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2010/10/08
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カテゴリ: 読書
『秋の牢獄』 恒川光太郎 /角川ホラー文庫
hosi_ki_4.gif
hosi_mi_3.gif 十一月七日に読んだほうが良かったかな?



十一月七日水曜日。女子大生の藍は秋のその一日を何度も繰り返している。何をしても、どこに行っても、朝になれば全てがリセットされ、再び十一月七日が始まる。悪夢のような日々の中、藍は自分と同じ「リプレイヤー」の隆一に出会うが…。世界は確実に変質した。この繰り返しに終わりは来るのか。表題作他二編を収録。名作『夜市』の著者が新たに紡ぐ、圧倒的に美しく切なく恐ろしい物語。


文庫化待ってました~♪

表題作「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」の3編の
"閉じ込められる"お話です。

それにしても単行本の方は物悲しい雰囲気の表紙だったのに、
文庫版なんかすごく怖いですね…
夕暮れとカラスって黄金コンビだわ…



恒川さんと言えば圧倒的におもしろかった「夜市」だと思うんですが、
個人的には「風の古道」が一番のお気に入りだったりします。


いつもの日常からほんの一歩だけ違う道。
たったそれだけで迷いこんでしまう少しだけ異質な世界。

小説のような不思議なことって有り得るはずがない、
と常々思ってるんですが、
恒川さんの作品を読むと、そう断定できなくなる気がします。
こういう話って血がブシューっとなるのより恐ろしいです…



だけど、"牢獄"は世界から自分を守る盾でもあるんですかねぇ。
どの話もラストでは牢獄からある意味解放されるんですが、
嬉しさよりも、何故か寂しさや心細さを感じてしまいました。








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Last updated  2010/10/08 12:35:00 AM コメント(6) | コメントを書く


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