全27件 (27件中 1-27件目)
1

さて2018ポートフォリオ概況シリーズをどんどん行きます。PF上位銘柄の紹介が続いていますが、このあたりのランクから「明日の主力株」を発掘できることが過去に非常に多いので、スピードを上げてガツガツ行きたいと思っています。 87位 7893 プロネクサス (東1、3月優待) 〇 PF時価総額87位の上位銘柄は、上場企業のディスクロージャー・IR支援大手のプロネクサスです。前回は2014年に88位で出ていましたが、今回も上位の地位を維持してここで登場してきました。 現在の株価は1416円、PBR1.77、自己資本比率は76.4%と良好、今期予想PER24.93、配当利回り1.8%(26円)、総合利回り2.2%(26+5=31円)で、優待は100株保有で500円相当、1000株保有で1000円相当のクオカードなどです。また長期株主優遇優待制度も導入されています。 プロネクサスは指標的にはやや高いかな?と感じる株価位置ですが、創業80年以上の実力有る証券印刷のリーディングカンパニーですし、近年は着実な利益成長が続いてもいる「あ、これはのんびりと持っとけばそれでいいやつやな。」と感じる銘柄です。そのため現行の優待制度が続く限りはこれからも一定量をホールドして応援していく予定です。
Apr 30, 2018

さて今日は通常の2018PF概況シリーズです。 86位 2002 日清製粉グループ本社 (東1、3月優待) △ PF86位は、製粉で圧倒的トップ・食品もパスタ類が強くて大手級の日清製粉グループ本社です。前回は2014年に95位で出ていたので、4年ぶりの日記への登場となりました。 現在の株価は2393円、時価総額7283億円、PBR1.84、自己資本比率は69.0%と良好、今期予想PER34.04、配当利回り1.2%(29円)で、優待は500株保有で自社グループ会社製品です。 私は毎回、日清フーズ製品詰め合わせセット を選択しています。 具体的に見て行きましょう。 実用的かつ素晴らしい内容ですね。 今日は実際の使用例を2つだけ見ておきましょう。 日清製粉優待ミートソースパスタ 日清製粉優待八割そば 製粉業界には2001日本製粉2003日東富士製粉2004昭和産業 など良い優待株が多いですが、業界1位の日清製粉Gの優待内容は流石としかいいようのない充実したものです。これからも現行の優待制度が続く限り、楽しくホールドして応援していく予定です。
Apr 28, 2018

いやあ4月が終わりましたね。 さて早速今月の成績ですが、対2017年末比で+2.6%となり、先月の+0.3%からは少し改善しました。今月の私のポートフォリオ上位銘柄は強弱様々だったのですが、全体的には微増という結果となりました。 今月は幅広く様々な銘柄を見ながら、細かくポートフォリオの微調整を行いました。そのためPF最上位陣の顔ぶれは少しずつ変化しています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Apr 27, 2018

さて今日は株式投資本オールタイムベスト71位リスクの心理学 (アリ・キエフ著、ダイヤモンド社) の第8弾です。 今日は 第9章 失敗を成功に変える方法 から。 トレーダーは遅かれ早かれ損失に直面する。しかし、損失を避けることがトレーディングの目的ではない。最終的に勝利を収めるために、 損失に対処する方法を学ぶことのほうがはるかに重要 である。 はい、我々投資家にとって最も大切なことは適切に損失に対処することですね。この難題に対してのキエフの回答は素晴らしいです。続きを見ていきましょう。 損失を抱えたら、自分のゴールは何かという原点に立ち返らなければならない。どのポジションを小さくすれば損失拡大を未然に防げるか考えなければならない。放っておけば損失が拡大し、目標達成を邪魔しかねないからだ。 投機色の強い 市場で絶対に避けなけらばならないのは、損失を取り戻そうとすること である。。。 ポイントは合理的になること だ。 損失が出たら切る。そして元気を取り戻し、次の攻めに臨む。 過去を悔やまず、今日のプランを考える。過去の失敗を反省し、教訓を学び取る。過去はこれからの運用成績を測る物差しとして、戦略を改善するためのヒントとして活用する。トレーダーは常に先を見なければならない。 自分がパニックに陥りつつあることに気づいたら、それはおそらく保有しているポジションが大きすぎる ためである。パニックが収まる水準までポジションを小さくするとよいだろう。 トレーディングは我慢比べではない。 。。 いったん小さくしたポジションは、風向きが変わればいつでも元に戻ることが出来る。 損切りの大切さ、損が出た時の具体的な対応方法、非常に分かりやすいですね。そういえば、「いったん小さくしたポジションは、風向きが変わればいつでも元に戻ることが出来る。」という表現は、スティーブ・コーエンも使っていたように思います。キエフとコーエンは頻繁に会話をしていたでしょうし、これは別に不思議ではないですね。 後、これは余談&私の推測ですが、この本ではケーススタディとして多くの凄腕トレーダーが仮名で出てくるのですが、P215 に載っている「達人トレーダーのサム」がコーエン自身の事なのではないか?と思っています。興味のある方は是非該当ページを読んでみてください。 含み益ができて失敗したくないと思い始めると、トレーダーはポジションの積み増しをためらうものだが、実はこのときこそポジションの規模を大きくすべき である。目標を達成するためには、「損は切って利は伸ばせ」という相場の格言を実行しなければならない。 相場が自分の思惑通りに動いているなら、ポジションを少しずつ大きくし、リスクを取る能力を少しずつ発揮する必要がある。 。。乗り越えなけらばならない最大の障害は、大きな損失に対する恐怖感である。。。 ポジションを少しずつ大きくすることで、この恐怖感を少しずつ克服するほうが賢明 だろう。 含み益のある、力強いモメンタムを発揮しているポジションをどのようにして買い増しするのか?についてのこのキエフの説明は納得しやすいですね。このように 「実践的で明日からの相場ですぐに役立つアドバイス」に溢れているのが、この本の大きな魅力の1つ なんですね。(まだまだ続く)
Apr 26, 2018

さて今日は2018ポートフォリオ概況シリーズです。 85位 2538 ジャパン・フード&リカー・アライアンス (東2、9月優待) △ PF85位は、調味料・日本酒製販と輸入食品商社アルカンが傘下の持株会社であるJFLAです。↑ 社長の桧垣さんは「傑出した切れ者」として有名ですね。♬ 現在の株価は460円、時価総額97億円、PBR1.00、自己資本比率は28.5%で利益剰余金はマイナス、今期予想PER191.67、配当利回り0%(0円)、総合利回り4.3%(0+20=20円)で、優待は9月株主に100株保有で2000円相当、500株保有で3000円相当の自社グループ商品などです。 今日は私の過去2年間に戴いた優待品を見ておきましょう。 2017年です。優待カタログからローストビーフを選びました。 2016年です。優待品で「ほうれん草のトリュフソース炒め」を作りました。 JFLAは利益剰余金マイナス&業績不振が続いていますが、傘下には多くの魅力的なブランドを揃えていますし、親会社のアスラポートダイニングの会長さんで、「傑出した経営者」として知られる桧垣さんが自ら社長として乗り込んで経営改善に取り組んできました。 ただ業績改善の歩みは遅く、2018年3月16日、株式交換で親のアスラポートダイニングの完全子会社となること及び7月末で上場廃止となることが発表されました。ただ、私としては、JFLAには高い潜在ポテンシャルがあるという評価に全く変わりはなく、引き続きそのままアスラポートホルダーとして応援を続けていく予定です。
Apr 25, 2018

さて今日は株式投資本オールタイムベスト71位リスクの心理学 (アリ・キエフ著、ダイヤモンド社) の第7弾です。 今日は 第8章 大きなリスクを取る から。 大半のトレーダーは十分なリスクを取っていない。。。大きなリスクを取るとかなりの確率で報われることがわかっていない。 トレーダーを名乗るのであれば、ある程度のリスクを取らなければならない。→ 私がここまで投資家として大成することが出来ていないのも、結局のところはリスクを十分に取って来なかったからです。キエフ博士のこの真っ直ぐな指摘が心に刺さります。 目標に即したリスクを取り、それによって発生する損益の大幅な増減にも耐える気概を持つことが重要である。 トップレベルのトレーダーは、利益のほとんどをわずか3%の売買から稼ぎ出す。この「3%ルール」を日々のトレーディングと両立させるには、ぶらぶらと歩き続ければよい。落とし穴を避け、チャンスを探しながら、損益のボラティリティを管理していけばよいのだ。優秀なトレーダーはチャンスを見つけたら、すぐに飛びつく。→ 日々の投資では、損切りを確実に徹底し、市場を広く見て色々なことを考えながら、楽しくほっつき歩いていればいい、そして飛び切りのチャンスを見つけたらすぐさま両手で掴み取ればいい、思いっきりバットを振ればいい ということですね。それにしてもこのキエフの「ぶらぶらと歩き続ければよい」と言う表現は面白く、かつ適切だなと思いました。何故なら、過去に自分が掴んだビッグチャンスの多くも、市場でウロウロしていてたまたま偶然に出会ったものがほとんどだったからです。この キエフ本の魅力の一つは、説明がとにかく具体的でかつ納得しやすいこと なんですね。やっぱり、 世界一のトレーダーのスティーブ・コーエンが自社で「永久雇用」した実力は並みじゃない ですね。 ポイントは投資金額を大きくし、損失は出来るだけ小さく留め、可能な時には自分の目標に合ったリスクを取るよう心がけることだ。 損失が出たら早々に手じまうというだけでは十分ではない。 その一方で、 利益の出ているポジションを大きくしなければならない。 思い通りに事が進んでいる3%の売買で、利益を最大化することにエネルギーを集中する のである。→ この最後の一文が、現在の私の最大の課題です。リスク・リワード比が優れていて自分が確信を持てる銘柄には思い切って大きな金額を張らなくてはならないことは十分に分かっているし、実際に実行できてもいるのですが、その ポジションが思い通りに動き出した時に、株価が上がったという情報をポジティブに捉えて更にオラオラでドンと買い乗せすることが自分は依然として苦手 であり、それが克服すべき山なんですね。 (続く)
Apr 24, 2018

さて今日も 2018PF概況シリーズ です。 84位 7938 リーガルコーポレーション (東JQS、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額84位の上位銘柄は、紳士靴・婦人靴製造&卸・直営のリーガルコーポレーションです。前回は2014年に49位で登場していましたが、久しぶりにここでひょっこりと出てきました。リーガルはずいぶん以前には主力の一角として勝負していたこともあるのですが、現在は保有コスト0分の恩株が静かに残るのみです。 現在の株価は2845円、時価総額92億円、PBR0.58、自己資本比率51.8%、今期予想PER17.44、配当利回り2.5%(70円)、総合利回り3.9%(70+40=110円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で5000円相当の優待券などです。 今日は優待券を実際にお店で使って買った靴を見て頂きましょう。いずれも造りもしっかりしておりクオリティが高いです。 リーガルコーポレーションは指標的に十分に安く、また優待にも力があります。そのためWWW9945さんとの共著本の第2弾だった 株主優待だけでもっと優雅な生活 でも下記のように大きく紹介させて頂きました。 その一方で、リーガルコーポは地味な万年不人気銘柄でもあり、このところ株価はずっとヨコヨコで爆睡中です。ま、私としてはこれからも優待を楽しみにPF上位の一角でのんびりとホールドして応援していく予定です。
Apr 23, 2018

