幸い」とコメント。伊藤市長は「これからのインバウンド需要などを見越して、美濃加茂の木が持つ可能性や、新しい形を一緒に創造していきたい」と話していました。 今後は、同社と連携し今回のブロックの3分の1ほどのサイズのものを制作し、みのかも健康の森や、東図書館、総合福祉会館などの木育広場に順次配置していく予定です。▲左)セブン工業株式会社 田中代表取締役社長 右)美濃加茂市長▲minokamoのロゴが印字された木製ブロックと小型木製ブロックの例
2019年09月26日
美濃加茂市と加茂郡の8市町村は共同で、豊かな自然を未来へ引き継ぐための計画書「生物多様性地域戦略」を作っています。 その冊子に、あなたが撮影した写真を掲載しませんか。 テーマ 「未来に残したい景色」 美濃加茂市と加茂郡の風景やお祭りなどの写真 応募先 撮影した場所の市町村担当課 受付〆切 令和元年9月30日(月)
2019年09月11日
▲ディナーの「温しゃぶの定食 1,600円」 名古屋市千種区星が丘元町の星が丘テラスにある「TT‴ a Little Knowledge Store(トド アリトル ナレッジ ストア)」で、美濃加茂市が掲げる「里山千年構想」のPRブースを設け、当市の食材を使用したメニューが登場しました。 このメニューは、お店のスタッフが美濃加茂市を訪問し、市内の農業者との交流を通して集められた米や野菜、果樹などを使って考案されたものです。 昼のランチや夜のディナーの時間では、当市と同じ可茂地区の白川町産あんしん豚の温しゃぶに美濃加茂市産のアスパラガスやナス、ピーマンなどを使った料理が添えられ、ごはんやみそ汁の「みそ」も美濃加茂産の定食が、味わうことができます。 ▲和梨のかき氷 900円 また、美濃加茂産のナシをシロップに加工し、角切りしたナシの果肉をまぶし、さっぱりとした味に仕立てた「和梨のかき氷」も登場しています。 ▲「里山千年構想」を紹介したPRブース 一方、店内には、当市が推進している「里山千年構想」にちなみ、アベマキで作られた学校机や食器、パンフレット、パネルなどを展示し、事業の紹介をしています。 「美濃加茂産」のメニューや里山千年構想の紹介は、9月1日(日)までです。 ぜひ、ご来店ください。 ▲お店のご紹介 TT‴ a Little Knowledge Store 〒464-0802 名古屋市千種区星が丘元町16-50 星が丘テラス EAST 3F電話 052-753-5147
2019年08月27日
美濃加茂市山之上町にある、みのかも健康の森と楽天の森で7月7日、今年度2回目の「森のようちえん」を開催しました!今回は中部学院大学短期大学部の幼児教育学科、杉山ゼミの生徒さんたちがスタッフとして参加してくれました。杉山ゼミの皆さんは今年度「木育」をテーマに学習を進めており、その一環としてこの「森のようちえん」に参加してくれました。受付を済ませ、朝の会を終えると、杉山ゼミの生徒さんたちが10種類以上の木で作られた楽器で演奏会をしてくれました。たくさんの種類の音を、子どもたちは手拍子をしながら聞いていました。演奏会のあと、年中さん年長さんみんなで森の探検に出発です!「森の神様、お邪魔します!」みんなで森の神様に挨拶をしてから森に入っていきます。前回の「森のようちえん」で楽天の森に入った年長さんたちは、早くも森の中で楽しい場所を見つけていました。木に登って遊んだり、森の中に空洞を見つけて秘密基地にしたり。目を輝かせながら自然との触れ合いを楽しんでいました。年中さんたちは森に入る前にトンボやバッタを探したり、四葉のクローバーを探したり、きれいな花を見つけたりしていました。森に入ってからお昼ご飯を食べて、みんな森の中で楽しいことを見つけて遊んでいました。虫取りやかくれんぼ、秘密基地づくりや、横向きに生えた木を使った綱渡り・・・などなど。ある子は、落ちているボタンを見つけて「森の神様の落としたボタンだよ!」と教えてくれました。本当に子どもの発想力は無限大だなと改めて思いました。楽天の森でたくさん遊んだ後、健康の森の水のカーテンでクールダウンをしてから、森の家で絵本の読み聞かせをしました。この日は七夕ということもあり、みんなで短冊にお願い事を書いて、笹の葉につるしました。みんなのお願い事が叶いますように!今年度の森のようちえんは残り4回です!次回も元気いっぱいのみんなに会えるのを楽しみにしています!
2019年07月16日
現在、美濃加茂市では企業と連携した里山整備を実施しています。6月22日(土)には、豊田合成株式会社が美濃加茂市山之上町にある「豊田合成 樹守の里」にて森林整備活動を行ってくれました!豊田合成株式会社は今年で創立70周年を迎え、その記念事業の一つとして美濃加茂市で里山整備を行っていただいています。この里山づくりツアーには、幹部職員の方と環境部の社員総勢30名が参加し、下草刈りを行っていました。参加された方はノコギリを使い、集中して若竹や雑木を刈り取っていました。1時間半ほどの活動を終えた後、キレイに整備された里山を見た皆さんの顔はとても晴れやかで達成感に満ち溢れていました。今回は豊田合成株式会社の環境部の方を対象に行いましたが、次回からは全従業員とその家族の方を対象に下草刈りと木工工作を行います!豊田合成のみなさま、お疲れさまでした。また、これからもよろしくお願いします。
2019年07月05日
6月23日(日)にみのかも健康の森園内にて、第20回あじさいまつりが開催されました!今年も数多くの方に参加していただきました。当日は絶好の撮影会日和で、園内に6000株ほど植えられているあじさいもちょうど見ごろを迎えていました!撮影会のモデルとして、あじさい看護福祉専門学校の学生さん3名に来ていただきました。3名のモデルの方に「あじさいの池」から「水のカーテン」まで移動してもらいながら、色とりどりのあじさいをバックに撮影を行いました。あじさいまつり写真コンクールの応募は、モデル撮影会で撮った写真だけでなく6月23日から7月6日に撮影された、「みのかも健康の森のあじさいや森の風景、園内で遊ぶ子供や家族連れ」がテーマの写真で、コンテスト等で受賞歴のない作品であればOKです!写真の応募は7月14日(日)まで受け付けています。詳しくはみのかも健康の森か美濃加茂市役所農林課までお問合せください。たくさんのご応募お待ちしております!
2019年06月27日
美濃加茂市山之上町にある「楽天の森」と「みのかも健康の森」で5月26日(日)に令和元年度最初の通年型森のようちえんを開園しました。今年度の森のようちえんにも多数のご応募をいただきましたが、参加者の抽選を行い、年長さん年中さん1クラスずつでの開園となりました。令和になってはじめての通年型森のようちえんが始まりました!年長さんも年中さんもまずは健康の森に集合です。朝の会では、初めて会うお友達や同じ保育園のお友達もいる中、みんな緊張しながら自己紹介をしました。自己紹介が終わったら、クラスごとに健康の森と楽天の森探検に出発です!年中さんは、健康の森の管理棟から虹のトンネルを抜けて、園内の池に行きました。そこでアメンボやカエルを見つけたり、ヘビイチゴをたくさん集めたりして遊びました。「ここに変な虫いるー!」「きれいな花見つけた!」最初は緊張してなかなか話せなかったお友達も、いろんな発見をして大はしゃぎ。中にはトンボを2匹素手でキャッチした子もいました!お昼におにぎりを食べた後は、あじさいの池に行きました。近寄ってくるコイを観察したり、大きな声で鳴くウシガエルを見たり、イカダに乗って遊んだりしていました。最後に全員でイカダに乗って協力して向こう岸まで行きました。いい思い出になるといいな。年長さんは楽天の森探検に行きました!森の中を元気に走り回ったり、木に登って遊んだり、自然の中で自由に遊んでいました。木の枝をしならせ、鉄棒のようにして仲良く遊びました。たくさん遊んだ後は健康の森に戻って、水のカーテンでクールダウン。この日は非常に暑かったので、みんな気持ちよさそうに水のカーテンをくぐっていました。今年度の森のようちえんはあと5回開催します。またみんなでたくさん遊ぼうね!
2019年05月29日
美濃加茂市と加茂郡の8市町村は、共同でこの地域の自然環境調査を行い、その結果を書籍「守りたい加茂の豊かな自然」にまとめました。 この地域に関わりのある人たちによって作成された、地元目線で愛情たっぷりの一冊で、この地域の自然環境や生きものたちが、とても豊かで、また貴重であることがわかります。 豊かな自然を未来の世代へ引き継いでいくための基礎資料としてご利用ください。市ホームページにPDF版を掲載しています。また、みのかも文化の森では、1冊2,500円税込で販売しています。市ホームページはこちらhttp://www.city.minokamo.gifu.jp/shimin/contents.cfm?base_id=10633&mi_id=0&g1_id=2&g2_id=11&enq=3#guide
2019年05月09日
本日、さくらの森ライトアップ!はじまりました!!!ライトアップされた満開の桜が水面に映る風景はとっても幻想的です。みなさま是非「ライトアップされた桜」と「鏡桜」を見に来てください!3月28日(木)から3月31日(日)まで実施しています。みなさまのお越しをお待ちしています!!日 時 3月28日(木)から3月31日(日)19:00~21:00(雨天中止)場 所 東山森林公園さくらの森「碧の池」付近(下米田町則光491-1)駐車場 さくらの森第2駐車場その他 園内は暗いので懐中電灯をご持参ください。 路上駐車、道路横断は禁止です。 園内は禁煙です。 ▼下米田まちづくり協議会のみなさんが制作した「竹あかり」もみなさんを待っています!!
2019年03月28日
美濃加茂市にある山之上小学校で7月12日(木)、山之上小学校のみなさんと「竹あかりアート」制作を実施しました。 美濃加茂市には竹林が広がり鳥獣の住処となっている場所が多くあり、農地はイノシシ被害に悩まされています。そんな課題を解決するために、地域住民と共に竹林の整備を実施しておりますが、なかなか整備や維持管理が進んでいないのが現状です。 その中で、竹の新たな活用として、山之上まちづくり協議会では、竹林の整備や維持管理を進めていきながら、昨年度から竹を「厄介者」から「竹あかり」に生まれ変わらせる「竹あかりアート」を実施しています。 昨年度から始まった「竹あかりアート」、今年度も山之上小学校で実施しました。まずは付近の竹の伐採作業です。この作業は山之上まちづくり協議会だけでなく、小学校児童の保護者や先生も協力してくれました。蒸し暑い中、みんなで汗を流しながら児童の人数分の竹を一節ごとにノコギリで作成しました。みなさん、ありがとうございました。 その竹を使って小学校で山之上小学校児童一人一人が思いを込めて「竹あかり」を制作しました。作業の講師は山之上まちづくり協議会の方々がやってくれました。 そして、みんなで制作した「竹あかり」は、7月29日(日)に開催した山之上納涼夏まつりの会場に飾り、訪れる人たちを出迎えました。「厄介者」だった竹が夏まつりを彩る「竹あかり」に!毎年の恒例行事にしたいですね。 また今年度は「ぎふ清流里山公園」の夜間開放に合わせて8月10日から15日まで飾る予定ですので、幻想的な「竹あかり」をご都合が良ければ見に行ってください。 そして、竹を伐採した場所は見通しが良くなりました。小学校の先生と相談して2学期にこの場所で、普段教室で実施している「授業」をしてみたいと計画しています。教室とは違う森の中で授業をすることが、こども達に良い刺激になるといいなと思っています。地域の人たちや保護者たちがこども達のために整備した場所で、こども達が学ぶこと、「地域が地域のこども達を育てる」こと、里山はいろいろな可能性が広がる場所ですね。
2018年07月31日
美濃加茂市山之上町にある里山で7月12日(木)、山之上小学校6年生のみなさんと「森の授業」を実施しました。 これは「アベマキ学校机プロジェクト」を実施している山之上小学校の児童を対象に森林の働きを学ぶことに併せて地域にある森林を身近に感じてもらうために実施しています。 当日はとても天気がよく、近くの里山に歩いて向かいましたが日差しがとても強く暑い日でした。里山に到着すると木陰の涼しさがとても心地よく感じます。「通学路にもこうやって木陰がたくさんあればいいのに」と言っているこども達がいました。昔からこうやって大きな木の下で涼をとっていたのでしょうね。本当に涼しくて気持ち良かったです。木陰で樹木の「蒸散」の仕組みを学んだ後に「里山の保水力(緑のダム)」の実験をしました。学校の校庭の砂と里山の土でどちらに保水力があるのでしょうか。里山の土を使った実験です。もちろん保水力があるのは里山の土なのですが、こども達は「結果は分かっていたけど、こんなに違うとは思わなかった」と驚いていました。そして里山の土の「ろ過機能」も実際に目で見て知ることができました。 次に森林の土壌がどうやって作り出されるのか、実際に土を掘って調べました。落ち葉が里山に住む生き物たち、土の中の生き物たちのつながりで里山の土壌としてつくられていくことを学びました。学校の授業で学んだことを実際の里山で実験することで、こども達の記憶にしっかりと残ると思います。最後にみんなでアベマキの苗木の植樹です。どこに植樹をしたらいいのかグループごとに考え植樹をしました。「ここは木が全然ないから、ここでアベマキが大きくなると日陰が出来るからいいな」「このアベマキが大きくなったら、どんぐりを取りに来ようかな」と話していました。みんなで植えたアベマキ、元気に育つといいね。 植樹したアベマキが大きくなる頃には美濃加茂市内に整備された里山がもっと広がっているように、今後も整備や維持管理を行っていきたいと思います。
2018年07月17日
美濃加茂市山之上町にある「ぎふ清流里山公園未供用地」で5月27日(日)に平成30年度の第1回目の「森のようちえん」を開催しました。 今回の森のようちえんの募集には年中、年長いずれも定員10名のところ30名の応募があり、抽選の結果、計40名の方々にお断りをしなくてはいけなかった程、多数の申し込みをしていただきました。「美濃加茂市の森のようちえん」が浸透してきたのだと思う反面、お断りした方々にもなんとか森のようちえんを体験していただきたいと考えておりますので、冬場にイベント型の森のようちえんを計画しようと思っています。またご案内しますので待っていていただけたら幸いです。 さて、第1回目の「森のようちえん」、初めて顔を合わせるお友達にドキドキしていた「初めて参加のこども達」、年中さんから繰り上がった「ベテラン組のこども達」、合計30名で森のようちえんが始まりました。 3組に分かれて「朝の会」からはじまりました。まぁるく輪になって自己紹介です。大きな声で名前が言える子、小さな声で名前を言う子、それぞれ自己紹介を頑張りました。 そして「森の神様お邪魔しまーす!」と森の神様に挨拶をして探検をはじめます!! 早速、足元に大きなヘビイチゴを発見!!一人が摘みはじめたら、みんなでヘビイチゴの収穫です。なかなか前に進みそうもありません(笑) この日は5月とは思えないほど暑い日となり、みんな汗びっしょりになって収穫をしていました。収穫に満足するとまた探検に向かいました。 今度は急な坂を上った先に大きな桑の木がありました。ちょうど桑の実のおいしい時期です。またみんなで収穫をしました。でも今度は食べるとおいしい桑の実です。初めて見る子ばかりでしたが、大人たちがおいしそうに食べるのを見て、恐る恐る口に入れていました。 「おいしい!」と何個も食べる子もいました。たくさん食べさせてあげたかったけど「次の組のお友達に残してあげようね」素直にガマンしてくれました。 昔も、こうやって山の恵みである山菜や果樹を「次に来る人のために」と必要な分だけ収穫していました。こども達にもこうやって体験を通して伝えていけたらと考えています。 たくさん収穫をした後は、木登りや葉っぱ集め、山の中で鬼ごっご、いろんな遊びが始まりました。こども達の発想は無限大です。これからも森の中でこども達の発想力を最大限に発揮して遊んでもらいたいと思います。今年度はあと5回開催します。みんなたくさん遊ぼうね!
2018年06月07日
山之上にある果樹園地帯で、梨の花が満開になっています。 美濃加茂市山之上地区は、県下で最大のナシの生産地です。 今年は昨年に比べ2週間ほど早く開花しました。暖かい日が続いたおかげで一気に開花し、美しい白い梨の花が絨毯を敷き詰めたように一面に咲き誇っています。 梨農家さんが夏から始まる出荷に向けて、受粉作業を開始しました。 白く可憐な花は訪れる方の心を和ませてくれます。 皆さんも一度梨の花見に足を運ばれてはいかがですか?
