第1章は、『ヨーロッパ中世象徴史』所収「中世の象徴」と、第2章は同じく『ヨーロッパ中世象徴史』所収「動物裁判」と、ほぼ同内容の論文です(『ヨーロッパ中世象徴史』の方が、こちらを踏まえているというべきかもしれません)。 第3章は、『熊の歴史―<百獣の王>にみる西洋精神史』(邦題)の中の一部分の抜粋です。 第7章、第8章は、いずれも『中世の樹木』(L'arbre. Histoire naturelle et symbolique de l'arbre, du bois et du fruit au Moyen Age)という論集に収録されています(こちら、まだ読めていませんが、パストゥロー論文の他にも面白そうな論文が満載です)。 と、私の手元にある文献を挙げてもこれだけの重複があるため、内容的にはあまり新しいとはいえないかもしれません(『熊』など、単著からの再録はなくても良かったのでは、と思ってしまいます)。 それでも、レオパール・ドル叢書など、多数の媒体に掲載されたパストゥローの論考が1冊にまとめられているのは嬉しいです。