さて今日も2018PF概況シリーズです。83位 7522 ワタミ (東1、3・9月優待) △ PF83位は、居酒屋『和民』等を国内外で展開しているワタミです。 最近は総合居酒屋「わたみん家」を鶏居酒屋などにすべて業態転換するなど、徹底した「ワタミ隠し」が功を奏して、業績は底打ちしています。 現在の株価は1454円、時価総額606億円、PBR3.62、自己資本比率は38.1%、今期予想PER159.78、配当利回り0.3%(5円)、総合利回り3.6%(5+48=53円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で年2回、500円相当の優待券を6枚などです。 ワタミは過去数年「典型的なブラック企業」として猛烈なバッシングを受けてきましたが、その頃も、そして今でも、メニューはリーズナブルで価格の割に料理も美味しく、とても良いお店が多いと考えています。 私は和民では、だし巻き卵 マグロの切り落とし が特にお気に入りです。 ワタミは「継続前提に重要事象」が残っていますが、業績は明白に好転しています。「脱ブラック化」に成功したワタミの今後に期待しながら、ホールド継続の予定です。
Apr 21, 2018
さて今日も2018PF概況シリーズです。82位 3242 アーバネットコーポレーション (東JQS、6月優待) ◎ PF82位は、1997年に設計事務所として創業し、現在は投資用ワンルームマンションがメインのアーバネットコーポレーションです。 現在の株価は374円、時価総額94億円、PBR1.27、自己資本比率は28.3%、今期予想PER11.07、配当利回り3.5%(13円)、総合利回り4.3%(13+3=16円、利回りは1000株保有時で換算。)で、優待は1000株保有で3000P、2000株保有で6000P、3000株保有で9000P、4000株保有で15000Pの株主優待ポイント付与です。1ポイント=1円相当で、ネット上で様々な商品と交換できます。最近非常に良くあるやつですね。 アーバネットコーポレーションはリーマンショック時の2009年6月期には超巨大な赤字を出して1発でイキかけるなど、「いかにも」なマンション屋さんです。率直に言うとあまり好みのタイプの銘柄ではないのですが、2018年2月8日に発表となった上記の新設優待の内容が良く、十分な総合利回りが出ていることから、「優待族としては必然の参戦」となりました。 このところ業績もイマイチで、過去18年間の自分の経験からはちょっと嫌な予感がしますが、ま、しっかりと見ながら注意深くホールドしていく予定です。
Apr 20, 2018

さて今日も 2018PF概況シリーズ です。 81位 7552 ハピネット (東1、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額81位の上位銘柄は、玩具卸で圧倒的首位のハピネットです。その総合戦闘力の高さから2014年には16位と主力の一角で戦ったこともあったのですが、その時は運よく購入後短期間で株価が急騰したため持ち株の大部分を売却し、今年2018年はこの位置での登場となりました。 現在の株価は1540円、時価総額370億円、PBR1.00、自己資本比率は42.4%で有利子負債は0、今期予想PER9.75、配当利回り2.0%(30円)で、優待は自社オリジナル玩具・ゲーム・DVD・ブルーレイなどから100株で1つ、500株で2つ、1000株で3つ選択+500株で2000円相当、1000株で5000円相当のこども商品券です。 仮に優待品を1つ2000円とすると、総合利回りは3.2%(30+20=50円)となります。 それでは2017年に私が戴いた優待品を見ておきましょう。 どれも素晴らしい内容でした。というか、最近のおもちゃって私が子供の頃のと較べるとどれも飛躍的にクオリティが上がっていて、大人が遊んでも滅茶苦茶面白いですね。 ハピネットは指標的にも安いですし、優待内容にも非常に力があります。総合的に考えると、十分にPF上位に足る銘柄であると現時点では見ています。
Apr 19, 2018

さて今日も 2018PF概況シリーズ です。 80位 7989 立川ブラインド工業 (東1、6・12月優待) ◎~◎◎ PF時価総額80位は、ブラインドと間仕切りのトップメーカーの立川ブラインド工業です。前回は東証1部昇格イベントがあった時の2015年に22位と上位で登場していたのですが、その後無事に東証1部に昇格し、今は元々住んでいた「優待株いけす」に静かに戻りました。 現在の株価は1511円、時価総額314億円、PBR0.87、自己資本比率は65.5%で有利子負債は0、今期予想PER12.55、配当利回り0.7%(10~15円)、総合利回り0.9%(10+4=14円、優待は最も利回りの良くなる500株保有で計算)で、優待は12月株主のみに300株保有で1000円相当、500株で2000円相当、1000株で3000円相当のクオカードなどです。 立川ブラインド工業は、指標的にも十分に安いですし、財務状態も良いですし、地味ながら成長力もありますし、改めてみると実に良い銘柄と思います。もう少しPF上位で戦えるかもしれないですね。
Apr 18, 2018

さて今日は2018PF概況シリーズです。 79位 2686 ジーフット (東1、2・8月優待) 〇 PF時価総額79位は、イオン系の紳士・婦人靴、スポーツシューズ販売チェーンで中部地方を地盤に全国展開している旧ツルヤ靴店、現ジーフットです。 現在の株価は765円、時価総額325億円、PBR1.25、自己資本比率は41.7%、今期予想PER43.47、配当利回り2.6%(20円)、総合利回り 4.7%(20+16=36円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は年2回、100株保有で1000円相当、1000株保有で5000円相当、2000株保有で10000円相当の優待券です。 ジーフットのお店は全国のイオンの中にちんまりとたくさん入っているので、優待券の使い勝手は最高です。 私は優待券で毎回色々な買い物を楽しんでいます。 ジーフットは昨年1年間ずっと既存店売上高が100%を下回るなど、業績は低迷しています。そして残念ですが、それは店舗に行ってもリアルに実感できます。商品の陳列もその内容も「何となくちょっとみすぼらしく、旧態依然としてくたっとしている」んですね。ただ私としては、十分な総合利回りが出ている事及び優待券が非常に使いやすいこともあり、今のところは優待MAXで保有継続の予定です。
Apr 17, 2018