2018年04月06日
美濃加茂市山之上町田畑地区で3月3日(土)、「田畑地区里山復活プロジェクト」として、田畑地区のみなさんと里山整備講座受講生で植樹を行いました! 植樹した場所は、もともとその辺りに多くあったコナラやアベマキが竹林の勢いに負けてしまい、竹だけが広がり鳥獣の住処となっていました。 そこで、昨年度の里山整備講座の中で、地元の田畑地区のみなさんと里山整備講座の受講生で、竹林を伐採しました。 みなさんの力で竹林を伐採したおかげで、とても明るい里山になりました。 しかし、竹がなくなってもそこには昔あったコナラやアベマキはありません。 そして竹林は伐採してもそのまま放置しておけば元の竹林に戻ってしまいます。また、竹林を伐採したため草が繁茂し、毎年下刈りが必要となります。 そのため、将来、下刈りの負担が少しでも少なくなるように、そして昔の里山風景に復活させるために、今年度の里山整備講座では、夏ごろに竹林を伐採した場所の下刈りを行い、今回の講座でコナラとアベマキの植樹を行いました。 併せて、この場所が地域の方の憩いの場所になるよう、カスミザクラとヤマザクラも植樹しました。 参加者は、植樹の前に岐阜県立森林文化アカデミーの教授から、樹種ごとの保全方法を学んだ後、今後の管理も考えながら植樹の場所を決めていきました。 参加者の中には、おじいちゃんとお孫さんで参加した方、親子で参加した方々もいました。 「大きくなってこのサクラを見るときに『このサクラは子供の頃におじいちゃんと植えたサクラなんだよ』と話してくれよ」と言いながら、おじいちゃんとお孫さんがヤマザクラを植樹している風景はとても印象的でした。 きっと、昔はこうやっておじいちゃんやお父さんが「子や孫のために」と植樹をしていたのだろうと感じる一場面でした。 こうして、3時間以上の斜面での植樹作業は無事に終了しました。 参加者のみなさんは重労働の疲れとは別にとてもやり遂げた顔をしていました。 田畑地区のみなさま、そして里山整備講座の受講生のみなさま、本当にお疲れ様でした。 将来、きっとこの里山はサクラや広葉樹が広がる素敵な里山になっているでしょうね。
2018年03月05日
美濃加茂市山之上町にある「みのかも健康の森」で2月17日(土)から18日(日)にかけて以下の日程で「夜のグランピング」を開催します。 「みのかも健康の森」の新たな利用を提案するために、今回初の試みで夜間開放して「夜のグランピング」を実施します。 テントや食事はこちらで用意しますので、参加者のみなさまは温かい格好でお越しいただければ大丈夫です!食事後は「星空観察会」も実施します。天気が良ければ美濃加茂市のきれいな星空を見ることが出来ると思います。翌日には園内にある高木山山頂までのプチトレッキングもあります! ご家族、お友達同士で『夜の健康の森でグランピング』をしませんか!! ☆★夜の健康の森でグランピング!!★☆ 日 時 平成30年2月17日(土)14:00 から 18日(日)10:00 まで 場 所 みのかも健康の森 美濃加茂市山之上町7559番地 0574-29-1108 対 象 小学生以上 (高校生以下は保護者同伴での参加をお願いします) 定 員 20人 参加料 お一人1,620円(夕・朝食付き) 申込み 2月13日(火)までに、メール(nousei@city.minokamo.lg.jp) またはFAX(0574-27-3863)で必要事項を送ってください。 <必要事項> 参加者氏名、年齢、住所、連絡先 ※申込み多数の場合は抽選となります。 問合せ 美濃加茂市産業振興部農林課 0574-25-2111(内線331)
2018年02月08日
美濃加茂市蜂屋町にある東海環状自動車道美濃加茂サービスエリアで9月3日(日)、加茂農林高校森林科学科の3年生7人が「ご当地!絶品うまいもん甲子園」の全国大会を目指し、8月に開催された東海北陸大会で準優勝した「いのちあ・バーガー」と敗者復活戦PRチラシを配布しました。 この「いのちあ・バーガー」は、生徒達が「農作物の鳥獣被害対策」と「耕作放棄地対策」を研究課題として考え、イノシシの肉とチアシードを使用して製作したものです。 当日は、生徒達が朝早くから学校で製作した「いのちあ・バーガー」を持参し、手作りのチラシと共に配布しました。看板を見て並んでくれた方々に、自分達がなぜこういった取り組みを始めたのかを話しながら笑顔で全20個の無料配布を行いました。 全国大会は、9月4日から10日の間、インターネット投票による敗者復活戦で1位になると出場できます。 美濃加茂市は、イノシシの農作物被害が岐阜県下でも特に多い地域であり、それに伴い耕作放棄地も増加しつつあります。鳥獣被害対策として捕獲したイノシシの肉は市場に出回ることが少なく、ジビエ活用も進んでいないのが現状です。その課題が少しでも解決できるようにと生徒達が考えてくれた「いのちあ・バーガー」、是非とも全国大会に出場してもらいたいものです。こうした生徒達の取り組みにご賛同いただける方は是非投票をお願いします。 ここから「加茂農林高校・環境班」投票をお願いします!投票期間:平成29年9月4日(月)12:00から平成29年9月10日(日)までhttp://umaimonkoshien.com/
2017年09月04日
美濃加茂市山之上町にある里山で6月23日(金)、山之上小学校6年生のみなさんと「森の授業」を開催しました。 これは、「アベマキ学校机プロジェクト」を行っている山之上小学校の児童を対象に、ふるさとの里山の良さを知ることで地域の里山を将来にかけて守っていこうとする心を育てるとともに、地域の里山を守ることに多くの人々が携わっていることを学んでもらうことを目的に、アベマキ学校机製作も含め、年間を通して「森の授業」を実施しているものです。 当日は、山之上小学校から歩いて里山まで向かいました。こども達が歩いていける距離に、こういった学べる里山があるのは、地域の方々のご協力によって整備ができた里山が増えてきているということですね。 現場に到着です!数日前まで雨模様の天気予報でありましたが、「森の授業」当日はとても天気がよく、里山までの道中はとても暑かったのですが、里山の中に入るととても涼しく感じました。どうして涼しく感じられるのか、自分達の体で体験しながら樹木の「蒸散」の話を聞いたり実験をしたり、日向・日陰の樹木や植物の成長の違いなどを、自分達の目や肌で感じ取りながら学んだ後、アベマキの苗木の植樹も行いました。 この苗木が大きくなる頃には彼らは立派な大人になっています。このアベマキが山之上小学校の学校机になっているでしょうね。そして自分のこども達とこの里山に、どんぐりを拾ったり散策をするなど、当たり前のように里山を訪れてほしいと願っています。
2017年06月30日
美濃加茂市山之上町にある里山で5月28日(日)、平成29年度最初の通年型「森のようちえん」を開催しました。 昨年度の森のようちえんで年中さんを1年間過ごした希望者のこども達は『進級』して年長さんになりました。そして、新たに『入園』する年中さん、年長さんと共に3クラスの通年型「森のようちえん」になりました。 さて、今年度第1回目の「森のようちえん」のはじまりです! 初めて会うお友達や、同じ保育園のお友達、それぞれ緊張しながらも朝の会をはじめました。 朝の会で自己紹介をした後、まずは『入園記念』としてクラスごとに「しいたけの菌うち」をしました。今回は切り株や、おもしろい形をした木にしいたけの菌をうちました。初めて会うお友達と力を併せて穴を探してたくさんのしいたけの菌をうちました。 「しいたけの苗を植えたよー」「しいたけの赤ちゃんを入れたよ」と、嬉しそうに私たちに教えてくれました。「しいたけの菌」もこども達それぞれで表現の仕方が違うのですね。本当にこども達の可能性は無限大です。 年長さん達が『卒園』する時に、しいたけが少しでも顔を出してくれるといいなぁ。 それでは森の探検のスタートです!大きな声で森の神様にあいさつをして、第1歩を踏み出しました。『進級』クラスは去年からのお目当ての場所へまっしぐらに進んでいきました。 『入園』クラスの第1歩は、たくさん広がっていた目の前の「ヘビイチゴ」で足が止まり、早速「収穫」をしています。「ここはヘビイチゴの畑だね」また名言が飛び出しました。 ヘビイチゴの「収穫」がようやく終了し歩き始めました。次は「カラスノエンドウ」が登場です!今度は「カラスノエンドウ」の収穫が始まりました。今日は頂上まで行けないかな。 ようやく終了した「収穫祭」、頂上を目指して再出発です。アベマキの木が広がる森の中で、木につかまったり切り株に登ったり、枝で作った釣り竿で「魚釣り」をしたりしていました。 草や小枝がたくさん釣れました。大漁だったね。 最後に頂上までたどり着くことができました。5月にしてはとても暑かった「森のようちえん」、頂上から見た眺めはどうだったかな。 今年度の「森のようちえん」はあと5回!たくさん思い出を作ろうね。
2017年06月05日
GW初日となる4月29日(土)に、美濃加茂市内の竹林整備後の里山で平成28年度里山整備講座の受講生と地域のみなさまと一緒にタケノコ掘りと広葉樹の植樹を行いました。 この里山は、有害鳥獣対策として美濃加茂市が岐阜県の森林環境税を活用しイノシシの住処となっていた竹林を全て伐採した場所です。今回は、その竹林だった場所の維持管理として「タケノコ掘り」を行いました。タケノコ堀りも竹林整備の1つになるのです。 急斜面に少しだけ頭を出しているタケノコを見つけると、参加者のみなさんは踏ん張りながら掘っていきます。上手に掘れる人、先だけ折れてしまう人、地域の人たちが見るに見かねて掘り方を教えている場面も見られました。地域では当たり前のタケノコ掘りも体験していない人たちにとってはとても新鮮な体験であり、夢中になって斜面を登っている姿を見て地域の方々は「こうやってみんなで一緒にタケノコを掘るのは楽しい」と言っていました。新たな発見になったのかもしれません。 こうして楽しく「タケノコ堀り」と題した「竹林整備」は終了しました。 参加者のみなさま!帰ってから、おいしくタケノコをいただけたでしょうか。本当にお疲れ様でした! その後、参加者みんなで竹林整備した一部の箇所に広葉樹「コナラ」の苗を植樹しました。もともとこの竹林があった場所は広葉樹や畑が広がる里山でした。その広葉樹を薪やシイタケの原木として活用していました。しかし里山にあった樹木や畑が使われなくなったことで、竹林が広がりイノシシの住処となっていました。 そのため、広葉樹を植樹して昔のような里山に戻って欲しいという願いをこめて70本の「コナラ」の苗を植えました。急な斜面でしたが、参加したこども達も一生懸命「森づくり」のお手伝いをしてくれました。 彼らが大人になった時に、この里山に広葉樹が広がる風景が見られるように、今後も里山の整備、維持管理を続けていきたいと思いました。 今年度も「里山整備講座」を開講します。美濃加茂市の里山が少しでも維持管理できるよう、里山整備隊は今年度も発動します!!
2017年05月01日
山之上にある果樹園地帯で、梨の花が満開になっています。 美濃加茂市山之上地区は、県下で最大のナシの生産地です。 今年は例年に比べ1週間ほど遅い開花になりましたが、その分一気に開花し、美しい白い梨の花が絨毯を敷き詰めたように一面に咲き誇っています。 梨農家さんが夏から始まる出荷に向けて、受粉作業を開始しました。 白く可憐な花は訪れる方の心を和ませるとともに、天気のいい日には遠くに御嶽山を眺めることができるスポットもあります。 皆さんも一度梨の花見に足を運ばれてはいかがですか?
2017年04月21日
みのかも健康の森の園内、高木山と山之上富士にはヒカゲツツジの群生地があります。 そのヒカゲツツジが見ごろを迎えました。 山之上富士にはヤマザクラも自生しており、二つの花のコントラストを楽しむことができます。 山之上のヒカゲツツジの群落は、市の指定天然記念物にも指定されています。
2017年04月13日
山之上小学校の体育館西にある小高い丘の上で山ノ上のサクラが咲き誇っています。 樹齢400年以上のヤマザクラで、長年の風雪で一部の枝は折れてしまいましたが、今でもこの時季に咲き、子どもたちを、そして地域の住民を温かく見守ってくれています。 山ノ上のサクラは、岐阜県指定天然記念物に昭和49年に指定されています。〈おまけ〉(写真左)南坂の蜂屋川沿いの桜並木 (写真右)中之番の賑済寺の桜
2017年04月10日
美濃加茂市山之上町にある山之上小学校で2月16日(木)、熊本県から「竹あかり」活動を日本中に推進している㈱ちかけんプロダクツの三城さんを講師にお招きし、4年生児童を対象とした「竹あかりアートWS」を開催しました。 これは、美濃加茂市が掲げる「里山千年構想」の柱である「里山資源活用」の一環で、里山の整備で発生する伐採木の活用を考え、伐採木の1つである竹の活用の一例として今回「竹あかりアート」を行いました。 竹は山之上町地内から伐採した孟宗竹を使いました。とても太くて重い竹です。この竹は可茂森林組合が里山の整備で伐採し、今回の「竹あかりアートWS」のために山之上小学校まで運んでくださいました。可茂森林組合のみなさん、本当にありがとうございました。 さて、WSは4年生のみなさんの手作りのプログラムで始まりました。とても素敵なプログラムで、講師の三城さんもとても喜んでくれました。4年生のみなさん、ありがとうございます。 「竹あかりアート」では、竹にドリルで穴をあけることから始まります。講師からドリルの使い方をしっかり学んで、グループごとに型紙にあわせたドリルで穴あけを始めました。最初は恐々ドリルを扱っていましたが、みんな慎重に手際よく作業をしてくれました。 午前中の作業で、9本の大きな作品、そして1人ずつオリジナルの模様を作った作品が出来上がりました。みなさん、お疲れ様でした!! そして、出来上がった作品で、翌日2月17日(金)に山之上町にある「みのかも健康の森」を初めて夜間開放し、管理棟前でロウソクの点灯式を行いました。 作品を作ってくれた4年生のみなさんとご家族、そして地域のみなさん、50人以上が「みのかも健康の森」に集まってくれました。 夜の「みのかも健康の森」は真っ暗で、ロウソクが灯った「竹あかり」はとても幻想的に揺らめいていました。4年生のみなさんの作品は、とても素敵な「竹あかり」になりました。 今後、この「竹あかり」をまちおこしに使って行けたらいいなと思います。 「自分達のまちを地域の竹を使って照らす」ことが出来たらとても素晴らしいですね。 里山の整備で「厄介者」となっている竹が「竹あかり」となって地域のまちを照らしていける作品に生まれ変われるよう、今後も「竹あかりアート」を推進していきたいと思います。 可茂森林組合、山之上小学校4年生のみなさん、そして地域のみなさんのおかげで「竹あかりアートWS」は無事に開催することができました。ありがとうございました。
2017年02月20日
美濃加茂市山之上町にある「平成記念公園 北部未利用地」で2月12日(日)、イベント型「森のようちえん」を行いました! 今回の「森のようちえん」はイベント型です。初めて年少さんを招待してみました。みんな里山の中を楽しんでくれるかな。 前日まで雪が降っていましたが、当日はとてもいい天気に恵まれました。みんなで雪遊びが出来るね。 参加者の中には、昨年、年中さんで参加してくれた子が年長さんで参加してくれた子もいました。大きくなった姿を見て、また里山で会えたことがとても嬉しく思いました。今日もまたいっぱい遊ぼうね! そして、年少さんが初参加です!!年少さんを見ると、年中さんや年長さんがとても頼もしく見えます。大きなリュックを背負っている年少さんにも里山を楽しんでもらおう!! 朝の会がはじまり、みんな大きな声で自己紹介。そして山の神様にあいさつをして、さぁ里山に出発です!! 日陰には前日までの雪が残っています。手が冷たいよーと言いながら、かわいい雪だるまを作りました。かわいい雪だるまを並べてみたり、雪の中を走り回っている子もいました。 雪が少ない美濃加茂市では、こうやって雪で遊ぶことも少なくなったので、今日はとてもいい体験ができました。 その後は里山を探検です!!初めてこの里山に来る子が多い中で、以前参加したことのある子が道案内をしながら先頭を歩いていきます。「大人より先に行っちゃいけない」というお約束をしっかり守りながら歩く姿はとても頼もしかったです。 道なき道を降りていくときは、どうやったら一番降りやすいのかを考えながら降りていきます。大人が教えるのではなく、こども達なりに自分で考え最良だと思われる場所を選んで降りていきます。 たまにすっぽり草の中に入ってしまう子もいます。その時には、こども達同士で助け合って降りていく姿も見えました。こうやってこども達は成長していくんですね。 草すべりや宝物さがし、木登り、斜面登りと、体中使ってたくさん遊んだね。 洋服も泥だらけでした。お母さん、お洗濯ありがとうございました!! 年少さんも一生懸命歩きました。年長さん、年中さん達と同じぐらいの距離を歩きました。みんな頼もしい!! 最後は森の図書館を開いて、絵本の読み聞かせを行いました。 みんな一生懸命聞いていました。帰りにたくさん本は借りれたかな。 今回は今年度初めてのイベント型「森のようちえん」を行いました。そして年少さんにも里山体験をしてもらいました。来年度も「森のようちえん」を開催し、たくさんのこども達に里山の中で思い切り遊ぶことを体験してもらいたいと思っています。 そして、今年度最後の通年型「森のようちえん」は3月12日に開催します。年長さんは卒園です。里山の中でしか出来ないことを思い切り体験してもらいたいと思っています。
2017年02月20日
美濃加茂市山之上町にある「楽天の森」と「みのかも健康の森」で1月29日(日)、第5回目の通年型「森のようちえん」を行いました! 当日は、1月下旬とは思えないほど暖かく、とってもいい天気に恵まれました。 前回は雨が降りそうで半日しか遊べなかったから、今日はたくさん遊ぼうね!! みのかも健康の森での朝の会の終了後、年長さんと年中さんに別れて、となりの山にある「楽天の森」までお散歩に出かけました。 年中さんは松ぼっくりがたくさん落ちているところに行きました。みんな早速宝物入れの中にたくさん入れていきます。私たち大人には同じような松ぼっくりに見えるのですが「これはイチゴみたいな形だ」「まんまるいお団子みたいだ」と喜んで友達と見せあっこしながら宝物入れにしまっていました。 宝物入れとは、みんな家から持ってきたポリ袋や紙袋のことです。みんなこの宝物入れをいっぱいにして、お父さんやお母さんに見せているのです。 ひとしきり松ぼっくりを拾った後、「楽天の森」へ再出発です! 年長さんは氷がはっているあじさいの池に向かいました。長い棒を使ったりして氷を割り、その氷を取ろうとしています。落ちないでよーとハラハラ見ていましたが上手に氷が手に入りました。 「お父さんのお土産にするー」と宝物入れに入れている子もいました。無事にお父さんに届くかなぁ。 とってもきれいな形に取れた氷は、こども達にとっては宝物なんですね。 別々のルートから向かった「楽天の森」に到着です! いつものとおり森の神様にあいさつをして、こども達は初めて来た「楽天の森」の探検にでかけました。 今回は、通年型「森のようちえん」では初めて同じフィールドで遊びました。 年長さんが年中さんの子の手をひっぱってあげたり、丸太の綱渡りの手助けをしてあげたりしていました。中には大きな木をみんなで協力して頂上まで運んでいました。急な階段を大きな木を持って登っていきます。大人の手を借りず、こども達だけで運びました。頂上まで運びきった達成感!こども達はこうやって成長していくんですね。 さて、健康の森に帰る時間になりました。健康の森に帰ったら「里山整備講座」でおじさん達が作った「ロケットストーブ」でマシュマロを焼きます。 さぁみんな!マシュマロを焼くための棒を探してきてね!さて、どんな棒を見つけてきたのかな。 マシュマロが刺さるかなと心配になるぐらいとっても大きな棒を持ってる子、そして長いものや短いもの、細いものを嬉しそうにみんな持ってきました。 それでは、健康の森へ出発です! 健康の森では「里山整備講座」の受講生の方が竹のプランターとロケットストーブを作って、こども達の帰りを待っていました。 こども達の到着後、手作りの竹プランターにお花を植えました。そのプランターは健康の森に飾ります。 そして楽しみにしていたマシュマロ焼きの始まりです! 自分達で焼いたマシュマロは格別です!おいしかったね!! 今度は3月に開催です。通年型「森のようちえん」も次回が最後になります。年長さんは「卒園」です。いっぱい思い出を作ろうね、いっぱい山の宝物をみつけようね!! 私達も楽しみに待っています
