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まるごとで聴くあり… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2017.02.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日本人には日本人の気質があります。
イタリア人にはイタリア人の、ドイツ人にはドイツ人の気質があります。

でも、それぞれの国の中にも、多血(たけつ)質、胆汁(たんじゅう)質、憂鬱(ゆううつ)質、粘液(ねんえき)質といった四つの気質の人がいます。

なぜなら、「気質」は「入れ子」の状態で存在しているからです。
(「入れ子」とは、ロシア人形のマトリョーシカのようなものです)

日本人は粘液質と憂鬱質が強い民族です。それが自分を表現する能力の低さとつながっています。

でも、その日本人の中にも多血質、胆汁質、憂鬱質、粘液質といった四つの気質の人がいます。

イタリア人やスペイン人などは多血質が強い民族ですが、それでもその中にはちゃんと多血質、胆汁質、憂鬱質、粘液質といった四つの気質の人がいます。

でも、粘液質や憂鬱質が強い日本人の中の「胆汁質」の人と、多血質が強いイタリア人の「胆汁質」の人では、その状態が違うのです。

同じ「胆汁質」でも、その入れ子の「親」が違うからです。



「緑」に赤を混ぜると「赤緑」になります。青を混ぜると「青緑」になります。
でも、「黄色」に赤を混ぜると「オレンジ」になります。青を混ぜると「緑」になります。

元の色が違えば、同じ色を混ぜても同じ色にはならないのです。

同じ「多血質」の人でも、東北で生まれ育った人と、関西で生まれ育った人とではその状態が異なるのです。

気質が分かりにくい原因がここにあります。

でも、その文化圏の中ではその人は「多血質」としてその役割を果たしているのです。

それは例えば「四季」と似ています。
北海道にも四季はあります。九州にも四季はあります。
でも、北海道の「春」と九州の「春」は同じではないですよね。
「夏」も「秋」も「冬」も違いますよね。

私が気質のことを学び始めた頃は、シュタイナー教育関連の気質の本を読んでいました。
でも、なんかピンとこなかったのです。頭では理解出来ても、実際に身の回りにいる人達の中に、本の中に書かれたような人達がいなかったからです。



私は若い頃、バックパッカーでヨーロッパやインドや、その他色々な国をウロウロしていたのですが、国によって国民性は異なりました。

その体験があったので、そのことに気付いたのです。

シュタイナー関連の気質の本に書かれているような「多血質」の人は、日本では滅多に見かけません。でも、スペインやイタリアには普通にいました。

そのことに気付いた時、「日本人の気質は、日本人が日本人の視点で調べてみるしかないな」と思ったのです。

ドイツの人が日本に来て日本人の気質を調べても、それは「ドイツ人から見た日本人の気質」に過ぎないからです。



以前、ドイツでシュタイナーの治療教育のお仕事をなさっている仲正雄さんを茅ヶ崎にお呼びしてお話を聞いたことがあるのですが、彼の職場に彼(自分は多血質だとおっしゃっていました)から見て典型的な粘液質の日本人の友人を、同僚のドイツ人は「彼は憂鬱質だ」と言っているとおっしゃっていました。

一般的には「どっちが正しいんだ」という話になるのでしょうが、でも、気質においては両方とも正しいのです。なぜなら相手の気質を判断している人の気質が違うからです。

背が低い人から見た「背が高い人」のことを、背が高い人が「彼は背が低い」と言っても矛盾はないですよね。

「気質」は相対的な現象なのです。
だから、科学では扱うことが出来ないし、また分かりにくいのです。

でも私はそんな気質に興味を持ったのです。

中学生の頃にアインシュタインによる相対性理論と出会って興奮したことを覚えています。
世界観が一変しました。だから物理学を目指したのですが、私は固定された視点、固定された考え方ではなく、相対的な視点や相対的な考え方に惹かれる感性を持っているようです。

ちなみにこれは「気質」だけに限ったことではありません。

小児科医が書いた子育ての本は、「小児科医」という視点から見た子育て論に過ぎません。だから、お母さんが向き合っている現実とは異なるのです。

だからこそ、「自分にとっての現実」を知るためには、自分の目で見て、自分の肌で感じて、自分の頭で考える必要があるのです。

「知識」に依存してしまうと、世界が見えなくなってしまうのです。





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Last updated  2017.02.01 09:13:39
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