さて今日は 2018PF概況シリーズ です。 78位 3591 ワコールホールディングス (東1、3・9月優待) △ PF時価総額78位の上位銘柄は、婦人下着首位のワコールHDです。前回は2014年に65位で登場しているのですが、その当時からの自分の保有銘柄数の増大を考えると、ほぼ同じ立ち位置での4年ぶりの登場となりました。 現在の株価は3165円、時価総額2269億円、PBR0.92、自己資本比率は78.1%と良好、今期予想PER24.14、配当利回り2.3%(72円)、総合利回り2.7%(72+12=84円、優待券は女性に大人気なので額面の100%で換算)で、優待は500株保有で年2回3000円分の商品券+自社および自社グループ通販商品20%割引です。 私が好きな優待株の古典的な条件として、 1. 低PBRで財務良好。 2. 優待が自社製品で、かつ同時に力がある。 3. 出来れば年2回優待。 というものがあるのですが、ワコールHDはそれらをまずまずのレベルで満たしています。今後も優待を楽しみにしながら、末永く応援してホールドしていく予定です。
Apr 16, 2018

さて今日は株式投資本オールタイムベスト71位リスクの心理学 (アリ・キエフ著、ダイヤモンド社) の第6弾です。 今日は 第6章 ハイリスク・トレーダーを解剖する から。 トレーディングにおいては頑なな態度を取らず、柔軟に取り組まなければならない。 自分の知性は利益を上げるために使わなければならない。たとえその結果、自分が凡庸なトレーダーに見えてしまうとしても、利益を優先すべき なのである。 ハイリスク・トレーディングに手を染めているトレーダーは、自分の現実をトレーディングの場に持ち込んでいる。失敗はしたくない、人と違うことをしたい、安値で買いたい、一番乗りになりたい、市場コンセンサスの裏をかいてやりたいといった現実 だ。 自分がなぜこの銘柄でポジションを持ったか、具体的な理由を言えるようにしなければならない。 もしその理由がいえないのなら、単に人と違う事がしたいという理由で保有し続けたりせず、早々にポジションを解消しなければならない。 一番乗りになりたい一心で相場が転換する前にポジションを持ってしまうトレーダーは、一歩下がって相場の転換を待つようにすべき だろう。 自分が望んでいない方向に動いている相場に関わって痛みを感じるよりも、手を出さない寂しさを感じているほうがよい、と考えても良い だろう。 痛みを感じるならその行為は正しくないという具合に、痛みを行動の適否のバロメーターとして利用する のだ。 これらのキエフの指摘は胸に深く沁みます。私は逆張り思考の極めて強い投資家ですが、逆張りしたいがための安易な逆張りをしてはいけない、あくまでも他の投資家が悪材料に対して過剰反応し過ぎているという確信が持てる場合に限定しなくてはならない、ということなんですね。言い方を変えると、「市場心理に対しての逆張り」が大切なのであり、好材料に対して市場が過小反応した場合には順張りが「逆張り思考」の発露であることもあり得る わけです。 またもう一つ、「痛みを行動の適否のバロメーターとして利用」すればよいという指摘も、具体的で素晴らしいと思いました。 人とは違うことがしたいという理由だけで逆張りのポジションを取らない ようにする。。。人とは違うところを見せたいという気持ちを捨てる。特に、 市場参加者の大多数の判断が正しい時にはそれに逆らわない 様にする。 相場の転換点を狙ったトレーディングには手を出さないようにする。一番乗りになりたいとか後れを取りたくないという理由から非常に早い時期にポジションを持つこともやめる。 ニュースには早めに対応する。 株価が下落しているときには早々に手じまって損切り を行う。「ダブリング・ダウン」などのナンピン買いは厳禁。 非常に実践的で素晴らしいアドバイスですね。この中では特に「非常に早い時期にポジションを持つ」癖が自分にはあり、それは端的には4~5年前から既に6425ユニバーサルエンターテインメントを主力にしていたことに現れているのですが、こういった期待値の低い投資行動は年間パフォーマンスを大きく押し下げるので、 「適切な時期にバスに乗り込む」ことを今後更に徹底していきたい と考えています。
Apr 15, 2018

さて今日は 2018PF概況シリーズ です。 77位 2702 日本マクドナルドHD (東JQS、6・12月優待) △ PF時価総額77位の上位銘柄は、外食国内首位級で日本を代表する優待株の日本マクドナルドHDです。前回は2013年に48位で登場していましたので、なんだか著名な銘柄の割には久しぶりの登壇となりました。数年前には「オエオエチキンナゲット事件」があって業績が大きく落ち込んだこともありましたが、今では自分も含めてみんなそんなことはもうケロっと忘れてしまいましたね。お店は再び大盛況です。(笑) 現在の株価は5150円、時価総額6847億円、PBR5.28、自己資本比率は66.1%と良好、今期予想PER35.11、配当利回り0.6%(30円)、総合利回り1.9%(30+70=100円、優待券1冊はヤフオク平均落札価格の3500円で換算)で、優待は100株保有で年に2回優待食事券1冊(300株保有で3冊、500株保有で5冊)です。 日本マクドナルドHDは指標的な割安感はもうずっと昔から皆無ですが、優待株としての知名度は抜群で、そのため常に株価は高値で安定しています。日本を代表する「優待割高株」ですね。でも、マックのお店は全国津々浦々どこにでもあり財布に優待券を入れておけば、 いつでも、どこでも、誰とでも 思い立ったときにマックでご飯を食べたり休憩したりできます。 そのため、 優待族としての果実・報酬を目に見える形で分かりやすく実感しやすいのがマックの最大の魅力 ですが、マックの商品は全体にカロリーが高く、気をつけないと 「優待デブ(WWW9945さん命名)」 になるのでそこは注意が必要です。(笑) (WWW9945&みきまる共著 株主優待だけで優雅な生活 より引用) さてマクドナルドでは過去に限定バーガーを含めて色々と食べましたが、ビッグマックが完成度が高くてバランスが良く、結局のところは一番美味しいように思っています。 これからも日本を代表する優待株である日本マクドナルドホールディングスを、楽しく愛でながらホールドしていく予定です。
Apr 14, 2018

