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2014.08.30
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Michel Pastoureau, Symboles du moyen age. Animaux, vegetaux, couleurs, objets
~Le Leopard d'or, 2012~


 ミシェル・パストゥローの、比較的新しい論文集です。
 パストゥロー自身が編者をつとめる『レオパール・ドル叢書』(Cahiers du Leopard d'or)をはじめ、種々の媒体(雑誌、事典など)に収録された論文が中心に再録されています。本書にはじめて収録された論文も1本のみですがあります。
 本書の構成は次のとおりです(拙訳で示します。また部、章の連番はのぽねこ補足)。

ーーー
前書き

 第1章 中世の象徴史のために

第1部 動物
 第2章 模範的な裁判―動物に対する訴訟(13-16世紀)
 第3章 『狐物語』の動物誌と熊の死

 第5章  五感の動物誌
 第6章 中世彩色挿絵のなかの動物

第2部 植物
 第7章 古代・中世のリンゴ―象徴史のための道標
 第8章 中世的伝統における木と樹木の象徴体系

第3部 色彩
 第9章  シトー会士と色彩
 第10章  典礼色の起源について
 第11章 13世紀に色を見る
 第12章  13世紀における青の向上
 第13章 緑―中世末期に激変する色


第4部 物
 第15章 中世の手袋―ある象徴物の歴史
 第16章 動物由来の物―中世の角笛
 第17章 印章と図像の社会的機能

出典

ーーー

 第1章は、 『ヨーロッパ中世象徴史』 所収「中世の象徴」と、第2章は同じく『ヨーロッパ中世象徴史』所収「動物裁判」と、ほぼ同内容の論文です(『ヨーロッパ中世象徴史』の方が、こちらを踏まえているというべきかもしれません)。
 第3章は、 『熊の歴史―<百獣の王>にみる西洋精神史』 (邦題)の中の一部分の抜粋です。
 第7章、第8章は、いずれも『中世の樹木』( L'arbre. Histoire naturelle et symbolique de l'arbre, du bois et du fruit au Moyen Age )という論集に収録されています(こちら、まだ読めていませんが、パストゥロー論文の他にも面白そうな論文が満載です)。
 と、私の手元にある文献を挙げてもこれだけの重複があるため、内容的にはあまり新しいとはいえないかもしれません(『熊』など、単著からの再録はなくても良かったのでは、と思ってしまいます)。
 それでも、レオパール・ドル叢書など、多数の媒体に掲載されたパストゥローの論考が1冊にまとめられているのは嬉しいです。

 今後、少しずつでも、本書所収の論考を紹介していきたいです。





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Last updated  2016.01.27 22:37:55
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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