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2020.05.04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
この頃、兄一家は北海道に住んでいて、まだ小さい子供を連れて帰省の際には叔母の家にも立ち寄っていた。


父は、初孫が可愛くて可愛くて仕方なかったのだろう。

よく大量の高価な服などを買って北海道に送っていた。


横浜のアウトレットでよく買っていて、その帰りには叔母の家に立ち寄っていたので叔母も父が兄の子供のために大量に服を買い込んでお金を使っているのを見ていた。


そして、それが何度も何度も続いた後におばあちゃんのお金を使い込んでいた事が発覚した。


叔母の中で全てが繋がったらしい。

おばあちゃんのお金を横領して、そのお金で孫にあれこれ注ぎ込んでいたんだなと。



叔母は言っていた。

「おかしいと思ったわよ!あんなに大量に買い込んで北海道に送って、それが一度や二度じゃない!本当にしょっちゅうやっていたからね!!どこにそんなお金があるの!?と思ってた!!



あやいいの!?このままじゃあんたや下のきょうだいが子供産む頃にはパパにはお金なくなって同じようにはしてもらえないよ!!!そんなの不公平でしょ!!

タケは何も知らないからね!貰うものはもらって、あんた達には何も回ってこなくてもどうせ知らん顔よ!!」




この頃、兄一家も(特に嫁である義理姉)が、なんでも買ってくれる父に何かとお金を出させようとしているところは私も見ていた。

「お義父さん、一緒に買い物でも行きますか?♪」

一緒にアウトレットへ行ったら好きなものを好きなだけカゴに入れて、時には義理姉の服まで父に買わせていた。

そしてそれはどんどんエスカレートして、しまいにはアウトレットで父に散々お金を使わせて、その後コストコに寄ったら今度は大量の食料品やら日用品をカゴに入れて、それをおばあちゃんに払わせる。

会計の前にはおばあちゃんが近くにいるかを確認していた。

誰がどう見ても確信犯だった。




それがパターン化していた。



叔母はそれが面白くなかった。

「またやってるよ・・・年金暮らしのおばあちゃんに出させて、何にも感じないのかね?」




「今日はどうしますかお父さん♪アウトレットでも行きますか?」と意気揚々と言っていた。

父を誘えばおばあちゃんも必ずついてくる。



それが何度も続いたある時。

またアウトレット⇨コストコの定例コースを迎え、その日は叔母も一緒だった。


車二台で行っていて、アウトレットを出ようとした時、兄一家はひと足先にコストコへ向かっていた。おばあちゃんと父と含む他の人たちは後からいくと言ってその場を別れたけど、



「よく考えたらさ〜私たちはコストコで買うものないし先に帰っててもいいんじゃない?」



叔母は電話で兄一家に「私たち買うもの特にないからこのまま先に帰ってるわ!ゆっくり買い物しておいで〜」と言って先に帰った。



叔母は「仕掛けた」のだと思う。




コストコから帰った兄一家は、何も買ってこなかった。

いつもは1〜2万平気でおばあちゃんに使わせてるくせに、この日は何も買ってこなかった。




叔母の勝ちだ。




やっぱりね。という顔をしている叔母。

「あら〜今日は何も買ってこなかったの?」と嫌味まで言っている。





普段、おばあちゃんにお金を出してもらうのも、

本来自分たちでお金を出すつもりでカゴに入れたものを、たまたまおばあちゃんが出してくれていただけなのか、

それとも最初からおばあちゃんが出してくれるからと大量に買い込んでいたのか、

それが明らかになってしまった。




今までおばあちゃん付きでコストコに行って、兄一家が何も買ってこなかったことなど一度もない。

いつもカゴいっぱいに大量の食料や日用品を買い込んで来る。

それが今回は何も買ってこなかった。





普段おばあちゃんと同居して養っているのは叔母一家。


それなのに、同居していない父におばあちゃんのお金を取られ、そのお金は兄一家に流れ、その上兄一家におばあちゃんのお金まであてにされる。


普段同居しているいとこは大してお小遣いなんてもらえていないのに、遠くに住んでいるというだけで兄一家が来るとおばあちゃんは必ずお小遣いを渡していて、

それがまた叔母のカンに触っていたらしい。



面白いわけがない。




叔母は悔しさのあまり、目に涙を溜めながら私に愚痴っていた。



そんな叔母の姿を見て、叔母の意図は分かっていた。


「私からお兄ちゃんに言おうか?あんまりパパやおばあちゃんにお金を使わせないでって言った方がいい?」


叔母はすんなりと了承した。




誰かに言わせたかったのだと思う。

我慢できなかったのだと思う。






また私は、操り人形のように「恨まれ役」を買って出なければならなかった。


「親の不祥事」を背負った私は、「後ろめたさ」から叔母の操り人形になるしかなかった。


逃げるという選択肢はない。



家族がうまく行くため。

みんなが幸せに暮らすため。





頭の中はそれだけだった。





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最終更新日  2020.05.04 11:15:30


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