風旅記さんへ

この気動車を殆どいないんではないでしょうか?
とにかく通勤車のような内装ながら床が高い感じがして、座っていても立っていても安定しない感じがします。
大宮も新幹線のホームの工事が始まってからは景色がガラッと変わってしまいましたが、この頃はまだ空が広々としていましたね。駅撮りは邪道と思った時代もありましたが、どのような形であれ、車両だけではなく、風景も時代を映す貴重な記録であることを、ブログを始めてから気付きました。
キハ35系で一番違和感があったのは山口線の車内で。キハ58系や45系と混結でしたがキハ35系の割合が高く、ロングシートの真ん中を車内販売のワゴンが通って行く様には驚いたものです。そんな車内の光景も記録しておけば良かったですね。 (2024.01.17 20:05:25)

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2024.01.04
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テーマ: 鉄道(25417)
​​ ​​ 国鉄 キハ35系 ​​​ ​​ キハ35900番台 ​​







平成28年11月12日 碓氷峠鉄道文化むらにて キハ35901

ラッキーにも保存されているトップナンバー車。

地方都市の非電化区間用における通勤形気動車として、昭和36年に製造が開始されたキハ30系(キハ35系)。
気動車としては初となる、両開き3ドアでオールロングシート。非電化路線におけるドアステップの必要性から、外吊りドアを装備する特殊な外観となっていました。

同系の誕生から約1年後、ボディーをステンレス製とした900番台が登場します。国鉄気動車としては初となる銀色の気動車となりました。





昭和52年1月頃 大宮駅にて キハ35910

シルバーボディーの900番台は、キハ35形のみ10両が登場しています。新製時はすべてが木更津に配置され、房総地区で活躍していました。
ステンレス製としたのは房総地区での運用における塩害対策ですが、濃霧も良く多く起こる地域であるために、銀色無塗装の車両には視認性の問題が生じました。そのため、前面には警戒色の赤帯を入れることになってしまいました。

房総地区の電化により活躍の場を失った大部分のキハ30系は、新たな活躍の地へと散らばって行くことになります。そのうち、シルバーボディーの900番台は、高崎第一機関区へ全車が集中配置されることになり、八高線や川越線で活躍することとなります。

写真は、大宮駅における川越線で撮影したもので、ラストナンバーの910となります。大宮機関区から出庫してきた銀色のキハ35を初めて目にし、慌ててホームを追っ掛けて行ったことが思い出されます。



昭和59年7月27日 川越線 南古谷~指扇間にて

数年は銀色に警戒色のまま運用されていましたが、昭和52年頃から実施された塗装合理化に際し、何故か塗装不要な900番台も他の鋼製車と同様に朱色4号に塗装されることになってしまいました。

気動車王国でひと際目立つ存在であった900番台は、他の鋼製車の中にすっかり溶け込んでしまいましたが、ボディや屋根の肩部に残されたコルゲートと、強度確保のために長く造られたドアレールカバーにその存在の主張を残していました。

埼京線の開業と同時に川越線が電化となり、昭和61年頃に半数の900番台が廃車となり、さらに八高南線の電化で殆どの車両が廃車となります。
キハ35904のみが生き延び、茅ケ崎に配置されて相模線で最後の活躍をしていましたが、平成7年11月にその運命を終えたそうです。


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最終更新日  2024.01.04 06:00:11
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Re:国鉄 キハ35系:キハ35900番台(01/04)  
風旅記 さん
こんばんは。
キハ30・35・36形、活躍していた当時はロングシートやドアから吹き抜ける風など、好まれない車両だったと聞きます。
機能優先のデザインの独特さもあって、なかなか好意的に注目されることもなかったのだろうと思います。
大宮駅に気動車がいる様子も、埼京線と一体になった川越線を走る姿も、今となっては隔世の感があります。
比べれば今の新しい車両は本当にスマートだと感じますが、無骨なデザインのこの車両がどこか懐かしく、改めて乗ってみたいと感じさせてくれます。 (2024.01.16 03:01:13)

Re[1]:国鉄 キハ35系:キハ35900番台(01/04)  

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