MM2022のブログ

PR

プロフィール

MW2022

MW2022

カレンダー

コメント新着

天国にいるおじいちゃん@ Re:打席に入る前に、バットを天にかざして、天国にいるおじいちゃんに『力を貸してくれ』(08/24) 天国にいるおじいちゃんについては、 089…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2022.10.29
XML
カテゴリ: 報徳
オードリー・ヘップバーンの愛した詩と二宮尊徳のたとえ

報徳道いまいち一円会報158号に木村浩先生の「ローマの休日 今もなお」というエッセーが掲載されている。
その随想の最後に「ヘップバーンにならいたい」という素敵な一文があった。

「オードリー・ヘップバーンは、サム・レベンソン(米国人作家)の詩『時の試練を経た人生の知恵』が好きだったという。
魅力的な唇のためには、優しい言葉を口にしなさい。
愛らしい瞳を持ちたいなら、他人の良いところを探しなさい。
ほっそりとした体型を保ちたいなら、おなかをすかした人に食べ物を分けてあげなさい。」

木村先生は、この詩を掲げて、こう言われる。「二宮尊徳翁の『報徳の精神』に共通することだろう。心がけたい。」
この詩がとても素敵だったので、原文を探してみた。

Time Tested Beauty Tips by Sam Levenson

For attractive lips,Speak words of kindness.
For lovely eyes,Seek out the good in people.
For a slim fi gure,Share your food with the hungry.
For beautiful hair,Let a child run his or her fi ngers through it once a day.
For poise,Walk with the knowledge you'll never walk alone.
People, even more than things, have to be restored,renewed, revived, reclaimed and
redeemed;Never throw out anybody.
Remember, if you ever need a helping hand,you'll fi nd one at the end of your arm.
As you grow older you will discover that you have two hands;
one for helping yourself,the other for helping others.





「あなたが大きくなったら見出すでしょう。
 あなたには2つの手があることを。
 一つはあなた自身を助けるため、もう一つは人々を助けるために」

まさにこれは二宮尊徳先生が風呂のたとえで言われた言葉でもある。

尊徳先生は福住正兄の兄、大澤精一と一緒に小田原湯本の温泉に入られたとき、こう教えられた。(二宮翁夜話38)
「この手を見るがいい。人間の手はつかむこともできるし、人に譲ることもできる。だが鳥やケモノは自分のためにつかむことしかできない。人間の手の仕組みはこうなっているのだ。人は自分のために取ることもできるし、人のために譲ることもできる。人は譲らなくてはならない。」

尊徳先生はよく譬えで農民を諭された。お椀のたとえが「桜町治蹟」という本に載っている。
「【29】翁は常に門人に語った。『私が巡回するのは、村民に勤勉の習慣をつけさせたいという趣旨から来ている。これをたとえるとお椀の中に箸(はし)を入れて回わしていると、はじめのうちは箸だけ回って水はそのままだが、暫くすると水も回りはじめ、水の回る勢いが段々強くなると箸は回さなくても自然と水の勢いで箸が回るようになる。私が巡回するのもその通りで、はじめ村民に惰弱の者があっても自然と感化されて勤めるようになる、だから早起きをして巡回するのである』と。」

また、巡回のときに、盥(たらい)のたとえもよくされた。
「【31】人夫などが仕事の休みなどに盥に水をくんで置いていると、翁はそれを見て教えられた。『その水を前の方にかいて見よ。いくら汗水流して前へかいてもその水は向うに行ってしまう。反対にその水を向うにばかり押してみよ。いくら押してもこちらに帰って来る。欲が深く自分の方にばかりかきこんでも、自分の方に来るものでない。人に推し譲ると自然とかえってくる』と。」





二宮尊徳の玄孫にあたる先生から、励ましのお便りとお金をいただいた。
お便りにはこのようにあった。

「報徳の普及推進にご尽力いただき、尊徳縁のものとして心より御礼申し上げる次第です」

心をこめて、精神をこめて、クラウドファンディング最終日11月25日まで「報徳の普及推進に尽力」しよう。たとえ支援に結びつかなくとも、こうして支援を呼び掛ける。これは一足一足の道である。


「この道を行けばどうなるものか
 危ぶむなかれ
 危ぶめば道はなし
 踏み出せばその一足ひとあしが道となり
 その一足が道となる
 迷わず行けよ
 行けばわかるさ」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.10.29 22:35:44


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: