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連日の不安定な気候が、ダイレクトに農作物に打撃を与えています。
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「寒い春」が農作物の産地を直撃し、野菜の高値が続く。
春が旬のはずの露地作物は特に深刻だ。
「売り時なのに売る物がない」と、生産者からため息が漏れる。
首都圏向けの高品質の春キャベツで知られる神奈川県の三浦半島。
23日午前、ジャンパーにレインコート姿の男性(58)がキャベツ畑で、
1玉1玉触りながら手で収穫していた。
雨交じりで、気温は8度。
畑ごとに一斉に収穫できる時期なのに、
今年は日照不足で1玉ごとに大きさや硬さがまちまち。
軟らかさが売りの「三浦の春キャベツ」として
十分に成長したものを選ぶのに手間がかかる。
春キャベツの収穫を終え、
夏に向けスイカを植える時期なのに「まだ6割ぐらい残っている」という。
三浦市内の春キャベツ農家に技術指導をする井上秀樹さん(44)は
「陽気が来た後、またすぐ寒くなると、
キャベツにとって逆にこたえて成長が遅れる」
と説明する。
三浦市農業協同組合によると、
20日までの出荷は昨年に比べて4割ほど少なく、
品薄で価格は2~3割高め。
高梨正夫・共販部長は
「出荷が5月にずれ込めば、
今度は市場にあふれて値下がりする」
と話す。
◇
新茶シーズンの到来を告げる新茶初取引が19日、
静岡市であった。
「ご祝儀相場」でついた値は1キロあたり10万円。
しかし、県内産の取扱量は昨年の約8分の1だった。
3月末の朝、茶栽培農家の堀延弘さん(53)は、
静岡県島田市の自分の畑を見てぼうぜんとした。
もえぎ色だった茶畑が一面、赤茶色になっていた。
前夜の冷え込みで、
2センチほどに成長していた新芽が凍り、枯れていた。
2、3月が温暖で、
例年より芽生えが早かったのも災いした。
被害は堀さんの畑1.7ヘクタールの約8割に及んだ。
4月に入っても低温が続き、
新しい芽が育たない。
取引がピークを迎える八十八夜は、
今年は5月2日。
堀さんは「売りたくても売るお茶がない。
新しい芽が出てくるのを待つしかない」と嘆く。
静岡県は、地域によっては
収量が例年の6割に落ち込むところもあるとみている。
(後略)
(asahi.com 2010年4月24日)
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大変な事態です。
一般人の家計にダメージを与えることはもちろんのこと、何より今年の農家の収入は激減するでしょう。
いつの時代にも、自然の脅威にさらされて、人の生活は左右されてきました。
技術の進歩により、多少緩和されたにせよ、
今年の春先の異常気象による農作物の減少は
多くの日本人世帯の家計に影を落とすことになります。
野菜やお茶もさることながら、果樹が心配ですね。
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