2017年02月02日
美濃加茂市山之上町にある「みのかも健康の森」で、1月29日(日)に今年度最後となる「里山整備講座」を開催しました。 今までの講座で竹や広葉樹などの伐採や整備方法を学んできました。今回の講座では伐採したあとの里山資源の活用方法を学びます。 本日のメニューは「ロケットストーブ制作」「竹ベンチ・竹プランター制作」「シイタケの菌うち体験」を行います。また、今回制作したストーブとプランターを使って、同日に開催している「森のようちえん」のこども達とのふれあいも計画しました。盛りだくさんのメニューです。 この日は天気にも恵まれ暖かい日でした。しかし、集合時間の頃はとても冷え込んでいましたので、まずはロケットストーブを制作して早く火をつけよう!と受講者の方々は2人ペアとなって制作を開始しました! 一斗缶を切ったり煙突を取り付けたり、あけた穴から煙突が出なかったりと、慣れない作業ではありましたが力を合わせて作業を進めていきました。作業に慣れてくると、皆さん手際よくストーブを完成させ、6個のロケットストーブが完成しました。 早速、薪の木切れや枝などを燃やし自分達の作品で暖をとることができました。 そして次は竹のベンチとプランターの制作です。 竹に丸く穴をあけること、その穴に竹を差し込むこと、プランター用に竹をきること、皆さん器用に作りあげていきます。そして、素敵な作品ができました。 美濃加茂市内の里山を荒廃させている原因となっている竹も、こうやって使うと素敵な作品に生まれ変わるのですね。 最後はアベマキの原木に、シイタケの菌をうちました。堅いアベマキの木に菌をうつ穴をあける作業に悪戦苦闘しながら皆さん黙々と作業をしました。皆さん、お疲れ様でした! 作業終了後、ロケットストーブと竹プランターを使って「森のようちえん」のこども達とのふれあいタイムです。こども達と一緒にプランターに花を植えて健康の森に飾り、ロケットストーブを使ってこども達はマシュマロを焼きました。自分達が作った作品でこども達がとても大喜びしている姿を見られるのは、とても嬉しいですね。「マシュマロどうぞ」とこども達からもらっていた方もいました。おいしかったですか? 大人たちはシイタケを焼きました。これは昨年度に菌うちしたシイタケの原木から収穫してきたものです。里山の恵みは格別のおいしさでした。 今年度の「里山整備講座」はこれで終了となります。 皆さま、参加していただきありがとうございました。 来年度も講座は開催します。整備のノウハウや知識の学びだけでなく、地域の方々との里山整備も計画し、地域課題の解決のきっかけを作っていきたいと考えています。 是非、また来年度も参加をお願いします!そして、このブログを見て興味を持っていただいた方も、参加をお待ちしています!
2017年02月02日
美濃加茂市山之上町にある「平成記念公園 北部未利用地」で11月27日(日)、第4回目の通年型「森のようちえん」を行いました! 当日は、前日からの雨、当日の天気予報は雨で開催が心配されましたが、みんなの行いが良かったおかげで始まる1時間前に雨がやみました。天気予報を見ても午前中は雨雲がありません。午後からたくさん降る予報になっていました。 よし!午前中にいっぱい遊ぼう!!2時間だけ思いっきり遊ぼうね!! 「森のようちえん」も4回目にもなると、毎回見るお友達の顔、先生の顔です。みんな受付が終わると仲のいいお友達と早速遊んだり、大好きな先生の周りで「早く遊ぼう!」と元気です! 朝の会の後、年中組さんは森の神様にあいさつをして探検にでかけました。 探検の途中にある子が青い実を見つけました。それはとても綺麗な青い実で、みんな青い実探しに夢中になりました。探検を始めてから1分後の出来事です。「森のようちえん」ではこども達のペースで動いています。「今日は2時間しかないのになー」といった大人の思いは通用しないのです。 青い実はこども達には宝物です。赤い実も集めてこども達の宝物入れには綺麗な実が集まりました。 さて、探検の続きです。今度はどんぐりがたくさんある小道に向かいました。小さなどんぐり、細長いどんぐり、まんまるいどんぐり、いっぱい集めました。たくさんお土産ができたね。 年長組さんは里山内のお散歩の後に、少し広い場所で秘密基地を作りました。大きめの木に、みんなで運んできた木を1本ずつ立てていきました。とっても素敵な秘密基地ができました。 出来上がった秘密基地を誇らしげに見せてくれた姿は、とても頼もしく見えました。木に巻きついているツタを使ってリースを作り始めた子もいます。そこにいろんな色の実を付け1つ1つ違ったリースを作っていました。木登りをしていた子もいます。遊びの種類の多さはさすが年長組さんです!! 最後は、探検してきた年中組さんも合流して、年長組さんが作っていたリースを教えてもらったり、アベマキの森をみんなで走ったり、こども達は少ない時間を全力で遊びました。 いつもなら、みんなでおにぎりを食べる時間に切り上げて帰りました。 「もっと遊びたいよー」「雨でも遊ぼうよー」と言いながらしぶしぶ帰る後姿を見ていると、この4回の「森のようちえん」で成長したなぁと感じました。第1回目に少し風が吹くだけで「寒いよー」って言っていた子たちが「雨なんてへっちゃらだい」と言っているんです。 あと残り2回ある「森のようちえん」を経験すると、もっと成長する姿が見られるのかな。 とても楽しみです。 今度は1月に開催です。今度は晴れてるといいね。その時はいっぱい遊ぼうね。今日よりもっと宝物がいっぱい見つけようね!私達も楽しみに待っています!!
2016年12月02日
みのかも文化の森で、11月22日(火)に、山之上まちづくり協議会のみなさまと「アベマキ地域材プロジェクト」の第1弾としてアベマキからお椀を制作するワークショップを行いました。 このワークショップは、将来的に「地域の木を地域の人たちが地域のこども達の食器をつくる」ことができるといいなと考えて計画したものです。 でも、木から食器を作ることは一般的に「とても難しい」と思われがちです。 確かに簡単には作れませんが不可能ではありません! そのために、何回かワークショップを開催し「自分達でも食器が作れるんだ」と感じてもらえる人を1人でも増やしていこうと考えています。 当日は岐阜県立森林文化アカデミーから先生をお呼びして、アベマキ椀を作りました。1人ずつ旋盤機に向かい、まずは先生のお手本を見ました。木目に注意して削ること、回転方向に合わせ刃物をねかせながら削ること、上手に削るとらせん状の木屑ができることなどを学びました。 さて、これから本番です!先生に手ほどきを受けながら、削り始めました。最初は恐々と刃物を木に当てていましたが、どんどん形になってくると参加者のみなさんは真剣な顔つきになって制作していました。休憩をしましょう!と言っても集中して制作する姿は「職人さん」でした。 そして3時間半後、最初は木の固まりだったものが、お椀の形になり、磨きをかけたら、世界でたった1つのマイアベマキ椀の完成です! 同じ木から作り上げた作品は1人1人違う形になりました。これも手作りの面白さですね。 5人の「職人さん」が作ったアベマキ椀は、その日の食卓に上がったでしょうか。今度お会いしたときにでも、今までの食器と手触りや味の違いを教えてもらおうと思っています。 今後もこのようなワークショップを開催予定です。アベマキ椀が制作できる「職人さん」が1人でも増えてほしいと思っています! そして、いつか「地域の木を地域の人たちが地域のこども達の食器をつくる」そんな「地域の職人さん」がたくさんいる美濃加茂市にしていきたいと考えています。
2016年11月25日
美濃加茂市山之上町田畑地区で、11月19日(土)に、田畑自治会のみなさまと田畑公民館近くの竹林の整備を行いました。 当日は冷たい雨の降る中の作業になりましたが、15名のみなさまと一緒に竹の伐採から玉切り、破砕を行いました。 この地域の竹は孟宗竹が多くあり竹の伐採は大変でしたが、作業にあたったみなさまは協力しながら1本1本倒していき、適当な長さに玉切りをして破砕機に運んでいきました。 破砕機で破砕した竹チップは、竹林に続く歩道にまき、ふかふかとした遊歩道になりました。竹チップをまくと、抑草効果もあると言われておりますので、今後の草刈りの負担が少しでも少なくなるといいですね。 竹林整備の後には、どんぐりから育てたコナラのコンテナ苗を植樹しました。 このコンテナ苗は、昔は広葉樹が広がっていた里山に竹が侵入し竹林となってしまった場所を竹林整備して、もともとあった広葉樹の里山に復活させようと考え、昨年度に山之上地区から拾ってきたアベマキやコナラのどんぐりから育てたものです。 植樹作業の頃には雨がひどくなってきましたが、48本のコナラのコンテナ苗を植樹しました。 今後もこのような取り組みを広げていき、美濃加茂市を広葉樹の里山に復活したいと考えています。 この場所も20年後には立派なコナラの森になっているといいですね。 みなさまが頑張って作業してくださったこの竹林も、来年の春にはタケノコが顔を出してくると思います。その時にはタケノコを掘り、もとの竹林に戻さないようにしたいと考えています。 タケノコ掘りもちゃんとした竹林の維持管理の1つです。竹の伐採は大変でしたが、今度は楽しみながら竹林の維持管理をしていこうと考えています。 そして、みなさまの手できれいになったこの場所で、いつか森のようちえんも開催したいと思っています。この里山でこども達の遊ぶ声が早く聞きたいですね。 竹林整備をしてくださったみなさま、本当にありがとうございました!
