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さて白内障手術をするときには、開瞼器(かいけんき)という目を開く器械を使うのですが、私が開業をしているエリアは、目が奥に窪んでいたり(奥目)、目が細くて物理的に開きにくい(狭瞼裂:きょうけんれつ)患者様が多いんですね。 そのため手術の時に術野に水が貯まって見えづらくて苦労すると言うことが以前からありました。それに対しては吸引開瞼器という、術野の水を吸い取る器械で対応してきたのですが、最近新型の、 この「秦/三好氏 調節式開瞼器 吸引孔付」という器械を買って使ってみたところ、べらぼうに使い勝手が良く手術の安全性が上がることが分かったので、たくさん買い増しして白内障手術全症例に導入しました。 一般的な吸引開瞼器は、水を吸い取る吸引孔が大きすぎて結膜(白目)を吸いつけてしまって水が吸えないというトラブルが割りと頻繁に起こって使いにくいものが多いのですが、この「秦/三好氏 調節式開瞼器」はちびっこい孔がたくさん開いていてその弱点が劇的に緩和されています。また開瞼器自体も元々奥目・狭瞼裂(きょうけんれつ)様のものなのでその意味でも最高です。 奥目の患者様が多いエリアで白内障手術を手掛けていらっしゃる先生方には是非お勧めしたい素晴らしいアイテムだと思います。
2013.06.23

さて銀座の街を散歩していると、閉店セール真っ只中の「銀座松坂屋」へ辿りつきました。 中に入って上の階にトコトコと上っていくと、 黄金の世界展という企画展をしていました。中に入ると、「あなたがもしも金塊だったら、いくらの価値があるのか?」が分かる、素敵な体重計が置いてありました。早速載ってみると、 なんと私には4億2千万円もの価値がありました。! 一緒にいた仲良しの先生には2億円代の価値しかなかったので、いかに私が自分を大切に肥育しているかがわかりますね。(笑) さて最後は「銀座三越」地下で、スタッフのみんなに小粋なお土産を買って 私の学会は楽しく幕を閉じました。 皆様、今回も最後まで学会旅日記にお付き合い戴き有難う御座いました。(第117回日本眼科学会参戦記 終わり)
2013.06.17

さて第117回日本眼科学会のプログラムも全て終了しました。会場の外に出ると、昨日の暴風雨が嘘のように晴れ渡っています。 仲良しの先生と銀座の街をブラブラしながらランチを食べます。 もちろんデザートも戴きます。お勉強をした後は疲れた脳みそにブドウ糖を補給してあげることも大切ですからね。(笑) さて栄養補給も済んだ所で、楽しい銀座散歩はもう少し続きます。(続く)
2013.06.13

さて普通の学会だと最終日、日曜日のプログラムと言うのはメインの演題は既に終了していて内容がスカスカなことが多いのですが、最近の日眼はプログラム改革に力を入れてくれていて日曜日の午前中にも勉強になるセッションがたくさん用意されていました。我々開業医を意識してくれているのでしょうが、本当に助かります。 日眼はメジャーな学会なので参加者が多く、また会場も巨大なのでまるで迷路のようです。 行きたい会場を探してウロウロしていると、あちこちに眼科専門書の出張本屋さんが出店しているのも楽しみの一つです。 さてこの日の午前中は緑内障のセッションに集中して参加しました。開業医になるとどうしても慢性疾患である緑内障の患者様の数が勤務医時代よりも多くなるので、緑内障に関してはとにかく常にしっかりと勉強し続けることが大切なんですね。 今日は私が勉強になった内容をメモ代わりに箇条書きにしてまとめておきます。眼科専門医向けのやや特殊な内容となっていますので御了承下さい。 大乳頭の過大評価、小乳頭の過小評価には本当に注意をする必要がある。大乳頭は通常よりも目の視神経乳頭が大きいもの、小乳頭は逆に小さいものだが、大乳頭は緑内障に見えやすく、小乳頭は異常が隠れていても分かりにくくて正常に見えやすい。 視野異常=緑内障、ではない。白内障、近視性網脈絡膜萎縮、BRVO(網膜静脈分枝閉塞症)のレーザー治療後、頭部外傷後の視神経萎縮、SSOHなど、多彩な疾患が緑内障に似た視野異常を来たすので、冷静に深く鑑別する必要がある。 緑内障の進行具合を判定するためには視野検査で基準となるベースラインの設定が必要だが、そのためには「2年で6回」の視野測定が必要である。(chauhan BC、Br J Ophthalmol 2008) 達成できていない施設が極めて多いので更なる努力が求められる。 OCTはGON構造障害の一端しか捉えていない。そして視野検査は視路全般の機能障害・可塑性を反映している。そのため、OCTと視野は相補的・補完的検査であることを肝に銘じる必要がある。 非常に勉強になるセッションでした。(続く)
2013.06.08

さて今日は久々に「第117回日本眼科学会参戦記」の続きです。 日曜日の朝は、ホテルでしっかりとバランスの良い和食を食べて、 歩いて学会場へ出発です。 山手線に沿ってとことこと10分ちょっと歩けば会場に着くのですが、ガード下にはたくさんの飲食店が立ち並んでおり、食いしん坊の私には目に楽しい光景が続きます。 あっという間に到着しました。 日眼はメジャーな学会なので、開催期間中は毎日「学会新聞」が発行されます。 これがまた勉強になるんですね。 さて学会場に入ると、まずは学会特製の「コングレスバッグ」という荷物入れを貰います。最近はこのバッグ、どの学会でもかなり洗練されたデザインになっており楽しみの一つなのです。今回は、 水色と赤色からの2択でした。 水色のバッグを貰って、ようやく私にとっての学会が始まります。とは言っても実はすでに最終日なんですけどね。(笑) それにしても今回のコングレスバッグはスタイリッシュでカッコよかったです。(続く)
2013.06.03
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