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2025.10.21
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テーマ: 鉄道(25413)
カテゴリ: 旧型国電
旧型国電 40系:クモハ40074 (保存車)




旧型国電の40系と言われる系列に属する電車は、昭和7年から11年に掛けて製造された電動車で初めて20m化を果たした車両です。

40系の電動車には、両運転台のクモハ40、片運転台のクモハ41があり、制御車にはクハ55のほかクハニ67を擁します。さらに中間車のサハ57及び2・3等合造車のサロハ56といった面々で構成されていました。
製造後期には出力を増強したクモハ60に形式を変えた40系も誕生しています。
製造は戦前となりますが、戦中・戦後にさらに複雑な内容となりますが、ここではご紹介しきれないので詳しくはWikipediaをご覧ください。






開館当初から収蔵されたクモハ40074。
40系には大きく分けると前期型と後期型があり、前期型の平妻に対し後期型はいわゆる半流型になっています。
40074は、昭和10年に誕生し、主に東京地区で活躍。第二次世界大戦の戦火を潜り抜け、戦後も第一線で復興・高度成長期を支えました。

新性能化の波に押され、晩年は国府津電車区の職員輸送や入換などで使用されましたが、民営化直前の昭和62年3月30日に廃車となります。
しかし、既に殆どの旧型国電が引退して貴重な存在となった同車は、民営化後の昭和63年3月に車籍を復活、なんと平成12年まで生き延びました。

その後はさすがに本線を走ることはなくなりましたが、平妻型のクモハ40054(こちらは青梅鉄道公園で保存)と共に保存され続け、鉄道博物館の開設時に収館対象となって現在に至ります。




40074は車内に入ることができます。
最後に旧国王国となっていた大糸線・飯田線・身延線で多く触れてきた旧型国電の車内。こんな乗り心地の悪い電車に好んで乗って楽しんでいたことを思い出します。
強いて言えば、やはり音と匂いが欲しいですね。
視覚は満足しても、やはり旧型国電としては釣り掛けモーター音、きしむ車体音、そして床と床下から湧き上がる油の匂い。これらが立体的に「経験」として記憶されているんですね。
この辺りを若い人たちに伝えられないのがもどかしいんですよね。






開館前年の大宮総合車両センターの公開で展示された40074。
もう屋外で展示されることは無いんでしょうね。

入換など事業車として重宝されたクモハ40ですが、​ 現役時代に記録できたのは大糸線 ​と出力増強改造された飯田線のクモハ60だけで、日常を走っていた同車を捉えることができなかったのは残念です。


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最終更新日  2025.10.21 00:10:06
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