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拮抗状態が望ましい New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2019.01.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
実は、「気質の違い」は「役割の違い」なんです。
そして、「役割の違い」は、「能力の違い」でもあります。

でも、その「能力の違い」がなかなか分からないのです。
我が子と他の子の能力の違いも、自分と他の人の能力との違いも分かりません。

なぜなら、現代社会においては「能力」は「競争」によって計られているからです。
勉強の能力も、スポーツの能力も「競争」によって計られています。

でも、そんな「競争によって計ることが出来る能力」は、「競争社会を勝ち抜いていく能力」「お金を稼ぐ能力」に過ぎません。

それらの能力は、文明的な社会でしか価値を持つことが出来ない「文明によって作られた能力」に過ぎないのです。

「みんなと幸せに生きるための能力」や、「多様性を支える能力」は競争では計ることも、育てることも出来ません。



そもそも、それらの生き物は競争などしていません。 競争が好きなのは文明社会に生きている人間だけです。

弱肉強食などという言葉は嘘です。
自然界では、「弱者」と「強者」が固定されていないからです。

陸の上では強いライオンでも、水の中では魚にすら食べられてしまうのです。

世界中の全ての生き物は、「競争するための能力」ではなく、「生き延びるための能力」を持っています。人間にとっては「競争するための能力」は非常に大切なものですが、自然界に生きている生き物たちにとっては「競争するための能力」など全く意味がないのです。

強さを武器にして獲物を捕っているライオンは、必ずネズミやウサギのような弱い動物を仕留め、食べることが出来るのかというとそんなことはありません。

ネズミやウサギにはライオンのような強さはありませんが、危険を察知するための能力や、穴の中や狭いところに身を隠す能力や、小回りがきくからだを持っているからです。

つまり、ライオンにとっては「強さ」が武器ですが、ネズミやウサギにとっては「臆病さ」こそが武器なんです。

人間は、「逃げるなんて卑怯だ」、「隠れるなんて卑怯だ」、「臆病はみっともない」などと言いますが、自然界ではそれもまた立派な「生き延びるための能力」なんです。それは決して恥ずかしいことではないのです。

実際、人間もまたその能力で今まで生き延びてきたのですから。

「逃げるなんて卑怯だ」、「隠れるなんて卑怯だ」、「臆病はみっともない」などという論理は、人間が作った社会の中だけでしか通用しない論理なんです。

自然界では逃げてもいいんです。隠れてもいいんです。臆病でもいいんです。それもまた立派な能力なんですから。



その能力に優れた人を「憂鬱質」と呼んでいます。

ですから、一般的に憂鬱質の人は華奢なからだを持っています。力も強くありません。戦うのも、対立するのも苦手です。また、強い刺激や、強さを武器にしている人も苦手です。

かすかな刺激や、かすかな変化も敏感に感じることが出来る感性を持っています。

また、いつも未来のことを予測しようとしています。予測することで安全と安心を確保しようとするのです。
よく分かっている場には行きますが、よく知らない場にはあまり行きません。

寂しがり屋ではあるのですが、相手が寄ってきてくれるのを待つだけで、自分から積極的に寄っていくようなことはしません。

心と心の交流を求めます。

美しいものが好きです。「美」には「人を安心させる働き」があるからなのでしょう。

物語の世界の中で遊ぶのが好きです。

自分の心と対話するのも好きです。

実際にやるのではなく、心の中であれこれ想像して遊ぶだけで満足します。

ただし、生まれつき憂鬱質の人でなくても、体が弱ってきたり、何かを守らなければならなくなったような人も、「憂鬱質」は強くなります。

憂鬱質になるわけではないのですが、憂鬱質的な要素が強くなるのです。
妊娠、出産、子育て中のお母さんもそのような状態です。

でもその場合は、憂鬱質の豊かな感性は現れずに「不安」と「臆病さ」だけが強くなります。
病気になったり、老人になったりして身体能力が衰えた人も、憂鬱質的になります。

逆に、憂鬱質の子でも、様々な体験を通して安心と自信が育っていけば、多血的、胆汁的な要素が育っていきます。


それをすると、穴の中に閉じこもって外の世界に出てこなくなります。





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Last updated  2019.01.21 13:44:07
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