2016年11月25日
美濃加茂市山之上町にある山之上小学校で10月25日、自然の風景をデジタル一眼カメラで撮影することで感性を育てようと特別授業が行われ、6年生の児童33人が「カメラマン」にチャレンジしました。 これは、美濃加茂市や山之上小学校などが協働で市内に自生しているアベマキの有効活用を考える「アベマキ再生プロジェクト」の一環として、自然を題材とした活動としてキャノン(株)の協力を得て実現したもの。 児童は、「身近な自然」をテーマに校舎付近の里山や校庭を舞台に写真撮影を開始。雨模様の中、児童は虫や花、景色などの被写体を見つけては一心にシャッターを切っていました。 その後、児童はお気に入りの1枚をプリントし、タイトルを記入したフォトフレームに入れて作品を完成させ、水滴の付いたクモの巣の写真や一輪の花をクローズアップした写真、小さな白いキノコを撮影した作品を見せ合っていました。 これらの作品は、11月20日(日)に山之上小学校体育館で開催される「山之上町民ふれあい祭り」で展示する予定です。
2016年11月04日
美濃加茂市山之上町にある里山で10月24日(月)、加茂農林高校野外授業を開催しました! これは、去る平成28年8月9日に締結した美濃加茂市と岐阜県立森林文化アカデミーとの連携協定内容のひとつである「里山再生のための人材育成」を推進するため開催したものです。 美濃加茂市が掲げる「里山千年構想」を実現していくためには、林業の担い手が必要不可欠です。そのため、美濃加茂市内にある岐阜県立加茂農林高校の生徒達に「里山千年構想」の目指す姿などを伝え林業の授業で野外授業を行うことで、現在の里山の状況や里山整備の必要性、そして林業の大切さ、継続していく重要性を学ぶ機会を設けました。 当日は、岐阜県立森林文化アカデミーの伊佐治教授を先頭に、可茂森林組合、岐阜県可茂農林事務所の方々の協力の下、野外授業を行いました。 可茂森林組合には、この3年の間に加茂農林高校を卒業して就職した「身近な先輩」が3人います。今回の野外授業では、その3人の先輩達が就職して可茂森林組合で学んだことを、後輩達に直接伝える場にしたいと考えました。伐倒、重機の操作をこの3人の先輩達に実演してもらいます。 まず最初に可茂森林組合によるスギ伐倒デモンストレーションを行いました。大きなスギをチェーンソーで伐倒する姿はとても頼もしく感じました。その後、手際よく枝打ちや玉切りをし、重機で整理していきます。里山の整備はこうやって樹木の伐倒、玉切り、そして重機による整理や持ち出しを行う形が理想です。そのため、里山の整備には「作業道」が必要です。美濃加茂市では、整備計画を立てながら作業道設置を行っていきたいと考えています。 続いて生徒達は4班に分かれてチェーンソー操作の実習で「受け口」「追い口」の練習を行いました。上手に水平に切ることができる生徒や、まったく「受け口」ができなかった生徒達もいます。その中で、生徒達は教えあいながら実習をしている姿を見ることができました。 午前最後の実習は間伐です。 針葉樹の中に入り、森林文化アカデミーの伊佐治教授から間伐の必要性、選木方法などを学びました。そして、代表者の伐倒です。森林組合の先輩から手ほどきを受けながらチェーンソーで切っていきました。残念ながら綺麗に倒すことができず隣の樹木に引っかかってしまいました。間伐はこうやって混み合っている針葉樹林に、適度に太陽の光があたるよう伐採していきます。 隣の樹木に引っかかってしまった木は、先輩が少しずつ切っていきながら動かしていき綺麗に倒してくれました。こういった先輩の姿は、生徒達の刺激になったと思います。 午後の授業は、森林組合の先輩による広葉樹(アベマキ)の伐採のデモンストレーションから始めました。広葉樹は針葉樹よりも堅く、伐採するのは難しいそうです。 大きなアベマキが倒れる風景は圧巻でした。 その後、森林文化アカデミーの研究でアベマキの成長量調査を行いました。数人の生徒がお手伝いをしてくれました。ありがとうございます。 野外実習最後は、代表の生徒にスギ伐採をしてもらいました。大きなスギの木を、森林組合さんの指導を受けながら伐採した生徒達は、とても頼もしかったです。 今後も、こういった野外授業を加茂農林高校の生徒達と行うことで、林業の必要性を学び、林業の担い手が少しでも増えていくことを願っています。
2016年10月31日
美濃加茂市山之上町にある里山で、10月22日(土)に「みのかも森と林の会」の方を講師にお迎えして「里山整備講座」を開催しました。 今回の講座は、「広葉樹の整備方法」です。 集合場所から現場まで10分ほどかけて歩き、里山を登って行きました。 まず最初に、歩きにくい長靴で道具を持って移動する大変さを学んだ方もいたと思います。 現場についてから、講師からハチなどの危険事項や対応、里山整備の際の注意事項を学び、続いて里山管理の一般事項、管理方法を学びました。 整備の前に、危険事項や注意事項を学ぶことによって、今後の里山整備に入る際の心構えができました。 その後、毎木調査の実技が始まりました。 2つのグループに分かれて、胸高直径や樹高、枝下の高さ、樹冠幅などを調査・計測をしました。誰がリーダーになるのか、誰が計測するのかをグループごとに話し合い、みんなで協力し合って調査を行っていました。 調査が終了したら伐採です。調査の結果をみて、グループごとにどの木を伐採したら良いのかを決定し、声をかけながら安全対策を行いつつ、伐採を行いました。 枝払いや、集積も行いました。おかげでその場所はとても明るくなりました。 今回は前回の竹林整備より作業量は少なかったので、物足りなかった方もいたかもしれませんね。 でも、きっとこの場所で、「森のようちえん」のこども達は大喜びで駆け回ると思います。 鳥がくちばしで穴を開け虫を取ったと思われる穴があいていた樹木もありました。 そんな鳥たちとも「森のようちえん」で会えるといいですね。 受講生のみなさま!素敵な場所を作っていただきありがとうございました! 次回は11月19日に竹林整備を学びます!
