オックスフォードとストラトフォード・アポン・エイボン（2003年5月9日の記録）

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2003年05月14日

オックスフォードとストラトフォード・アポン・エイボン（2003年5月9日の記録）

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テーマ：ヨーロッパ旅行(4301)

カテゴリ：カテゴリ未分類

Oxford。Stratford-upon-Avon。どちらもいい町。きれい。余裕がある。日本からロンドンまで観光に来たら、せっかくだから行ってみたらいいと思う。きっとイギリスが好きになる。

オックスフォードには、うちの近所じゃ見られないような大きな公設市場があって、内陸なのに新鮮なお魚がたくさん売られている（値段は高かったけど）。イギリスじゃロンドンにしかないのかと思っていた、東京やパリみたいなきれいなケーキ屋さんもあって（サウサンプトンにはケーキやさんはありません）、ちゃんとしたケーキやバゲットサンドを売っている。学生さんがランチにどんどん買っていく。さらにサウサンプトンじゃ自転車は健康マニアのためだけのもので、カゴやスタンドは盗まれるからつけられないという寂しい現実があるが、オックスフォードには、カゴつきのかわいい自転車が、北京並みにたくさんある。学生さんや学者さんが、こんなのに乗って町をくるくるしてるのは、なんだかとってもいい感じ。“守られてる”感じがする。10代後半から20代前半でこの町に住んで、「勉強、スポーツ、勉強、散歩、勉強、語り、勉強、昼寝、勉強、読書、勉強」みたいな暮らしをするのは、いいかもしれない。子どもは（いれば）、オックスフォードに留学させたい。すごく内向きな雰囲気があるところで、あのカレッジの塀の中では、もしかしたら陰湿ないじめが横行してるのかもしれないけど（笑）。

stratford

ストラトフォードは、シェイクスピアの生まれた小さな町で（テレタビーの故郷でもあるらしいが）、観光のためによく整備されている。イギリスなのにゴミが落ちていないのがすごい。うちの前には、毎日毎日食べかすの菓子袋が捨てられていくのに。写真は、シェイクスピアが亡くなった場所につくられたお庭、面白い彫刻もあった。エイボン川にはひとり30ペンス（60円）で乗せてもらえる渡し舟があったり、厳しいボートの練習をしている女子大生と鬼コーチがいたり、午後8時過ぎの静かなお散歩は楽しかった。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの劇場は、ただで売店に入れて（上品なカードを数枚買った）、劇場内で上演中の演目を、座ってテレビ画面で見られるスペースもあった（たまたままさに上演中だった）。演劇が好きな人には、グローブ座もいいけどここもよさそう。

どちらの町も、ほんとにサウサンプトンとは違うなあ、と思う。でも、サウサンプトンは、なんといっても海に向かって開かれているのがいい。あまり安全でもきれいでも洗練されてもいないけど、港があって、カモメが飛んで、大きな船が出発するときに汽笛がボーっと聞こえてくるのは好き。

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