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午前中にフリーの仕事を自宅でこなし、午後から仕事場で普段の仕事をこなす。自分でいうのも何ですが、今日は実によく働きました。全て計画した通りに捗り、気持ち良いですね。なんてったって、今日は人参をぶら下げられた馬くん状態でしたので。6:30過ぎに仕事場を出て、リンカンセンターに一目散。バレエです。 今晩は"Swan Lake"(白鳥の湖)。この私が唯一、女性目当て(注バレリーナまたは女性バレエダンサーと言いましょう)でチケットを購入した舞台です。定番の舞台で、主役のオデットをアメリカ人ダンサーのジュリー・ケントが踊るからか、未来のプリマちゃんたちが大終結でした。開場前からみんな両手でチケットを握り締めているから可愛い。そして立ち姿がきれい。Odile Julie KentOdette Irina DvorovenkoPrince Siegfried Angel Corellaan evil corcerer Jared Matthews 今日の舞台はちょっとしたハプニングがありました。通常は1人のバレエダンサーがオデット(白鳥)とオディール(黒鳥)を踊り分けますが、今宵はイリーナが白鳥、ジュリー・ケントが黒鳥を踊ることになりました。ケント目当てで来た私には、この配役がお得なのか、物足りないのか・・観てから考えることにしました。「のだめ~」ではないですが、黒鳥か白鳥か・・(思いっきり好みでオディールからキャスト書いています)。 人間不信で怯えているまさに白鳥のイリーナとロットバルトの手下(?)として妖艶に誘う黒鳥のジュリー・ケント イリーナは全身筋肉のアスリートだな、と思いました。顔が美しいのでお姫様系のイメージがありましたが、特に背筋から腕にかけての筋肉が凄い。その筋肉の1つ1つを使って、白鳥になっていました。人間から魔法にかかった白鳥ではなく、まさに生物学的な白鳥。人間に怯え、仲間に守られ、だんだん王子を信頼し、緊張がほぐれていく・・。その全てをケントのように演技ではなく、筋肉で魅せていく(まさに魅力)ダンサーです。 家族連れやバレエそのものに好意的なお客さんが多かったからか、珍しく拍手の回数や笑いの多い「スワンレイク」でした。アンヘル演じる王子が白鳥の群れに触ろうとして一斉にビクッとするシーンや、ロットバルトの魔法にかかってお姫様がス~ッと前に出てくるシーン。フフッという笑いではなく、クスクスという笑いで私は好きです。 女性ダンサーを相手にアンヘルはよく踊り、よく回りました。やっぱり、凄い。髪型も昨年よりナチュラルで素敵です。 イリーナが水辺の静かなシーンで、ターン中に思いっきりシューズをキュ~ッとならしていたのですが、本当は音がたたない方が良いのですかねぇ。その音を消すかのようにアンヘルが最高の表情で踊っていました。 ついに3幕目、ケントの黒鳥が登場です。やっぱりキレイです。全身からオーラを発して輝いていました。妖艶にそしてキビキビと。32回のフェッテでは誰もが拍手を送り「ブラボー」の準備をしていた(と思う)のに、最後少しよろけてしまい残念。その分、またまたアンヘルが最高のジャンプを魅せて、あなたは本当に凄い・・と感動しました。 やっぱり私はジュリー・ケントの白鳥が観たかったです。彼女をダンサーとして好きですが、それ以上に「白鳥の湖」のケントが好きです。「いずれは子どもをもう1人産んで家庭に入りたい・・」と公言している、と先日のバレエ講座でチラッと聞きました。今日が最後かまた観れるのか。昨年のオデットと今宵の輝くオディールが私の中に鮮明に焼き付いているのは確かです。
2008.05.30
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今日は午前中にササッと仕事を済ませ、午後からSoさんとランチをし(この2週間で3回目となるCalifornia Pizza Kitchen。かなり気に入っています)、その後、ブレイク中だという友達にブラインアントパークで日本語を教える・・という、充実した1日でした。ランチでついドラフトビールなぞをSoさんと所望したため(暑い日はこれっ)、友人Kによるとかなり私の英語もエンジンかかっていたそうです・・(笑)。 Soさんはこの日曜日にご家族でゴスペルを聴きにハーレムに行ってきたそうで、そのときの話(なぜ家の階段は高く付いているか・・など興味深いことを教えてもらいました)などで盛り上がり、最後は良い気分。丁度私も同じ日にハーレムを歩いていたので、今日はそのことを書きます。 日曜日にリベラの背中を観たあと、友達のご主人が食事をするお店を考えてきてくださいました(私にはそのような気配りができないので、本当に感謝です)。野球場はブロンクスにあるので、ハーレムなぞ・・とSoul Foodを食べに116丁目まで降りました。 ハーレムは安全!と言っても、ジャズを聴きに行ったり、バスで通るくらい・・・ストのときに横断したこともあったな・・ご飯を食べに行ったのは3年半ぶり。男性2人が一緒で心強かったですが、やはり1人で歩くには勇気がいるかな・・私でも。 お店では1998年創業のAmy Ruth's。それこそ3年半前に1度行ったきりで、思い出の引き出しに入っていたレストラン。オーナーが昔、夏をよく過ごしたアラバマに住んでいるグランマAmy Ruth Moore Bass さんの名前をとったお店。アラバマの夏の暑さが苦手なオーナーは兄弟や従姉妹たちと遊ばず、お婆ちゃんの食事の支度を一緒にしていたそうです。そこで習った南部料理を出しているお店がこのエィミー・ルース。 俗にソウルフードと言われますが、コーンブレッドやチキンウィング、緑の野菜やヤム芋の料理、ワッフルにマカロニチーズと定番のメニューがずらりあります。ちなみに・・ファミリー向けのお店ですので、アルコールはございませんっ。実はマカロニチーズがかなり好きな私。カロリーが高いので普段は我慢・・です。 奴隷として豪邸などで働いた黒人たちが、残り物を工夫して味付けしたのが「ソウルフード」と以前、ここで食べたときに教わりました。確かにどれも素朴な味です。パン作りに凝っているアメリカ人の同僚にその話をしたとき、「というわけで、本当のコーンブレッドは甘くないのよ。高価なお砂糖は使えなかったから」と。今ではいろいろと家庭料理として工夫され、10人の子どもと12人の孫のいたAmyさんのレシピでは、コーンブレッドはほのかに甘く、ホロホロ系です。 もい行けない・・と思っていたお店に連れて行ってもらって、本当に嬉しかったです。ありがとう。■Amy Ruth's113 West 116th Street, New York, NY 10026(bet Lenox & 7th Aves)
2008.05.29
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今年のMLBのオールスターは7月15日、ヤンキーススタジアムで行われます。昨日、1回目のアメリカン・リーグの中間報告を発表されました。First Base Youkilis, K. Red Sox Second Base Pedroia, D. Red Sox Third base Rodriguez, A. Yankees Shortstop Jeter, D. Yankees DH Ortiz, D. Red Sox Outfield Ramirez, M. Red Sox / Suzuki, I. Mariners / Guerrero, V. Angels 松井はDH、イチローは外野手でそれぞれ2位に位置しています。 球場に行くとオースルターの投票用紙がアチコチにぼんと置かれています。オジィサマが試合中に1人ずつに配り、回収してくれたカムデンヤードとは大違い。ならば・・と、むんずと10枚程持ってかえってきました。日本でも投票したことがなく、初のご対面。マークシート方式と聞いていましたが、最近は穴をあける方法に変わったようです。マイカーで野球を見に来る車社会アメリカ。試合中、車の鍵で穴をあける人をよく目にしました。 じ~っと見ると、投手の欄が無いっ。毎回、今をときめくピッチャーが投げていたので何の疑いも無かったのですが、ファン投票ではピッチャー以外の選手、計8人を選出するんですね。その後、選手・監督・コーチによる投票でピッチャーを含めた23人を選出。最後にもう1人・・という流れのようです。確かにファン投票だけではヤンキースとレッドソックスの選手ばかりになってしまいますね・・。 私もプップッと数日前にアメリカン・リーグの選手を選んでみました。さすが、旦那さん、ほぼ的中。ヤンキース中心の選出でキャッチャーと2塁手、外野手を別チームから選んだのですが、それを的中させました・・パチパチ。 ちなみに・・最初から購入を諦めていたチケット。業者価格で外野(通常$14)と3階席後方が$590、1階席外野寄りで$2500、バックネット裏で$3590です。誰が買うんでしょうねぇ。
