森博嗣『εに誓って』
~講談社ノベルス、 2006
年~
Gシリーズ第4弾。
それでは、簡単に内容紹介と感想を。
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西之園萌絵、N大学大学院D2
高速バス運転手が何者かに殺害された。隣室の同僚が、急遽代理で出勤したが…。
*
別々の用事で東京を訪れていた山吹と加部谷は、予定のバスに乗り遅れた…と思ったが、出発が遅れていてなんとか間に合う。
ところが、バスが出発してしばらくして、前方に座っていた男が、バスジャックを宣言する。銃を手にしていること。各地に爆弾を設置していること。男が爆弾を操作できること…などが説明されるが、男は乗客に危害を加えるつもりはないという。話し方も丁寧で、乗客が携帯電話で外部と連絡することも許していた。
山吹と加部谷は海月や西之園たちに状況を伝えながら、恐怖に耐えるが…。
*
そして、高速バスを予約していた団体「εに誓って」の正体とは。
―――
これは手に汗握る展開です。
冒頭の穏やかな加部谷さんと山吹さんのやりとりから、バスジャックにより一気に緊張へと展開。事件を知った西之園さんたちの動きも緊迫感があります。
そんな中でも、山吹さんのお姉さんをめぐる話題など、思わず笑ってしまう会話もあって、とにかく飽きません。
物語に挿入される、乗客たちの思いがどのように事件とつながっていくのか、というのも読みどころです。
前作 『τになるまで待って』
同様、すべてが明らかにされるわけではありませんが、驚きも味わえます。これは面白かったです。
(2026.05.13 読了 )
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