仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2010年08月02日
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 私の愛読している業界紙は毎月2冊の発行だから1年で24冊ということで500号ということは、20須年前に創刊されたということなのだ。この雑誌が創刊されたころはちょうどバブル期にあたるのだが、海外企業の参入障壁が問題になるほど国内の建設投資が旺盛で、ビッグプロジェクトもあちこちで動いており、プロジェクトを成功に導く力もあったのだ。技術者による日常の仕事の積み重ねは、今を支えるだけでなく次代につながる世姿なのだ。時代の様相はだいぶ変わったのだが、やはり建設業の仕事は現場主義の方針は不変なのだ。500号記念の特集ではさらに、「10年後に必要となる土木技術」と題して、主要な建設会社31社と建設コンサルタント会社17社が考える今後の技術開発の動向や、143人の第一線の技術者が考える分野別の有望技術をまとめているのだ。

 我々の世界でも新しい技術の勉強と、国家資格は大切なのだ。もっとも、資格は万能薬ではないのだ。資格を持ってさえいれば仕事にありつけるわけでもないし、いい仕事ができるわけでもないのだ。それでもチャンスが広がり選択肢は増えることも事実で、それを生かせるかどうかは本人次第。たかが資格、されど資格です。入札などでも提案内容で他社との点が開かなかった場合、技術者の資格による点差が大きく影響し、資格取得者の数が仕事の数に直結するということと、必要実務経験年数との関係からいっても、取得できる資格は早く取得して若い時から監理技術者として活躍して欲しいという会社側の強い要望の高いそうなのだ。私の場合も金銭的なメリットはなかったが、「発注者の信頼を得られた」とか「管理技術者になれた」などと有形無形のメリットを享受しているのだ。

 業界紙でも「起業できた」とか「転職につながった」などと働き方を変えることができた人まで、資格の生かし方は様々なのだが、建設会社では入札の資格要件を満たす技術者の不足が課題となっているのだ。一方、建設コンサルタント会社では、資格の保有者の不足感がより深刻だそうで、資格取得は年々その必要性が高まり、入社後一定期間内に資格を取得できなければリストラされたり、昇進の道が閉ざされたり大変な時代になってきているそうなのだ。以前は大学受験が済んだら、一生勉強しなくてもよいと思っていたのだが、(私だけではないと思うのだが・・・)、今やそんなのんきなことを思っていては暮らしが守れない時代になっており、一生、勉強や競争をしなければならないのだ。

 土木の技術屋の経典では「土木技術者は、有史以来今日に至るまで、人々の安全を守り,生活を豊かにする社会資本を建設し、維持・管理するために貢献してきた。とくに技術の大いなる発展に支えられた現代文明は、人類の生活を飛躍的に向上させた。しかし、技術力の拡大と多様化とともに、それが自然および社会に与える影響もまた複雑化し、増大するに至った。土木技術者はその事実を深く認識し、技術の行使にあたっては常に自己を律する姿勢を堅持しなければならない」となっているそうで、業界紙の未来に対しては「これからも、実務の最前線で頑張る方々の目線で、有用な情報を伝えていきたいと思います。土木の仕事に携わる方々が厳しいなかにもやりがいを見いだし、建設産業に活力を生み出すための情報を提供していく考えです」と結ばれているのだ。(この意見には私も大賛成で、少し高い雑誌だがこれからも愛読していくだろう…)





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最終更新日  2010年08月02日 00時46分23秒
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