2008.05.28
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帰りに少し散歩・・とRadio Cityの方に歩いて行くとすごい行列ができていました。ロックフェラーの展望階に行く行列かなぁ・・と思っていたら(並んでいる人も観光客っぽかった)、映画"Sex and the City"のプレミア上映の列なんだとか。確かに女性が多かったけど、皆、展望階の割引券を団扇代わりに扇いでいたから、先着順で観れたようです。 セレブはいないか・・と北側にまわってみると、テレビカメラが何台も陣取っていました。遠くて見えませんでしたが、もう有名人の人が会場入りしたらしく、パシャパシャ撮っていました。 こんな日に限ってデジカメを持っていかなかったので、先日遭遇した不思議な楽器を紹介します。右側の写真に映っているお姉さんと意気投合し、しばらく2人で並んで聞いていました。 この日は本当に暑くて、目の前のWhole Foodsでアイスでも食べようかと思っていたら、涼やかな音色が聴こえてきました。熱気を超えて、1ステージ上で奏でているような幻想的な音です。音の鳴る方に行くと、写真の男性が2人で演奏していました。 この楽器は"hammered dulcimer"(ハンマーダルシマー)とよばれ、弦をハンマーのような撥で弾いて音を出します。ピアノやチェンバロの元と言われているそうです。何しろ弦の数が多くて、調律したり音を奏でるのは本当に大変そうです。どんな音か気になる方はこちらで聴けます。読書のBGM お兄さんたちの演奏をカメラ片手に聴き入る私たちのような者もいれば、本を読んだり、メールをしたり、昼寝をしたり・・みんな思い思いの格好で楽しんでいます。
2008.05.27
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今日はMemorial Day(戦没者追悼記念日)で、祝日です。この週末はメモリアル・ウィークエンドと呼ばれ、会社も3連休で旅行する知人も多いです。我家ですか?旦那さんが家で仕事をするというので、私もヤンキース戦が始まるまでは仕事をしました。 さて、今更ながら「生協の白石さん」を読みました。東京農工大学の生協の購買部にいる白石さんによる「ひとことカード」の返事を収録したものです。発刊が2005年11月だから、かれこれ3年位前のブームだったんですね。当時、何人かの友達に「白石さんってひまわりみたい」と言われたことがあったのですが、読んでみて、それはそれはスゴイ褒め言葉だと知りました。言ってくれてありがとう、今頃違ったと気付いてるかな。 「ひとことカード」の上段に生徒からの質問があって、下に白石さんのコメントがあります。最初は私ならどう回答するかなぁ・・と思っていましたが、すぐに白石さんの柔軟性に脱帽し、あとは声をあげて笑ってしまいました。 なぜか「野球チップス」についてのコメントが多い。この「生協の白石さん」に気付いてブログ化した上條さんによると1番コメントが多いのは「野球チップス」次いで「恋愛相談」そして「単位」。読んでいて傑作だったのは青春の1ページって地球の歴史からするとどれくらいなんですか?という質問に対する白石さんの回答。皆さんは今まさに1ページずつめくっている最中なのですね。羨ましい限りです。地球の歴史としいよりも、私の歴史からすると、目次でいえばかなり前の方です。いつでも呼び出せる様、しおりでも挟んでおきたいものです。 東京農工大学の学生さんの雰囲気が本を読む限り、とっても素直で勉強に熱心な印象を受けました。先日、こちらの大学の卒業式に出たばかりなので、彼らの学生生活がオーバーラップして羨ましくもなりました。白石さん自身も、本の最後に一緒に学生生活を過ごした寮の仲間に謝辞を送っています。 青春って本当に栞を挟んで、時々戻る場所なんでしょうね。上條さんのブログがんばれ、生協の白石さんは上條さんの卒業と共にこの春に最後を迎えていました。でも、白石さんは今でも「ひとことカード」にコメントを書き続けているようです。 「生協の白石さん」を初め、日本に帰る友達から本を数冊もらいました。