2010年05月30日
XML
カテゴリ: Life-Tracks
『「知の衰退」からいかに脱出するか?』
大前研一の著書の中でも比較的新しく、ここ数年のテイストとは一風異なった本だった。

集団知が、ネットの力で加速していく世界情勢と
政府とマスコミの功罪で完全に思考停止状態に陥ったままの日本社会を
皮肉たっぷりに対比させ、未来を憂いた一冊。

思えばこのマレーシアにやって来た2年前、
僕はこの人生において少なくとも、
マレーシア人よりも深く考えて生きてきたという自負を持っていた。

しかし、世界とつながっているマレーシア人たちはもはや、


以降、幾度となくぶつかった、「咄嗟の質問」に答えられないシーン。
それは、英語力の問題だけではなかった。
「そんなことを、考えたことがなかった」のだ。

考えたことがあることは、即座に答えられる。
だから大前研一は、それぞれのニューストピックに対して、
必ず一度考えて、コメントを残すようにしているらしい。

考えることで「上」を目指すアジア人と、
考えることが未だ許されていない北朝鮮人と、
考えることを忘れてしまった日本人。

許されていないのも、忘れてしまったのも、
考えていないことには変わりはない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年05月31日 14時06分49秒
コメント(0) | コメントを書く
[Life-Tracks] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

moto0208

moto0208

コメント新着

だれでしょう?@ オーラではなく金 キライなママでいいと思う。
moto0208 @ Re[1]:映画/2012(11/22) 通りすがりさん >あまりにも気になった…
通りすがり@ Re:映画/2012(11/22) あまりにも気になったので、同じことを考…
通りすがり@ Re:映画/2012(11/22) あまりにも気になったので、同じことを考…
moto0208 @ Re:新しい世界(04/12) KANAサン、ありがとう!励みになります。 …

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: