大型連休が明け旅行を楽しんでいた人も毎日飲み会に明け暮れていた人も連休モードから通常の仕事モードに切り替えなければならないときがやってくるのだが、中には頭痛だけでなく倦怠感に消化不良・吐き気といった症状や、イライラとか憂鬱といった情緒不安定を訴える人も多くなるというのだ。これこそが臨床医学で「連休明け症候群」とか「休暇明けブルー」ともいわれている不安感による症状だというのだが、毎年ゴールデンウィーク明けは「休職者が増える傾向があり心配だ」と企業人事担当者から相談を受けることが多いそうなのだ。特に今年はこれまでに例のない10連休という大型連休となっていることから、連休明けには新入社員の離職増加さえ懸念されているそうなのだ。
「連休明け症候群」は連休が起こす精神的疾病で社会病であるとされているそうだが、そこで連休明けに気分よく職場に戻るための対策について考えてみみると、最初の数日は好きなように過ごし、休みの半ば数日は積極的に身体を動かし、最後の2日間は生活リズムを普段と同じに戻し仕事に適応できるように準備する期間というように生活リズム計画を立てるとよいそうなのだ。休日時差ぼけにも注意が必要で休みを家で過ごそうとしている方は、特に夜更かしと寝坊で生活リズムが乱れることが体調を崩す大きな要因となるという。寝坊する場合も普段より2時間以上遅くならなければ時差ぼけは予防できるそうで、普段6時半に起きる方は休日も8時半くらいまでに起床すれば大丈夫だという。
「連休明け症候群は、急性胃腸炎や急性咽頭炎といった食が原因でもたらされる疾患を伴うことが多く、消化不良や吐き気、拒食といった症状がみられる」と話す医師は、連休が明けるのを待たずとも連休の中後期にもなればすでにこの類の症状を訴える患者で溢れかえるという。そこまで重度の症状がみられなくても連休中の暴飲暴食で休みが明けると拒食症状を引き起こすケースが多く、連休明けには消化の良い食物の摂取を心がけ「冷たい、硬い、辛い」食物を控え胃腸への負担を軽減するべきだという。新鮮な果物や野菜にたんぱく質とビタミンの豊富な食物を多く摂取し、熱いお茶や活性水或いは飲用水を毎日飲用し、間食を控えて倦怠感の緩和に役立てることが大切だという。
身体を積極的に動かすことで適度の疲労感から寝つきをよくし睡眠の質を改善させ、自然の中でリラックスして過ごす時間を作ると自律神経の調整を行うことで普段のストレスを改善できるという。意識的にストレッチしたり呼吸を深くしたりして体を緩めるようすることも必要で、スマホで歩数をカウントし記録したり腹筋運動やスクワットの回数を記録したりすることなども運動のモティベーションを高めてくれるという。休日は食事時間が不規則になりがちだが、生活リズムを崩し適応障害を起こしやすくすることから、食事時間を普段と変わらないようにしてキープすることも生活リズムを崩さないために大事で、特に海外旅行をする方は帰宅する1日前から食事時間を日本時間の普段通りに戻しておくべきだという。
連休明けの前の日の晩に仕事に行く日の朝に少しリッチで楽しい朝食を準備するのもよいそうで、連休最終日の夕食は軽めにしておくと朝心地よい空腹感で起きることができるはずで、仕事に行く日の朝は余裕をもって朝食の支度ができるように30分ほど早めに起きて朝の光を浴びるのもよいそうで、生活リズムを元に戻すには朝の日光が役立つと言われているという。それから休みのあとの仕事に素早く適応するには、少し早めに職場に出社しその日にする作業をメモに書き出したりして準備することで、ゆとりが生まれ不安感が減少しやすくなることがあるというのだ。また仕事が終わった後に何かご自分のちょっとした楽しみを作っておくのもいいかもしれないというのだ。
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