いつ読もうかな・・と思っていた矢先、結婚して始めての2人旅行に奥様に気を遣いすぎたのか、旦那さんがダウンしました。木曜の夜から金、土とお眠り姫状態に。私は以前から書きたかったボルチモアの旅行記をアップし、「生協の白石さん」、「野ブタ。をプロデュース」(白岩玄著)、「インストール」(綿矢りさ著)、「リトル・バイ・リトル」(島本理生著)と金曜日の夜から約1日で読んでいきました。 偶然にも3人とも1983年、1984年生まれと若く、女性2人は高校在学中に執筆した作品。若いとは言い切れないくらい、よくその当時を観て分析しているなぁ・・と思いました。高校のときって非難される前に、生意気な言動をしてしまう。だけど、親にはわかっていて欲しいと思う。そんな大人にも子どもにもなりきれない気持ちをよく書いていると思いました。3人の中では綿矢りさの文章が1番好きです。自分に酔っているような文章も無く、一文が長くても読みやすい。彼女の「蹴りたい背中」より、「インストール」の方が好きだな。
2008.05.26
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先週のぐすぐず雨模様から抜けて、野球日和の晴天。マリナーズ戦に友達夫妻と応援に行ってまいりました。今期購入しているヤンキース戦はこの日まで。このスタジアムでのヤンキース戦の応援も今日がラストかも・・と思うと、外野席から感慨深くグラウンドや空などを仰いでしまいます。Bleacher席でも1番サードより。目の前にはマリナーズのブルペンがあり、"パスッ"とキャッチャーミットに収まる音がはっきり聞こえて興奮します。 今日でヤンキーススタジアムでのマリナーズ戦がラスト(9月にぺトコパークであり)だからか満席でした。日本人の姿も多かったです。残念ながら松井はオフのようで、スターティング・ラインアップにも名前がありませんでした。新婚さんだしねぇ・・。 先発は王建民。3回にいきなりイチローにホームランを打たれ、7回までピンチをなんとか凌いで2-3の1点差に。しかし、7回に100球を超えてから、イチローのヒットを皮切りに捕まり始めました。2-5になったところで中継ぎのラミレスに。 8回表にリベラがユニフォーム姿でストレッチを始めました。なんとかリベラが観たいなぁと願って、その裏の攻撃に期待しました。8回裏はジータからの攻撃。ジータが4ボールで塁に出て、アブレイユ(ここで4周くらいする巨大WAVEが客席で起こり、よく集中力が持ったと。久しぶりに"patient hitter"の姿を見させてもらいました)がセンター前にヒットで1点。A.ロッドが4ボールで1,2塁。ジアンビーが微妙な三振で1アウト。そこでダンカンに代わって松井登場。それはそれは凄い声援が送られました。私も喜んでしまいましたよ。 一瞬、えっ?というようなピッチャー前のゴロでしたが、プッツの1塁への悪送球もあり、もう1点。カノーの犠牲フライで同点。松井も2塁に走塁。モリーナのセンター前ヒットで松井が帰還し逆転。ここでブルペンもファンズワースからリベラに代わっていました。42番の背中が大きく写りました。1度、真後ろからマウンドに走る姿を見たかったので。さすがに42番のTシャツを着ていたからか、警備の人も何も言わず写真を撮らせてくれました。 1点差となれば登場するしかないでしょう・・と、9回表のリベラの登場をスタンディング・オペーションで称えました。期待通りの抑えっぷりに、観客はずっと立って拍手しっぱなし。最後の最後、8回裏の逆転に「やっぱり、諦めちゃいけないよねぇ」と。気持ちよくNew York, New Yorkを口ずさみながら球場を後にしました。そういえば先日の卒業式でも最後はこの曲がかかっていました。NYっぽいなぁ。
2008.05.25
