MM2022のブログ

PR

プロフィール

MW2022

MW2022

カレンダー

コメント新着

天国にいるおじいちゃん@ Re:打席に入る前に、バットを天にかざして、天国にいるおじいちゃんに『力を貸してくれ』(08/24) 天国にいるおじいちゃんについては、 089…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2024.10.27
XML
カテゴリ: 光る君へ
「光る君へ」

「道長様は間違っていると思います。」とズバリ諫言する。

しかし「お前は私に説教するのか」と聞き入れる耳を持たない

秀吉 など絶対的権力者が老齢期に入ったとき、疑心暗鬼で、敵対する、あるいは自分を危うくする勢力へ過酷な処断をして、人の心を失っていく。

三条天皇は道長を取り込むために明子が産んだ道長の三男の顕信を、蔵人頭に抜擢しようとした。道長は三条天皇の恩を受けたくないと断る。顕信は出世の機会を奪われて無断で出家してしまった。


中宮は「私は父にこれ以上とりこまれたくない」と嘆き、まひろの助言「味方を増やすのがよろしいかと存じます」で、弟たち(腹違いまで含めて)を集め
「父上をお諫めするのは私達しかありません」
「東宮のことをよろしく頼みます」と国母として目覚めの宣言を行う。



歓迎されない訪問客として中宮のもとに訪れた清少納言は毒づき、歌の会を台無しにする。
まひろはその憤慨を日記に書き記す。
紫式部が日記で清少納言をけなしたのを彼女の夫が御岳詣りでの恰好を枕草子で嘲笑したからという説があるが、「光る君へ」では中宮への失礼な態度が原因と解釈する。

大石静氏のインタビュー記事
「傲慢な独裁者といわれている道長を人間的に優れた存在として描いたのは、倉本一宏先生から『 通説とは異なる非常に優れた政治家だったと思う 』とお聞きしたのがきっかけ。
天皇の祖父として権勢を誇るが、人事は意外とリベラルだったと。
その方向は面白い 』と思いました。(中略)もちろん、 道長は年を重ねて多少は強引になりますし、敵に回せば怖い存在かもしれませんが、闇落ちはしません


反省 ・年取ってのひとりよがりな言動に注意(^^)



よくも音ひきとどめぬ琴を、よくも調べで、心のかぎりひきたてたる。

客人などに会ひて物言ふに、奥のかたにうち解けごとなど言ふを、えは制せで聞く心地。

思ふ人のいたく酔ひて、同じことしたる。

聞きゐたりけるを知らで、人の上言ひたる。

それは、何ばかりの人ならねど、使ふ人などだに、かたはらいたし。



憎げなるちごを、おのが心地のかなしきままに、うつくしみ、かなしがり、これが声のま

まに、言ひたることなど語りたる。

いたたまれない気分になるもの。

現代語訳

うまく弾きこなせない琴を、十分に調律もしないで、自分の思うままに弾いている様子。

お客などと会って話をしている時に、家族などが家の奥の方で遠慮のない話などをするの

を、制止することができないで聞いている気持ち。

愛しいと思う人がひどく酔って、同じことを繰り返ししている様子。

噂の張本人が聞いていたことを知らず、その人の噂をしている様子。

噂される人がどれほどの高い身分の人でなくても、使用人などでさえ、たいそういたたまれない。

自宅から離れて宿泊滞在している場所で、身分の低い者たちががふざけている様子。

かわいげのない赤ん坊を、自分の気持ちでかわいいと思うのにまかせて、かわいがり、愛おしく思い、

その子の口調や声色などをまねて、その子に言ったことなどを人に話している様子。

学識ある人の前で、学識のない人が、物知りぶった口調で、有名な人の名前などを言っている様子。

特に優れているとも思われない自分の歌を、人に語って、その歌を人が褒めなどしたと
言うのも、いたたまれない。

むむむ、本当にすごい、清少納言の「あるある観察眼」とそれを文字化する力量





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.10.27 23:02:21


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: