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拮抗状態が望ましい New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2017.12.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
人間は、大きく分けて、「意識」と、「知性」と、「心」と、「からだ」という四つの要素の集合体です。(それらの中にも色々な要素がありますけど)

ただ、この四つは密接に繋がっていて、分離出来ません。

また、どれか一つだけに働きかけることも出来ません。
「意識」に働きかければ、「知性」も、「心」も、「からだ」も反応します。
これは「知性」に働きかけても、「心」に働きかけても、「からだ」に働きかけても同じです。

そして、子どもの「人間としての成長」は、この四つがバランス良く育つことで実現します。

ただし、これらの成長には順序があります。

幼い子どもはまず、「からだ」から育ちます。「からだ」の育ちを通して、「心」や、「知性」や、「意識」を育てているのです。

ちなみに、この「からだ」とは医学的な意味での「肉体」のことではありません。


幼い子どもたちは、自分で自分の指をなめたり、ハイハイしたり、色々なものをしゃぶったり、ぶつかったり、転がったり、登ったり、落ちたり、熱いものを触ったり、痛い思いをしながら、自分で自分の「からだ育て」をしています。

そして同時に、そのような行為を通して、意識や、知性や、心や、からだが育っているのです。

ですから、この時期の子どもに落ち着きがないのは当然で、また落ち着きがないことが必要なんです。

お母さん達は「うちの子はジーッとしていることが出来ないんです。どうしたらいいのでしょうか?」と聞きに来ますが、逆に、幼い子どもをジーッとさせてはいけないのです。

それは子どもの本能や、生理的な衝動の否定であって、虐待と同じ結果になってしまいます。

次の段階として、「心」(感情)が育つことで、他の要素も育つようになります。
これが大体3歳前後です。

この時期になると、無秩序に、無意味に動き回ることをしなくなります。そして、嬉しいこと、楽しいことを求めて積極的に行動するようになります。

「やりたいこと」と「やりたくないこと」もはっきりと分かれるようになります。

お母さんや、お父さんや、お友達とも積極的に遊びたがるようになります。

そして、繋がる喜び、共有する喜び、達成する喜びを求めます。自己肯定感もこの頃から育つのではないかと思います。


この時期に、ゲームや、スマホや、オモチャしか遊び相手がいないと、感情の育ちも、肯定的な感情の育ちも遅れてしまうと思います。

人間の肯定的な感情は、他者との関わり合いの中でしか育たないからです。
そして、感情の育ちが遅れると、コミュニケーション能力の育ちも遅れます。

大人のコミュニケーションは「意味のやりとり」が中心ですが、子どものコミュニケーションは「感情のやりとり」が中心だからです。

そもそも、「他者との関わり合い」がなければ、コミュニケーションの必要性自体が発生しません。



5才頃からさらに、知的な好奇心が目覚め始めます。

そして、好奇心によっても行動するようになります。

知り合いの幼稚園では、毎年テーマを決めて子どもたちと遊んでいますが、アメリカのネイティブアメリカンの生活をテーマにしていたこともあります。

乗り物がテーマの時もありました。

そして、そのテーマに合わせて、色々なことを学んだり遊びを工夫したりするのです。
このような遊びが可能になるのも、子どもたちの好奇心が目覚め始めるからです。

知性の育ちが、子ども成長を導く段階に入るのです。
善悪が分かり始めるのもこの頃からです。

ただし、ここに書いたようなことは、段階的に進行するので、「からだの育ち」を飛ばして、「心の育ち」だけを何とかしようとしても無理です。

「からだの育ち」や「心の育ち」を飛ばして「知性の育ち」だけを何とかしようとしても無理です。

「知性の育ち」には「心の育ち」が必要で、「心の育ち」には「からだの育ち」が必要だからです。

それに、「知性の育ち」が始まっても、「からだの育ち」や「心の育ち」も同時に進行する必要があるのです。

そういうものがセットで進行するから、知性が子どもの成長の中にしっかりと固定するのです。

これは大人になってからも同じで、知的な学びでも、心やからだに働きかけるようにして学ぶと、しっかりと吸収されるのです。

そしてそれが「知性」になります。

でも、「頭だけの学び」は知性とは繋がりません。そういうものは単なる「知識」として入っていくだけです。

他者との関わり合いやからだでの活動を必要とせず、現実とは切り離された「閉鎖された世界」の中だけで遊ぶゲームでの遊びは、これらの育ち全てを台無しにしてしまいます。

善悪の感覚も育ちません。善悪は人間同士の間でしか意味を持たないからです。

ただし、からだや、心や、知性の基礎が出来上がっている9才以降なら、ゲームも「遊び」の一つとして取り入れても、それほど大きな障害にはならないと思います。

確実に言えることは、7才前の子どもには与えない方がいいということです。

7才から9才の間も本当は与えない方がいいのですが、状況に応じて、与え方を工夫しながら与えることは可能かも知れません。





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Last updated  2017.12.21 09:36:15
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