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丁度1週間前、友達(図々しく・・)の華々しいオペラの舞台をボルチモアのLyric Opera Houseで観て参りました。今回の旅の1番は木下美穂子さんさんの本格的なアメリカデビューの舞台を観ること。1週間経っても、興奮冷めやらぬ・・ですが、書いてみようと思います。駅前から真っ直ぐに伸びるCharles St.にはワシントンモニュメントがそびえます。オペラハウスはエドガー・アラン・ポーの像や教会に囲まれた雰囲気ある建物。 ボルチモアという街はいろいろと芸術的な街なんだ・・ということに今回気付きました。建物もとても凝っていたり、壁のアートが本格的。そして駅前にはオペラハウスとシンフォニーホールがあります。8時前になると、着飾った紳士・淑女はどちらかの建物に入っていきました。 入り口では男性はこのように正装で、女性は着物で恭しく出迎えてくれます。メトロポリタンハウスでは寄付が多いからか、最上階の席は庶民価格($15)ですが、こちらでは着飾って出かける価値のある価格です。壁には着物も飾られていました。どんどん入ってくる観客にむかって「今日の蝶々さんと私は友達です! よろしくお願いします!」と叫びたくなりました(笑)。 次から次へときれいなドレスを着た人たちがオペラハウスに入ってきます。すごい、これだけの人の前で美穂子さん歌うんだぁ・・と思うとその凄さを実感します。 今日、美穂子さんが歌うのは“Madama Butterfly”。以前、「日本で1番の蝶々さんは」というファン投票で美穂子さんは堂々1位だったウェブを見たことがあります。ボルチモアの前に、同役で急に舞台に立ったミッドランドでは評判がとても良く、最高の賛辞をおくられた記事も眼にしていたので本当に楽しみでした。 席に着くと、周りの人たちはこのオペラハウスの会員であり、常連さんたちのようです。みんなパフォーマンス前にヒソヒソとこれからの舞台の抱負などを話していました。インターミッション中の舞台。アメリカでは日本人の歌う蝶々さんは珍しく、皆さん非常に楽しみにしていました。 "Madama Butterfly"は、プッチーニ作曲、1904年にミラノのスカラ座が初演。長崎で芸者をする15歳の蝶々さんは、アメリカの海軍士官ピンカートンの現地妻となります。蝶々さんはピンカートンとの結婚を喜び、叔父の僧侶ボンゾ(坊主からきたかと・・)を怒らせながらも、キリスト教に改宗します。 しかし、ピンカートンは早々にアメリカに帰ります。アメリカ人妻を娶ったことも知らずに、ピンカートンの帰りを子どもと3年も待つ蝶々夫人。そこへ長崎にピンカートンの乗った軍艦が入港したことを知り、彼の帰りを信じて待つ蝶々夫人・・ 歌の中に「君が代」や「さくらさくら」、「アメリカ国歌」の一部がうまく導入されており、プッチーニの音の楽しみ方を感じます。アメリカ国歌誕生の地ボルチモアで、日本人による蝶々さんを観られることってなかなか無いですよね。でも、この日は必然なのかなぁ・・と思って観ていました。 美穂子さん情報で「2000年のヴェローナ・野外劇場の再演で、演出家・衣装・照明・装置家すべてがイタリアから来ています」とのこと。ステージが1つの大画面になっていて、照明が素敵でした。 全幕で"Madama Butterfly"を観るのは今宵が初めて。昨年11月に美穂子さんの「ある晴れた日に」を聴いたときの興奮とお客さんの反応が忘れられず、今回もどんな反応を皆がするかワクワクしていました。美穂子さんの声量はずば抜けています。客席のほぼ1番後ろにある私の耳にもしっかり届きます。そして演技力がすごい。演じているキャラクターによって声量もコントロールしています。 2幕目、アメリカに行ったきり3年間戻ってこないピンカートンを思って歌うのがアリア「ある晴れた日に」です。こんな悲しい曲だったのねぇ・・と思いながら聴いていると、周りもホウッと美穂子ワールドに入っていくのがわかります。 今日の舞台で完全に観客を虜にしたのはピンカートンの軍艦が長崎に戻ってきた・・というシーン。ザバーンと波が飛び散る映像と美穂子さんの歌声がピタッとハマッタ瞬間でした。客席からは拍手、私も鳥肌が立ちました。この日で4回目の公演(美穂子さんはこの日のみ)でしたが、このシーンで拍手が出たのは初めてだそうです。そのくらい凄かったです。 カーテンコールではスタンディングオベーションで美穂子さんを迎えました。・・に対してアメリカ人ピンカートンはその軽薄さにブーイングが起きていました(笑)。本当に素敵な舞台でした。おめでとうございます。
2008.05.24
