ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2010.05.05
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カテゴリ: 書評

神と科学は共存できるか ?」「マラケシュの贋化石( )」に続いて4作品目である。

 内容は、いわゆる「カンブリア紀の生物大爆発」のきっかけとなったロッキー山脈バージェス頁岩から発見された、膨大な5億年前の奇妙奇天烈な化石動物群の分類解釈をめぐる物語を筆者の独自の調査をもとに再評価・再解釈したエッセーである。あの有名なアノマノカリスや最古の脊索動物のピカイアも登場する。記述は大変面白く・奥深いものがあるのであるが、エッセイでなくもう少し高いレベルの科学読み物として見た場合、多少不満が残る。これは、同じ進化論研究者のドーキンスのような鉈でバッサリと論点を示すやり方ではなく、あまり明確に自分の意見や考えを示していないもどかしさがあるのだと思う。

 ここまでカンブリア紀の爆発の研究成果を詳しく記述したのならば、明確に「なぜカンブリア紀だけに生物の多種多様な爆発が発生」したのか、そしてその後「なぜ少数の種のみがどうやって生きのびたのか」について、一般論でなくグールドなりの考えや意見を示して欲しかった。内容を期待していてただけに少しがっかりでした。(評価 星四つ:★★★★☆)



 ワンダフル・ライフ-バージェス頁岩と生物進化-






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Last updated  2010.05.05 18:02:39 コメントを書く
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