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2007.09.19
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~実業之日本社JOY NOVELS、2000年~

 有栖川有栖さんの、ノン・シリーズの短編集です。ショートショート含め、以下の12編の作品が収録されています。

「落とし穴」
「裏切る眼」
「Intermission 1 : 遠い出張」
「危険な席」
「パテオ」
「Intermission 2 : 多々良探偵の失策」

「intermission 3 : 世紀のアリバイ」
「タイタンの殺人」
「intermission 4 : 幸運の女神」
「夜汽車は走る」
「ジュリエットの悲鳴」

 数年ぶりの再読です。
 全部紹介するのは大変なので、印象に残った話を中心に感想を。

 intermissionと銘打たれているのがショートショートなのですが、どちらも面白い話でした。私は割合、ショートショートが好きなんだなぁと再認識しました。特に「世紀のアリバイ」は、印象に残っています。

 本書の中で大好きな作品は、「登竜門が多すぎる」です。推理作家を目指しながらも、なかなか実らない野呂さんのところを、推理作家用のソフトを販売する男が訪れ、ソフトについて説明していく話なのですが、そのソフトが面白いのです。<反転><ここまで>など、ネーミングも内容も面白いソフトがたくさん出てきて、笑いながら読みました。特に、ドラマ化の際のタイトルに気をつけようという話題も笑えました。

 特にミステリと限らないジャンルの短編も多く収録されている中、「タイタンの殺人」は、読者への挑戦も挿入された、犯人あてミステリになっています。容疑者は三人のエイリアンという、SFミステリ(?)です。ユーモアもたっぷりで良かったです。



 表題作なので言及しておきますが、「ジュリエットの悲鳴」は、ロックバンドのヴォーカル、ロミオをめぐる物語です。 …けれど、私にはあんまり印象に残らない話でした。けれど、音楽の中の歌詞についての議論は興味深かったです。

 サスペンスあり、ミステリあり、ユーモアありで、どの作品も読みやすい一冊です。





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Last updated  2007.09.19 07:16:02
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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