いやあ、なんだか相場環境が悪くなって来ましたね。かなり経済的・精神的に消耗してきている個人投資家の方も多いのではないでしょうか? そこで突然ですが、皆様、是非以下の事を心の片隅に覚えて置いてください。当ブログでは以前から何度も言及していますが、 困ったら、行き詰ったら、優待バリュー株穴熊投資法 です。 これは資金力の豊富な機関投資家には絶対に手を出せない、そして逆に資金量が限られている我々個人投資家だからこそ出来る、「伝家の宝刀の必殺技」です。 具体的には、指標的に割安でかつ総合利回りの高い優待バリュー株を1枚ずつ多品種仕込んでポートフォリオの防御力をどんどん、どんどんと上げて行くのです。100万円でも頑張れば10銘柄買えますし、1000万円あれば100銘柄近くは行けますね。この戦法は、 勝てるかどうかは別として、市場での生き残りには無類の強さを発揮 します。 これは言うなれば、恵みの雨の降らない砂漠で植物が生き延びるためにどこまでもどこまでも深く地中に根を張り巡らせようなものです。そして手数料と税金がパフォーマンスを悪化させる主な原因なので、無駄な売買は極力避け色々な銘柄を幅広く眺めて楽しく勉強をする。そして大量に届く優待品で心のHPを回復させ続ける。これでOKです。 さてここで、この優待バリュー株穴熊投資法に適した銘柄をいくつか例示しておきましょう。 2018年4月の現時点の最新の総合戦闘力で見ると、 7520 エコス 7837 アールシーコア 8119 三栄コーポレーション 8591 オリックス 9035 第一交通産業 辺りは鉄板でいいと思います。どれもピカピカの優待バリュー株ですね。♬ あ、後、他にも該当する銘柄はたくさんあると思いますので、皆様も「これもいいよー。」というものがありましたら、是非ブログのコメント欄かツイッターで御教示ください。 さて私は過去18年間、ピンチの時はほぼこの「優待バリュー株穴熊投資法」で乗り切ってきました。具体的に言うと、 厳しい状況に追い込まれたらアナグマ化して、防御のために冬篭りし地下に潜って静かに潜航し、そして季節が巡りまた市場に薄日が射してきたらノコノコと地上に這い出て、持ち株の中で総合戦闘力が突出したとびっきりの精鋭部隊だけに資金を集中して鋭いカウンター攻撃を仕掛ける のです。 皆様も 「困ったら穴熊」 を合言葉にして、お互い厳しい環境を乗り越えていきましょう。
Apr 13, 2018

さて今日も 2018PF概況シリーズ です。 76位 4926 シーボン (東1、3月優待) 〇 PF時価総額76位の上位銘柄は、イケイケ営業系の化粧品自社製造・販売会社のシーボンです。2010年5位、2012年17位、2014年61位と順調にランキングを落としてきましたが、今回は割と踏み留まって、この位置での登場となりました。 現在の株価は3115円、時価総額133億円、PBR1.42、自己資本比率は78.9%で有利子負債は0、今期予想PER41.64、配当利回り1.3%(40円)、総合利回り2.4%(40+35=75円、自社商品のヤフオク平均落札価格は額面の50~70%。ここでは50%で換算。また自社サロンケア利用券は1000円で換算)で、優待は100株保有で5000円相当、500株保有で10000円相当の自社商品(化粧品等)+自社サロンケア利用券1枚(20歳以上の女性限定。お一人様1回まで。)です。尚、長期株主優遇制度もあります。 シーボンは、ほとんど成長力はありませんが、財務状態が良いですし、優待内容にも力がありますし、優待MAX分を保有しているのには特段の問題はない銘柄であると考えています。
Apr 12, 2018

さて今日は通常の 2018PF概況シリーズ です。75位 3197 すかいらーく (東1、6・12月優待) ◎~◎◎ PF時価総額75位の上位銘柄は、ファミレス最大手で主力業態は『ガスト』のすかいらーくです。 現在の株価は1570円、時価総額3094億円、PBR2.47、自己資本比率は39.3%、今期予想PER17.98、配当利回り2.4%(38円)、総合利回り5.5%(38+48=86円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算。)で、優待は100株保有で年2回3000円相当の優待食事券などです。利回り的には1000株保有時が最も良くなります。 優待券を使えるお店は全国津々浦々に広がっており、その利便性は最高です。 今日は1つだけ、ガストでの使用例を御覧頂きましょう。 値段を考えると、どのメニューもとても美味しいと思います。 さてすかいらーくは、今の株価位置は優待族的には極めて魅力的と考えています。「優待改悪さえないのなら」という条件付きでは、もっと買い増ししたいくらいですね。
Apr 11, 2018
私はそのほぼ全てが優待株で構成され、今では銘柄数が600を超える大所帯となっているポートフォリオを抱え、それらを毎日メンテナンスしながらとても忙しくかつ充実した日々を過ごしています。大きく株価が動いている銘柄があれば、そこには「何らかの変化」が起きている可能性があるので、時間をかけてチェックします。 更にPF上位銘柄に関しては、時価総額順にJ1(時価総額約1000万円以上)、J2(時価総額約500万円以上)、J3(時価総額約250万円以上)にグループ分けし、J1は毎日数回、J2は1週間に数回、J3は1週間に1回程度、何か変わったことが起こっていないかを調べ目を光らせています。 それ以外に、私がS級、超A級だと考えている凄腕投資家の方々の保有銘柄については、常に全てを徹底的に解析しています。自分が実際に買うかどうかは別として、どうしてその銘柄を選んだのか、どういう思考過程を経てそこへ辿り着いたのか?、今後の株価上昇を見込んでいるストーリーはなんなのか? などを多角度から検討します。 また、大和住銀日本小型株ファンド、ニッポン中小型株ファンド、ジェイリバイブ、ジェイクール、ジェイネクストなどの銘柄選択眼の優れたファンドが保有している銘柄に関しても、自分のPFに取り込めそうなものがないかを定期的に見ています。 投資家として継続して勉強していくことが大切なので、日々株式投資に関する書籍を読み続けて学んでいます。そしてそれらのインプットをこのブログやツイッターなどを通して積極的にアウトプットすることによって、毎日ほんの少しでも成長していくことを目指しています。 そしてこれら全ての努力は自分が、 電撃に貫かれる瞬間 に出会う機会を増やすためにやっています。 過去、大きな利益になった銘柄は、「消去法的に理性的に選んだ。」とか、「飛び抜けたところはないけど総合力が高いので主力化した。」という事は少なくて、 見た瞬間、出会った瞬間に、「これは飛び抜けていい!。絶対に勝てる。」と心躍りながら確信した ことがとても多いからです。 そのためこれからも、電撃に貫かれる瞬間 に出会う事を楽しみに、日々精進を重ねて行こうと決意しています。
Apr 10, 2018
今年は全体として、停滞したちゃぶついた相場環境が続いていますが、そんな中で「お肉関連銘柄」が業績・株価推移共に非常に堅調なのが目立ちます。 私のポートフォリオ上位銘柄だけで見ても、 ハイクオリティーサービスの食べ放題業態「焼肉きんぐ」で躍進を続ける 3097 物語コーポレーション 2292エスフーズ傘下で、「欧米人のお袋の味」であるアウトバックステーキも展開している 7614 オーエムツーネットワーク マクドナルド向けハンバーグパティの生産で知られる食肉卸で首位の 8043 スターゼン 名物「がんこハンバーグ」が激ウマのステーキ&ハンバーグ専門レストラン 3091 ブロンコビリー などの好調振りが目を引きます。 この理由なのですが、日本社会が経済的に長期低迷する中で徐々に貧富の差が拡大し、「国民総中流」意識が崩壊して、米国型の「弱肉強食&焼肉定食」的な世界観が広く浸透しつつあることが影響しているのではないか?と個人的には考えています。 肉を喰らってパワーを蓄え、毎日必死に努力して上を目指し続けなければ、相対的に後退するばかりで生き残れない非常に厳しい社会環境になってきている ということですね。 そのため私も、栄養バランスに気を使いながら、楽しくお肉をたくさん食べて日々「大競争社会」を戦って行こうと考えています。(笑)
Apr 9, 2018

さて今日は通常の2018PF概況シリーズです。 74位 9824 泉州電業 (東1、10月優待) ◎ PF時価総額74位は、電線専門商社の泉州電業です。前回は2014年に91位で登場していましたが、今回は少し順位を上げてここで出てきました。 現在の株価は3430円、時価総額370億円、PBR0.94 自己資本比率は57.7%、今期予想PER14.64、配当利回り1.5%(50円)、総合利回り1.7%(50+10=60円)で、優待は100株保有で 1000円相当の自社オリジナル図書カードです。 泉州電業は2011~2012年頃には、「万年不人気・低PBR・好財務・地味な東証2部所属・優待株」の5拍子揃った、自分好みの銘柄でした。 そしてその頃に「ここはもしかして準主力でいけるかもな。」と考えて少しだけ買い増ししたのですが、当時他の準主力候補と徹底的に比較吟味したところ、「いい銘柄なのは間違いない。ただし、総合的に見て株価上昇のカタリストに乏しい。」という結論となり、大きく買うには至りませんでした。 ただ結果としては、泉州電業は現時点で私の買値の4倍近くとなっており、「準主力で戦えばよかったな。」と言うのが今の率直な気持ちです。銘柄選択と言うのは、常にとても難しいですね。(滝汗)
Apr 7, 2018

さて今日は株式投資本オールタイムベスト71位リスクの心理学 (アリ・キエフ著、ダイヤモンド社) の第5弾です。 今日は 第4章 流れに身を任せる から。 トレーディングとスキー トレーディングとスキーは非常によく似ている。制御しようという気持ちを捨てること、実際に参加すること、売買と言う現象を少しずつ受け入れていくこと。。。仕掛けた売買がうまくいっている間は、肩の力を抜いてリラックスし、相場の流れに身を任せてポジションを長く大きく持つようにしなければならない。 決断を誤れば事故に遭う可能性もあるが、そのリスクを取らなければ勝つことはできない。 トレーディングでも、早めに的確な決断を下して、あとは流れに任せるというスタイルを身につける必要がある。 レースクラッシュの仕方を学ばなければならないように、トレーディングでは上手な損の仕方を学ばなければならない。損を出したらそれを認識して受け流し、次の勝負で勝つ準備をしなければならない。自分のレベルをひとつあげるためには、こういった心理面での進歩が必要だ。 いやあ、いい表現が多いですね。自分の経験でも大きな利益になったトレードと言うのは、「騰がり始めたポジションをただただご機嫌でホールドしていただけ、まさに流れに身を任せていただけ。」ということがほとんどなんですね。 後、「損を出したらそれを認識して受け流し、次の勝負で勝つ準備をしなければならない。自分のレベルをひとつあげるためには、こういった心理面での進歩が必要」と言うのも至言と思います。損切りとレジリエンス(精神的回復力)は密接に関係していると思う。マーケットでは「常に正しい」ことはあり得ないし、過ちは迅速に正さなければならない。間違ったらそれを認めて修正することは、リスクを軽減し、脳にかかるマイナスの負荷を減らして、未来への意欲を増す効果がある。— みきまるファンド (@mikimarufund) 2018年4月4日(続く)
Apr 6, 2018