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昨日までのヤンキースvsオリオールズ戦は2勝1敗でした(なせが私たちの観た試合だけがド負け試合でした)。遡ること今週の日曜日、オリオールズの本拠地Camden Yards(通称カムデンヤード)でオリオールズvsナショナルズ戦を観て来ました。メインエントランスから入場するとオリオールズのHall of Fameのレンガの壁が目に入ります。列車の操車場として使用していたレンガ造りの倉庫は今は店舗や球団事務所、博物館が入っています。球場との間の通路は、かつてのユタウストリート。 残念ながらこの日は雨。球場のライトが点いてるので試合があることを期待して向かいました。メインエントランスを入るとレンガ建ての旧倉庫と球場が、懐かしい~気分にさせてくれます。煙がモクモクと見え、近付くとおいしそうなスペアリブが焼かれていました。 球場内に入ると、これまた広々としたコンコースに人がいました。どこに行ってもこんがり良い香り。ひとまず自分たちの席を探しに・・。オリオールズのマスコットThe Bird。試合前にはマウンドをきれいに掃いたり、整備された白線は踏まないように気をつかったり・・。1塁側だけでなく、3塁側にも行っちゃう茶目っ気なムクドリ。 テレビで観戦していて、いつかは行きたかったカムデンヤード。ヤンキース戦ではいつも一番安い席ばかりですが、今回は少し奮発してCLUB BOX(それでも$50)。バックネット裏ということしか覚えていませんでしたが、この席とても良かったです。 席に向かうと担当のスタッフが「雨が降っているので中でお待ちください」と。このクラブボックスは一般席の間に銀行やメーカーが持っている観覧席があるのです。ざ~っと観ているとトヨタがありました。中では本格的なパーティーを催している会社も。そのためか、ちょっとした待合所があり、濡れることもなく優雅に2時間待ちました。MLBは超過密スケジュールで日程を組んでいるので、なかなか雨天中止にはしないのですが、Rain Outにしない自信はどこから来るのよと思っていたら、だんだん晴れ上がってきました。いよいよプレイボール 覆われていた白いシートが取られて、2時間遅れでスタート。まずは国歌斉唱。国歌誕生の地ボルチモアならではの歌い方があると聞いていたので、遅れないようにスタンバイしていました。オリオールズ戦での国歌斉唱ではたった1単語しか歌わないんです!・・・Oh, say does that star-spangled banner yet waveO'er the land of the free and the home of the brave? O'sにかけているのか、最後の方のこの"Oh"だけ声を張り上げるんです。地の底からわきあがるようで、もう一度あの国歌斉唱は一緒に歌いたいです。何も知らなかった旦那さんはビビッとりました・・。 試合はナショナルズ先発John Lannanがなかなか良く、オリオールズ先発Jeremy Guthrieと1点を争う投手戦でした。2人とも投げるテンポも良くあっというまに回は進んでいきます。 勉強不足で知ってる選手が少なかったです。ナショナルズにあの!オフにバスケットで怪我をしてヤンキースを解雇されたアーロン・ブーンがいました。 1992年開業の最新設備を導入しつつ、古きよき雰囲気を残している人気の球場。ついブルペンが気になる私はなかなか見つけられず・・。2階建てです。 何しろアメリカ内でも人気の球場です。遠くからはレンガ造りの球場が街と一体になっており、球場のスタンドからは街並みや倉庫が良い景色になっています。そして、音と映像が本当にきれいでした。大げさでなく、音は映画館で聞く高品質のデジタルサウンドです・・。 1階席と2階席に隙間を作り、風の通り道になるようグラウンドを掘る設計にしているそうです。そのため、夏でもスタンドは涼しいそうです。ヤンキーススタジアムではキャップのクイズもここではカニが登場したり、グラウンドキーパーがYMCAを踊らないものの全力疾走でした。 そしてゲームの最初から最後まで印象に残ったのはスタッフの方たち。皆さんお年を召した方ばかりだったのですが、応対がとても丁寧で親切です。椅子はきれいに拭いてくださるし、前の席の人はクラブケーキサンドの注文をお願いしていました。途中でオールスターの投票用紙を配布し、少したったら回収にも見える。本当にこのカムデンヤードを大切にしているんだなぁ・・と思いました。 残念ながらアムトラックの時間になってしまい、途中退場。それでも1時間半の試合時間で6回まで観戦できて大満足でした。試合は2-1でナショナルズの勝利だったようです。
2008.05.23
