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つれりんさん

我が部署における、一年中で最も忙しい時期がようやく過ぎ去り、
穏やかな日々が戻ってきました。
それを境に、ボスとNちゃんが、他の部署の応援に行くことが多くなり、
部屋には私とSさんのふたりだけという日が続いています。
仕事中に聴く音楽も、最近はほとんど私好み(Sさんも♪)のものに様変わりしました。
ようやく、腰が落ち着いた気分です。
家から持参するCDは、クラシックではヴァイオリンやピアノの曲、
ジャズではビル・エヴァンス、ハリー・コニック・Jr、木住野佳子、
J-POPではフリッパーズ・ギター(意外でしょうか??)などなど・・。
先日、事業所長(私よりはるかにお若い)と一緒に数人で仕事をしていた時、
彼がぽつり、
「最近この部屋を通るとクラシックが静かにかかっていて、雰囲気がぐっとよくなりましたね。
夏の間 ガンガン
と言うではありませんか!
思いもかけない言葉に、たまらなくうれしくなりました!
「そうですか!ジャジーな日もあり、クラシカルな日もあり・・と、かなりクロスオーバーですけれど。」
「うーん、でも、大人の雰囲気で落ち着けて、私も好きですね。」
うん!わかる人にはわかるのね、やっぱり!
そういえば、その少し前にも、ムローヴァの弾くバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番を
流していたのですが、そこに別の部署のお若い女性Aさんが来て、部屋に入るなり、
「この部屋の空気が今までと全然違いますね!」
と、感激して言ってくれましたっけ。
こんないくつかの出来事により、音楽がもたらす幸せを皆で分かち合えているような、
そんな気持ちになり、心からうれしくなりました。
最近のいちばんの「小確幸」です。
さて、今日は、今話題のラトル氏&ベル・フィルによる、ブラームスの
交響曲の全集を会社に持って行き、第2交響曲と第3交響曲を聴きました。
私は、今回の全集の中では、第3交響曲がいちばん気に入りました。
第1楽章の冒頭、弦のユニゾンがここまで熱く歌い、しかし少しも力まず
統制がとれていて、聴く者の胸を躍らせてくれる演奏は、他に聴いたことがありません。
第2楽章は、弦、管の役割が等配分で、中間部の波のうねりのような弦のやりとりも心地よく、
これはラトル氏の采配の上手さなのか、メンバー個々の実力なのか、
或いは、その両方なのか・・。
ご購入を検討されている方に、ご参考までに。
3枚のCDと2枚のDVDで構成されている日本盤が、お得でお薦めです。
DVDでは、安永徹氏の、ベル・フィルでのコンマスとしての最後の録画(?)になる
貴重な演奏が見られます。第1交響曲のソロも素敵ですよ♪
そして、特に、「パユ様」ファンの方は必見ですね!
パユ氏のアップが、まあなんと多いこと!(笑)
(ただし、パユ氏が見られるのは、第1、第2交響曲のみです。)
満を持してのラトル氏&ベル・フィルのブラームス。
一度お聴きになってみる価値は大いにあると思います。
霧雨に煙る隣りの森を見ながら、そして耳ではブラームスを聴きながら・・。
明るい2番と力強い3番を職場で聴いたおかげで、仕事の効率も上がったような気がしました。
いい一日でした。