さて今日は2018PF概況シリーズです。73位 3981 ビーグリー (東マ、12月優待) ◎ PF73位は、スマホ向け電子コミック配信サービスの『まんが王国』を運営しているビーグリーです。 現在の株価は1725円、時価総額105億円、PBR2.11、自己資本比率は64.7%、今期予想PER13.65、配当利回り0%(0円)、総合利回り0.4%(0+7=7円、優待はヤフオク平均落札価格である額面の70%で換算。)で、優待は100株保有で自社運営コミック配信サイトで利用できるポイントを1000Pなどです。 ビーグリーは指標的にはやや割高ですが、電子コミック業界の成長力を評価して、 とりあえず1000株だけ勉強のために買ってみました。今後の業績推移をしっかりと見張っていく予定です。
Apr 5, 2018

さて今日は株式投資本オールタイムベスト71位リスクの心理学 (アリ・キエフ著、ダイヤモンド社) の第4弾です。尚、 今回が全10作中での最重要回 となります。 今日は 第3章 自分の感情にどう対処するか からですが、ここはマジで凄いです。私の投資家人生に大きなプラスの影響を与えてくれた、「神章」ですね。 値下がりしている銘柄は、早々に手放すのが優れたリスク管理です。。。 下げ止まって値上がりを始めたら、その時点で買うか見送るか決めればよい のです。 値上がりするまで売却を待てなかったことで自分を責めてはいけません。 いいですか、 この取引はふたつの部分に分けて考えるべき です。 ひとつはポジションを守るためのリスク管理の部分。もうひとつは、反発した後に再度購入する部分 です。 反発後に再度購入することに抵抗があるようですが、こんなふうに考えてみてください。 市場は常に、新しい情報や新しい視点から取引に参加するチャンスを与えてくれている。だからこちらも、変化に対応する準備を常に整えておかなくてはならない。 これはとても重要なことです。 私は前述した通り「含み益のあるポジションを買い増しすることがとても苦手」な訳ですが、それはつまりモメンタム投資が苦手ということでもあります。ただ、 モメンタム投資がパフォーマンスキング であることは今や明白な事実です。そのため「逆張り&バリュー一辺倒」でここまで18年の内の15年程度を生き抜いてきた私は、その成績改善のためにモメンタムの力をどうしても自らの中に取り入れたいと考え、日々必死にバタ足をしてもがき続けています。 そんな中でこの本を再読した時に出会った、キエフ博士の 市場は常に、新しい情報や新しい視点から取引に参加するチャンスを与えてくれている。だからこちらも、変化に対応する準備を常に整えておかなくてはならない。という印象的な名言は、 順張りへの拒否感がどうしても消えない私の「心の障壁」を柔らかく溶かしてくれる魔法の言葉 でした。非常に印象的でしたね。 (続く)
Apr 4, 2018

ちょっと遅くなりましたが、4月の抱負です。 今年は個人的に、仕事が猛烈&強烈に忙しい(先月も完全なオフ日は1日だけでした)状態が続いています。更にそれに加えて、今年の1月からお家の一室を改造して筋トレルームにして週に2~3回程度の肉体改造トレーニングにも励んでおり、率直に言って、「自分の中に余裕のある、隙間の時間がほとんどない。」という極限の状況下で日々市場で戦っています。 ただ、個々の投資家がどのような環境下にあるのかなど、マーケットには一切関係のないことです。でも今年の自分には様々な意味で「時間が圧倒的に足りない」のが事実であり、そのため「投資の時間軸を極力長く取って、2~3年の中期でのんびりゆったりとホールドできる。」と考える銘柄群へのシフトを意識的に進めています。 もちろん、時間のやりくりを付けて、自分の投資家としての「心のエンジン」であるこのブログは出来る限り精力的に更新し続けていく予定です。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Apr 3, 2018

