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June 17, 2008
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カテゴリ: ジャノメエリカ
ジャノメエリカの 挿し木第一陣を実施
その 3週間前 (2008/5/24)に直射日光が当たる半日陰へ出した際に発根していない穂を数本除去していましたが,その後も更に数本の穂が萎れてしまい,残っていたのは以下の15本です.



このままの状態で夏を迎えると水やりが面倒なので(平鉢の駄温鉢で土が乾きやすい&用土が少ないので底面給水にする必要がある),恐る恐る掘り上げてみると….
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見事発根! (判り難い写真ですがw)

結局12本に発根が認められましたが,根量が十分だったのは3本の穂だけでした(上の写真は根量が少なかった穂).
とりあえずこの2年間何十本と言う挿し穂を無駄にしてきた(挿し木に失敗していた)事を考えると,20本中12本成功していれば上出来かな.w

発根していた穂は直ぐに2号ポリポットへ1~3本ずつ植え替えました.
根が少ない苗は3本まとめて,根が多い苗は単植,それらの中間程度の根量の穂は2本セットにしています.



エリカは酸性を好みますから,市販の格安培養土にピートモスを加えたものを用いています.
酸性用土として鹿沼土も持っていますが,鹿沼土が配合された培養土でしたのでワザワザ加えませんでした.
今週末に日向に出すまでは半日陰で管理するつもりです.
まぁここまでくれば水切れさせない限り枯れてしまう事はないでしょう.


挿し木第二陣 (2008/5/10実施)及び 第三陣 (2008/5/18実施)は10日前(2008/6/8)に密閉挿しを止め,日陰管理のままで地上部を開放系にしました.



挿し木第一陣は密閉挿しを30日間続けましたが,第二陣は4週間,第三陣は3週間で終えた事になります.
密閉挿しの期間を短くした理由の1つは,梅雨に入って空気中の湿度が高まった事.
密閉挿しを続けると,逆に蒸れによる腐敗が心配だったのです.

更にもう1つ理由があるのですが,それは約三週間前の写真(↓)と現在の様子(↑)を比較していただければ判りやすいと思います.

約三週間前(2008/5/24)


中央部分の穂がザックリ減っていますね.w
萎れた為に密閉挿しを止める時点で引っこ抜いたのです.
萎れた穂は殆どが第三陣で挿したもので,挿し木第二陣の穂は8本中7本が萎れずに残っています(第三陣の穂は10本中2本しか残っていない).

挿し木第三陣実施直後


挿し木第三陣実施前(挿し木第二陣のみの様子)


すなわち,『まだ挿し木実施から発根に至るまで十分な時間が経過しておらず,密閉挿しが必要な状態(発根していない状態)の挿し木第三陣の穂』が既に殆ど存在いていないのです.
だから密閉挿しを続ける意義がなくなってしまっていたのです.w

まだ念の為に日陰管理を続けていますが,週末には半日陰管理へ移行したいと思います.
第三陣の穂が全て駄目になるかもしれませんが,既に十分な量の苗が確保できているから問題ありません.


さて,今年3回実施したジャノメエリカの挿し木ですが,最終的な成否は明らかでないものの『1&2回目が成功』&『3回目が失敗』といった傾向が見て取れると思います.
この差はどこから来るのでしょう?
特に『2回目』と『3回目』は実施した時期が一週間違うだけで,手技上に差はありません(穂を挿した場所が鉢の際かそうでないかの違いはありますが…).

当たり前の事かもしれませんが『穂の状態』が全てなのでしょう.
といっても,『作った挿し穂の状態(=どれだけ丁寧に挿し穂を作ったのか)』ではなく,『挿し穂を作る前の枝がどんな状態にあったのか』という事を言いたいのです.
挿し木第三陣の挿し木実施直後(2つ上の写真)と約三週間前(3つ上の写真)を見ていただくと,穂の成長が認められると思います(明るい側〈左側〉に向かって茎が曲がって伸びている).
実はこれ,ジャノメエリカだけでなく他の挿し芽や挿し木で失敗したパターンと全く同じなのです.
今春リカパン(虹色スミレ with Licca)の挿し芽を実施した際も,昨年&一昨年にビオラの挿し芽を実施したときも,早期に茎が伸びた穂は発根率が非常に低かったのです.
逆に,挿し芽実施後暫くは地上部に変化がない時は発根率が高く,根量も多かったのです.
今回のジャノメエリカの挿し木第一陣&第二陣は後者のパターン.
良く考えれば当たり前の事で,茎が伸びればそちらにエネルギー等を消費してしまい,発根に回すエネルギー&構成成分が足りなくなりますよね.

すなわち,『これからグングン伸びだす寸前の枝&急激に伸びだした枝』は挿し芽&挿し木用には向かず,『ぐんぐん伸びだそうとして準備中の枝&ゆっくりと伸びだした枝&ひとまず伸び終わった新梢』を用いれば成功率が高いのでしょう.
特に『ぐんぐん伸びだそうとして準備中の枝&ゆっくりと伸びだした枝』はエネルギーを溜め込んでおり,そのエネルギーが発根へ向かえば非常に効果的だと思うのです.

今回のジャノメエリカに当てはめるなら,
 第一陣: 『ぐんぐん伸びだそうとして準備中の枝』
 第二陣: 『ゆっくりと伸びだした枝』
 第三陣: 『これからグングン伸びだす寸前の枝&急激に伸びだした枝』
となるのではないでしょうか.





ジャノメエリカの挿し木のその後の様子はこちら





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Last updated  July 7, 2008 11:56:42 PM コメント(6) | コメントを書く


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