2016年10月27日
美濃加茂市山之上町にある里山で去る10月18日(火)、山之上保育園の年長さん達がどんぐりの木を植樹しました。 植樹した場所は、年長さん達が時々遊びに行く里山です。その里山で荒廃していた竹林を伐採した場所にどんぐりの木(コナラ)を植樹しました。 竹林伐採した後は、周りに樹木もなく、そのままにしておけば、また竹が生えてきたり、草などが勢い良く生えて、維持管理が大変でした。こども達も遊びに行くと草をかき分けて通っていた場所です。 そのために、どんぐりの木を植樹して、将来この場所の維持管理が楽になるよう、そしてどんぐりを拾える場所になるよう、願いをこめて植樹をしました。 当日は、山之上のまちづくり協議会の方や可茂森林組合、そして職場体験に来てくれていた西中学校の生徒さんがお手伝いをしてくれました。 みなさん、本当にありがとうございます!! こども達は、植樹の方法を聞いた後、1人ずつ苗木を持って植樹をしました。 この苗は、昨年度の森のようちえんをこの里山で開催した時にこども達に拾ってもらったどんぐりから作ったどんぐりの木のコンテナ苗です。 広葉樹のコンテナ苗はとても珍しいものです。どこでも作っていなかったものであり、加茂種苗組合に協力していただいて作りました。 地元のおじいちゃん達、中学校のお兄ちゃん、お姉ちゃんに手伝ってもらいながら「大きくなぁれ!!」と声をかけながら植えていきました。 彼らが大人になった頃、この場所はどんぐりの木の森になり、人も里山の動物・昆虫達にもきっと居心地の良い場所になると思います。 無事に大きくなるといいな。 こういった場所を少しでも広げていけるよう、美濃加茂市は里山の整備をはじめ、昔のような広葉樹の森に再生していきたいと思っています。
2016年10月27日
美濃加茂市蜂屋町にある里山で、9月11日(日)に「里山整備講座」を開催しました。 今回の講座は、「竹林整備」です。受講生のほかに地域の方も参加していただき、一緒に竹林の整備を行いました。参加していただいた地域のみなさま、本当にありがとうございました。 竹の伐採、玉切り、運搬、破砕の過程を学び、実演を行います。竹林は、整備されていないと密集し人が入れなくなります。そのような状況になると、ますます人が入らなくなり、荒廃化が進みます。そんな竹林は、イノシシなどの有害鳥獣の絶好の住処となってしまい、農作物の被害が増加してしまいます。 竹林整備の講座を行い竹林整備が出来る人が少しでも増えることで、有害鳥獣の住処となる竹林が減り農作物被害を少しでも減らしていきたいと考えています。 講座の会場は段差のある竹林です。上の段に事前に地域の方が切っていただいた竹が積みあがっています。まずはその竹を玉切りして、下の段に落としていく作業を始めました。 積みあがった竹は抜くのにも一苦労です。受講生達はみんなで力を合わせて作業を行っていました。 下の段では、玉切りした竹を破砕機で破砕しています。しかし、上の段から下ろした竹の向きがバラバラで抜き出すことがとても大変な作業になっていました。 玉切りした竹を無造作に積み上げると、破砕のときに抜き出す時にもとても苦労します。 大変ではあるけれど、次の作業のためにも丁寧な作業が必要なんだと受講生は改めて学んだ作業だったと思います。 受講生の息のあった作業のおかげで、最初は1日で終わるだろうかと思っていた竹の玉切りや破砕が時間を残して終了してしましました。講座が3回目にもなると、受講生のみなさまの連携作業は本当に素晴らしいものになっていました。 次に、2人1組になって竹の伐採作業を行いました。竹の切り方、倒れる前の声のかけ方などを学び、竹を伐採する人、下で玉切りをする人、運搬する人と、受講生の中で知らず知らずに作業分担ができ、効率のいい作業になっていました。 この伐採した竹は、翌日に森林組合さんと地域の方々が破砕してくれるそうです。本当にありがとうございます。 破砕した竹は敷地にまいたり、堆肥としても活用できます。参加者の方々にも持ち帰ってプランターや畑に活用してもらいたいと思っています。効果が表れたら、ぜひ農林課に教えていただけると嬉しいです。実際、以前活用された方から、プチトマトがとても大きく育ったと聞きました。いろいろな効果が聞こえてくることを期待しています。 次回は10月22日に広葉樹の整備方法を学びます!
2016年09月14日
美濃加茂市山之上町にある「平成記念公園 北部未利用地」で9月10日(土)、第3回目の通年型「森のようちえん」を行いました! 朝、お母さん達と集合場所に現れたこども達は、受付を早々に済ませて、一直線にある所に向かいました!そこには、ヤギさんが数頭、敷地内のフェンス越しで草を食べています。みんなで、草を代わる代わるあげていました。ヤギさんが大好きな草が分かったね。 朝の会前からこども達のテンションは最高潮です!! さて、朝の会のはじまりです。 1回目には緊張していた表情も、3回目にもなると明るい笑顔で朝の会が行えました。 朝の会の終了後、「山の神様、おじゃましまーす!」と大きな声であいさつをして、山の中に入りました。本日の冒険のはじまりです! 年中さんはお散歩です。少し歩いただけで、こども達はバッタやカマキリ、アリなどを見つけて、しゃがみこんで観察していました。 大きなクモの巣にいる大きなクモを見て、遠巻きから「大きなクモだね。クモの巣がすごいね。」と見ている姿がとても微笑ましかったです。 その後、誰かがまんまるい大きなどんぐりを見つけました。美濃加茂市の里山に多くあるアベマキのどんぐりです。それを見たこども達は目を輝かせながらどんぐり探しを始めました。 まんまるいどんぐり、細い長いどんぐりがいっぱい見つかって楽しかったね。 年長さんは、お散歩の後に木登りに挑戦していました。最初は登れるかなと不安になっていた子も何度も挑戦して登れるようになりました。 こういった挑戦も里山の中でたくさん体験してもらいたいと思います。 その後は、バッタを捕まえたり、どんぐりをたくさん集めたり、きれいなお花を摘んでいる子もいて、こども達が思い思いに自分が感じたまま好きなことに夢中になっていました。 9月にしては暑い日でしたので、みんないっぱい汗をかいて遊んでいました。 お昼のおにぎりはとってもおいしかったね。 お昼ごはんの後、ロープのブランコなどで遊んだ後には「森の図書館」を開き絵本の読み聞かせや、森林、昆虫など自然に関する本の貸し出しも行いました。「森のようちえん」は楽しい絵本の時間で終了です。 今回はバッタやカマキリなど、昆虫達にたくさん出会えました。中にはハチもいました。ハチを見た時の対処法もみんなで学びました。ハチを見つけたら静かにして身体を小さくすることなど、ちゃんとみんな出来ていました。森の中での危ないことも、こうやって体験して伝えていきたいと思います。 里山は秋が訪れはじめ、どんぐりが落ちるようになってきました。そのどんぐりをたくさん見つける子、見つけられない子もいます。そんな子を見て、たくさん持っていた子が「ぼく、たくさんあるからみんなにあげるよ」と言って、持ってない子に1個ずつ配っていました。大人に言われなくても、自然の中でこども達は思いやりの気持ちが育っていきます。嬉しいですね。 そんな姿が見られる「森のようちえん」はとってもすてきな空間だと思いました。 今度は11月に開催です。きっと落ち葉やどんぐりがいっぱい落ちているかな。宝物がいっぱい拾えそうだね!私達も楽しみに待っています!!
2016年09月14日
美濃市にある岐阜県立森林文化アカデミーで8月9日(火)美濃加茂市・岐阜県立森林文化アカデミー連携協定締結式を行いました! この協定は、美濃加茂市と岐阜県森林文化アカデミーが魅力ある里山の再生に向け、多様な分野で包括的に連携・協力し、地域社会の発展と人材育成等を目的に連携協定を締結するものです。 協定書の署名には、美濃加茂市が現在活用方法などで研究している「アベマキ」を使った「アベマキ学校机」で行うことや、協定書ケースをアベマキで作成するなど、「アベマキ」にこだわった締結式にしました。 ▲「アベマキの学校机」に美濃加茂市長と岐阜県立森林文化アカデミー学長に座っていただき、協定書の署名を行っていただきました。 協定期間は締結式を行った本日から平成31年3月31日までとしますが、両機関が協議の上、協定期間を2年に限り更新することも定めています。 協定内容は、美濃加茂市が掲げる「里山千年構想」に基づいた持続可能な里山再生を実現するために、里山の資源の有効活用、森のようちえん、里山整備の担い手育成等、また里山の利活用に関する研究の学生の教育の場としての活用も含め、両者が連携・協力します。 今後は、現在活動している「アベマキ学校机プロジェクト」に続く「アベマキ地域プロジェクト」の推進や、アベマキ製品の研究、「森のようちえん」をはじめとする里山の利活用、里山再生のために人材育成等を行っていきます。 里山は人々の手を加え続けていかないと守ることができません。そのために、人々が里山に関われるような機会を設け、美濃加茂市の里山の豊かさを深めていく取り組みを地域のみなさまと進めていきたいと考えております。
2016年08月11日
美濃加茂市山之上町にある里山で、去る7月30日(土)に「里山整備講座」を開催しました。 今回の講座は、岐阜県立森林文化アカデミーから講師をお招きして、針葉樹、広葉樹、竹林の3つの 樹種ごとに「樹種の特徴」や「整備の方法」を学び、広葉樹林では実際に整備の体験も行いました。 広葉樹林の整備体験では、整備体験の前に講師から「適度に日があたるように整備する」ことや「切り方、声のかけ方」などを学び、参加者が班ごとに分かれ作業を行いました。 班の中では、整備する木の選定や選定の理由、どの方向に倒すのかを話し合い、協力しながら整備を行っていました。 中には、参加者の方がこどもの頃に「お手伝い」で里山に取りに来ていた「おなご竹(「矢竹」をこのあたりではこう読んでいたそうです。)」があり、『昔はこの竹を取りに来て、豆の手(畑の野菜の支え)に使っていたんだよ』と教えてくれました。 参加者の中の一人がこの「おなご竹」を家に持ち帰り畑で使おうと、山のツルでひとつにまとめて持ち帰りました。 その方の畑は、ちょっと懐かしい畑の風景になっているかもしれませんね。 また、樫の木は山仕事でのお昼ごはんの時におばあさんが先を削って箸にしてくれたそうです。そんな話を聞きながらの整備はとても楽しく作業ができました。 こうやって、昔は整備を手伝いながら、整備の方法や生活の中で活用できる方法を教えてもらっていたんだなと感じました。 その後の針葉樹林では、可茂森林組合職員による傾いたヒノキの伐採風景を見学しました。大きなヒノキを傾いている方向ではなく、予定した伐倒方向に倒した時には、参加者から拍手がおこりました。 伐採後の切り株の周りは、とてもいいヒノキの香りが広がりました。樹齢は111年でした。 竹林では、「淡竹」と「真竹」の見分け方や整備方法、被害の防ぎ方などを学びました。また、次回の講座で行う竹の破砕機のデモ運転を見学しました。破砕後の竹チップの堆肥活用についても話を聞きました。伐採した後すぐの竹チップは堆肥に向いているそうです。 次回は9月に竹の整備方法を学びます。その時には竹の破砕も行います。破砕後の竹チップをプランターなどの野菜に活用してみるのもいいですね。
2016年08月09日
美濃加茂市山之上町にある平成記念公園北部未供用地で5月15日(日)、通年型「森のようちえん」をはじめました!これは、美濃加茂市が掲げる「里山千年構想」の柱の1つである「里山活用」の一環で、平成27年1月からこども達に自然の中でのびのびと遊んでもらおうと始めたイベント型「森のようちえん」を、本年度から、同じ園児が年間を通して自然の中で学び、仲間と一緒に成長していけるようにと通年型の「森のようちえん」として年6回開催するものです。事前に公募して申し込んでくれた方たちの中から抽選で選ばせていただいた20名の年中・年長児が参加してくれました。初回は、知らない場所、知らない友達、そして知らない先生におとなしくしていたこども達も、時間が経つにつれ、虫を捕まえたり木に登って木の実を取ったりして遊びはじめました。はじめはさみしくて泣いていた子も、お昼にみんなと一緒におにぎりを食べてからは元気になり、友達と一緒に木の実や花などの「里山の宝物」を集めていました。里山には特別な遊具はありません。木や枝、葉っぱ、石、草花などが、こども達の発想力で素敵な遊具になります。今回の「森のようちえん」でも、葉っぱの雨をみんなで降らしてみたり、落ちている木や枝で素敵な「くまさんのお家」を作っていました。 最後には「森の図書館」を開き絵本の読み聞かせや、森林、昆虫など自然に関する本の貸し出しも行いました。帰ってから、本を読みながら、今日見たもの、触ったものを思い出して、お父さん、お母さん達にお話をしてくれるといいなと思います。こども達は「もっと遊びたい」「今度はおにぎりをもっとたくさん持ってくる!」と言いながら、迎えに来た保護者と一緒に帰りました。こども達の発想力は無限大です。今年度の「森のようちえん」もあと5回!これからもっと素敵な発想力を磨いてもらって普段では体験できない経験をいっぱいしてもらいたいと思います。
2016年05月17日
美濃加茂市山之上地内は、県下最大の梨生産地です。 その梨の花が満開を迎えており、生産者の方々が夏から始まる出荷に向けた受粉作業などを行ってみえます。白く可憐な花は訪れる方の心を和ませるとともに、天気のいい日は、遠くに御嶽山を眺めながら撮影できるスポットもあります。 桜の次は、梨の花見に出かけてはいかがでしょうか。
2016年04月12日
4月27日(水)より運行が開始される観光列車「ながら」の内覧会が4月10日(日)、長良川鉄道 関駅で行われました。 この観光列車「ながら」の食堂車両と観光車両に美濃加茂市の「アベマキ」が天板として使われています。「アベマキ」とは美濃加茂市が掲げる「里山千年構想」に基づき策定された「里山千年基本計画」の重点的整備地域内に多くあるブナ科コナラ属の広葉樹です。 美濃加茂市内の里山林を整備・維持管理していくには、この「アベマキ」の活用方法を考えていかなくてはいけません。 アベマキは昔、薪に使われていました。しかし、薪を使わなくなってからは需要がなく放置された状態です。アベマキは淡いピンク色や赤褐色、薄い肌色などのコントラストが特徴的な樹木です。美濃加茂市では、薪としての活用も推進していきながら、その他にアベマキの特徴を活かした製品化を研究しています。その第一歩が「アベマキ天板」です。 この「アベマキ天板」は、現在、山之上小学校の新1年生の学校机に使われていますが、観光列車「ながら」に使われ、触れていただくことで、広く「アベマキ」の良さがみなさんに伝わってほしいと思います。そして「アベマキ」の需要が増えることで、美濃加茂市内の里山林の整備が推進されていき、美しい里山風景が広がっていくことを願っています。 みなさまも観光列車「ながら」にご乗車の際は、是非この「美濃加茂市のアベマキ天板」に触れてみてください。
2016年04月11日
美濃加茂市山之上町にあるみのかも健康の森とその周辺の楽天の森で3月13日、子どもたちに自然の中でのびのびと遊んでもらおうと「森のようちえん」が開催され、年長・年中児35人が参加しました。 今回は、市の里山千年構想に基づいた里山の整備、活用を推進するため昨年10月30日、楽天株式会社、岐阜県、可茂森林組合と市との間で締結した「森林づくりに関する協定」を基に行われたものです。 この日子どもたちは、里山再生プロジェクトチームのメンバーやボランティアスタッフと一緒に楽天の森に入り、ツルにぶら下がったり、泥団子作りや木登りをしたりしたほか、この里山に自生している原木を力を合わせて運び、シイタケの菌打ち体験も行いました。 また、昼食後には図書館職員による「森の図書館」をオープン。森林や昆虫など自然に関する本の貸し出しや読み聞かせが行われました。 参加した子どもたちは、「山の中を探検できて楽しかった。今度お母さんを連れて教えてあげたい」「この木から大好きなシイタケが出てくるのが楽しみ」などと目を輝かせながら話し普段触れることのない里山の自然を満喫していました。
2016年03月14日
美濃加茂市山之上町にある平成記念公園北部未利用地で2月8日、同敷地内の新たな施設として里山を訪れた人たちに利用してもらおうと、バイオトイレの建屋の建設が始まりました。 この施設は、里山の資源を活用する「みのかも里山千年構想」が掲げる事業の「里山を学びの場」の一環で、県立国際たくみアカデミー(清水由光校長)の生徒4人の卒業制作として建てられるもので、昨年の10月から設計や木材の加工などの制作に取り組んできました。建物は面積約5平方メートル、高さ3.5メートルで、美濃加茂市をはじめ、加茂地域にあるヒノキやマツの間伐材が使用されています。 この日生徒たちは、これまで加工してきたトイレの外壁や屋根の木材の取り付け作業をミリ単位で調整するなど、声を掛け合いながら慎重に進めていました。 同校の大野生二教官は「里山の景観に合うように、生徒たちが話し合いながら制作してきました。ここを訪れた人たちにこのトイレを気持ちよく使ってもらいたいです」と話していました。 今後は施設内にオゾン処理のバイオトイレを設置し、3月末完成を予定しています。
2016年02月12日
美濃加茂市内を流れる河川で8月3日、市内の川にどのような生き物が生息しているかを調べる「川の生きもの調査会」が開催されました。 これは、国内外来種であるオヤニラミの生息調査とともに、どのような生きものが他に生息しているのかを確認するための調査で、地元の人や市職員などの関係者が参加しました。 この日は、岐阜大学地域科学部の向井貴彦准教授(魚類生態学)を講師に迎え、約500メートル区間でカワヨシノボリやホトケドジョウ、タモロコなど約10種類もの生物を確認しました。 向井准教授は、「今まで生息調査を行ってきた区間からはほとんどオヤニラミの生息は見られなくなった。この川は生きものの数も種類も多く、保全していく必要がある」と参加者に訴えかけていました。
2015年08月10日
美濃加茂市三和町の川浦川で「カワゲラウォッチング」が行われ、三和小学校(山内章校長)の3、4年生児童7人が水生生物や水質の調査を行いました。 この「カワゲラウォッチング」は、小・中学生に身近な河川に棲む生物を調べてもらうことで、河川の水質を知ってもらい、水質保全の重要性を認識してもらうことを目的に、市が主体となって毎年実施しています。 児童たちは、美濃加茂自然史研究会の安藤志郎さんや市環境課職員の説明を聞きながら、水深約10cm程度の川岸を調査。川の中や石の下にいる生物を見つけては、大きな歓声を上げていました。 川から上がった後、採集した水生生物を生物の写真と名前がのっている下敷きなどを見ながら確認し、種類ごとに集計。カワゲラをはじめ、カワニナやトビゲラなどが確認されました。 また、水質調査では、簡易的な水質測定器を使い、採取した水を薬品に反応させながら、変化してくる色で、水の汚れなどを調べていました。 参加した児童たちからは、「見つけた虫から、学校近くの川がきれいな水だと分かってよかった」「思ったよりもたくさんの生き物がいてびっくりした」などといった声が聞かれました。
2015年06月23日
▲市役所本庁舎の屋上で撮影しました 昼の12時過ぎに、太陽を中心に丸い形をした虹のようなものが出ていました。 皆さん、ご覧になられましたか?
2015年05月22日
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