さて今日は2018PF概況シリーズです。72位 2153 E・Jホールディングス(東2、11月優待) ◎◎◎ PF72位は、エイトコンサルと日本技術開発が07年に経営統合し発足し、官公庁工事が柱の総合建設コンサルのE・Jホールディングスです。尚、仕込みの関係で紹介が遅くなりましたが、実際の順位は遥かに上で、現在既にポートフォリオ10位以内の超主力の一角として戦っています。 現在の株価は1546円、時価総額112億円、PBR0.66、自己資本比率は58.6%、今期予想PER11.23、配当利回り1.9%(30円)、総合利回り2.3%(30+5=35円)で、優待は年1回、100株保有で500円相当、1000株保有で1000円相当、5000株保有で2000円相当のクオカードです。 E・Jホールディングスは、2017年10月13日に上記の株主優待制度を新設しました。処々の状況から東証1部への昇格のための株主数増加策であることは「ほぼ、すけすけのスケルトンで見え見え」ですが、現状の株価位置がファンダメンタルズから見て濃厚な割安感があることから、私は「バレバレとはいえ、東証1部昇格でそれでもある程度の株価上昇は見込めるかな?」と考えてかなり多めに買いました。 ただ最近はこの「東証1部昇格狙い投資法」はあまりにも世間に広く、かつ海よりも深く、四方八方に知れ渡ってしまったために、 実際の東証1部昇格発表が完全なる「材料出尽くし」になってしまって、逆に株価が超暴落することすらある という、「世紀末的で混沌とした状況」です。(笑) そのため私も1つ1つの昇格候補を慎重に詳細に多角度から吟味して、今や 新種の罰ゲーム に成り下がりつつある、鮮度の落ちた、リスク・リワード・レシオの劣った、やや消耗戦的なトリッキーな戦いに取り組んでいるわけですが、今回のE・Jはそれでも比較的良い案件なのではないか?と現時点では考えています。ま、投資として報われるかは実際の昇格を待ってみないと分からないですが。 尚ここで補足情報なのですが、会社IRによると、「2017年11月末の段階での株主数は2018人。優待新設効果で400人ほど増えたが、まだ(東証1部昇格に必要な)2200人には達していない。また東証1部昇格に関しては、『念頭に置いているし、全く想定していないという事ではない。』と言う状況である。更なる株主数増加対策に関しては、『ゆくゆくは何らかの手を打つ予定だが、現時点では具体的には一切申し上げられない。』」とのことでした。 ま、私が翻訳コンニャクで超訳すると、「めちゃ、T1に上がりたいです。♬」という理解でよいかと思います。 IR文学というのはとかく必要以上に、常に異常に難解なものなのですが、二重否定表現を連発する場合には、皆様の想定通りのゴールが待っていることが経験上非常に多い んですね。 そしてそれが何故かというと、 「本当の事は言えないが、同時に嘘をつくわけにもいかない。」という縛りがあるために、どうしても通常の会話ではあり得ないような、珍妙で奇天烈な答えをせざるを得なくなるからです。 後、このE・Jホールディングスに関しては、もう1つ非常にいいなと思う点があります。 ここの完全子会社に「近代設計」という会社があるのですが、ここが「電線共同溝、無電柱化検討業務で全国1位の圧倒的なシェア」を誇っているのです。 この無電柱化事業は、東京五輪開催に向けての都心の道路やそれ以外でも全国の幹線道路で強力に推進されているものです。 そしてこの無電柱化事業というのは、「地震国日本」では非常に大切なものです。何故かというと、地震の時に電柱が崩壊すると、道が塞がれたり緊急車両が通れなくなるということがあるからです。 国土交通省では全国56箇所で電線共同溝・無電柱化事業を行っているのですが、そのうち11箇所をE・Jホールディングスグループが受注しています。つまり占有率は約20%です。また残りの45箇所は23社が行っています。したがってE・Jホールディングスグループがずば抜けて高い占有率を持っていることが分かります。 つまり何が言いたいのかと言うと、地震国家である日本にとっては国策事業とも言える「無電柱化事業」が株式市場で人気テーマとなった時には、ここE・Jホールディングスがその「本命ど真ん中」の銘柄になる、そういうカタリスト(株価上昇のきっかけとなる起爆剤)がある、ということなんですね。 以上をまとめると、E・Jホールディングスには以下の3つの魅力があるということになります。1. 指標的に極めて割安で、業績も好調を維持している。2. 現時点では株主数が基準を満たしていないが、何らかの株主数増加対策(立会外分売や株主優待拡充)をした上で、近い将来の東証1部昇格が高い確率で期待できる。3. 地震国家である日本にとっては国策とも言える「無電柱化事業」関連の本命ど真ん中銘柄である。 このように多くの魅力に溢れたE・Jホールディングスを今後超主力の一角として楽しくホールドして応援していく予定です。
Apr 2, 2018

さて今日は株式投資本オールタイムベスト71位リスクの心理学 (アリ・キエフ著、ダイヤモンド社) の第3弾です。 今日は、第2章 トレーディング・アプローチを理解する から。 コミットメントとは、成功の保証がないことを承知の上で、一定の成果を約束し、わざと自分を追い込むことである。 コミットメントは、自分を追い込むことで秘められたエネルギーを大量に解放し、ビジョンを実現する可能性を大いに高める行為だといえる。 精神と肉体の両面で努力を重ねると、たいていのことはできる。 失敗を恐れず、好ましい結果が生まれることを信じて物事に取り組む。 コミットメントとは、「自分にできるだろうか」と問うことではなく、「やってやる」と宣言すること である。 私の言う信念とは、ゴールを設定してそこに至る手順を逆算すること だ。 目標を達成するためには、リスクを取る気概を持たなければならない。 身のまわりの出来事を解釈するための枠組みは、自分の力で変えることが出来る。 コミットメントとは、、、公約しそれを守ることによって自分の人生をつくり上げていくことである。 スティーブ・コーエンが率いていた世界最高峰のヘッジファンドであるSACの中には、オフィスをうろちょろしているキエフとの面談を死ぬほど嫌がっていたトレーダーも結構いたということなのですが、こういった彼の言葉を見るとそれも何となく分かる気がします。なんというか、ちょっと「洗脳っぽい」部分があるんですね。(笑) ただ、ゴールを設定して具体的な作戦を練ることは、私もとても大切だと思います。実際、ブログでは恥ずかしいので書きませんが、5年後の中期目標の資産額と今年中の必達目標の資産額は自分の中では「常に明快に明示」しており、どうやったらそこに辿り着けるか、どの銘柄にどのくらいの時間軸でどの程度の資金を入れて戦うのが最適なのか? をいつも考え続けています。(続く)
Apr 1, 2018
全27件 (27件中 1-27件目)
1