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月曜日のガラの興奮冷めやらぬ中、第1週目の演目"Le Corsaire"(海賊)が始まりました。今期初の演目はABT友の会(自称)のメンバーと日本から遊びに来てくれている友達2人と楽しく観劇することができました。【左】Sacha Radetskyと昨年夏からソリストに昇格したMisty Copeland 【右】主役演じたDavid HallbergとJulie KentConrad David HallbergAli Ethan StiefelLankendem Sacha RadetskyMedora Julie Kent Gulnare Misty Copeland 海賊はプリンシパルが複数踊るのでお得な演目!と皆さん口を揃えて言います。昨年「あ~、海賊とドンキ観たかった」とよく聞きました。そのお得で皆が楽しみにしている「海賊」がこの日の演目です。 海賊のコンラッドと恋に落ちるギリシャ娘メドゥーラ、コンラッドに忠実な奴隷アリを中心にメドゥーラが売られるたびに助けに行き、最後は2人で生き延びる話です(かな~り手を抜いたあらすじです)。 ガラではコルネホがラディッキー演じるランケンデムの1幕のソロを、2幕の洞窟のシーンをホセとシオマラ・レイエスがパ・ド・ドゥで踊りました。ガラの一瞬の舞台で、その華麗な見せ場が印象に残った「海賊」の洞窟のシーンは本当に楽しみでした。全幕の舞台では、コンラッド、メデューラ、アリのパ・ド・トロワになります。 ご主人様の恋人であるメドゥーラと遠慮がちにそしてだんだん魅せてくれるイーサンの踊りは本当に躍動感に溢れていました。イーサンはジャンプが得意らしいのですが、技だけでなく指先まで気を遣っていてとても華麗です。助走なく、その場でいきなり回転を始めて踊り始めたときは「スゴ~」と声に出していました。 魅力的な2人のプリンシパルダンサーを観れて、確かにお得な演目です。そしてその2人を率いるのはジュリー・ケント。ガラの"Onegin"でもその演技力が出ていましたが、昨年"Swan Lake"を見てからファンになりました。 私、1幕終わるまで、イーサンとデヴィッドを逆に見ていました。本当は踊りを観ただけでわかる人はわかるんですよね。まだまだお勉強中です。素敵な舞台でした。追伸 Opening Night Galaでの着物姿を観たいと言ってくださったあなたに・・ わかりますか~? 友達が着物姿を後ろから撮っていてくれたんです。本当に嬉しい!有難うございます。ちなみに・・母は前からの写真を見て「帯の位置が低いわね」と駄目だししていましたが、後ろから見ると一目瞭然。来月、また着る予定ですが、身内での集まりだし、夏なので浴衣で逃げる予定です。でも、着物も茶道も定期的にしていないと、駄目ですね。忘れます。
2008.05.22
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式の前には「ここにいるよ!」と家族に電話で知らせる父兄や友達がたくさんいました。 昵懇にしている方の卒業式に参列してきました。この日は午後から雨という予報でしたが、式の間は快晴。ミネラルウォーターのサービスがあったり、雨傘を差したり。中には読んでいた新聞で帽子を作って被る父兄もいたり・・。 コロンビア大学のシンボルのアルマ・マター像を挟んで、向かって左からJurnalism、Bussiness、General Studies、Architecture、Graduate School of Arts and Sciences、正面にBarnard College、Engineering、Columbia Collge、Medicine向かって右にLaw、International and Public Affairs、Nursing、Social Work、Teachers College。 学位、専攻によって着ているガウンや角帽が違います。学部生は角帽はガウンと同じ水色(スクールカラーらしいのですが、ERのような・・)を被ります。修士は学部生と同じ装いに専攻ごとの色のフードを付けます。博士はガウンにベルベットのラインが前と袖(3本)に付き、帽子もベルベットになり房は金色になります。 ちなみに・・ガウンを着ないと卒業式に列席できません。ゆくゆくは何回も着るであろう頭の良い方はガウン・フード・帽子を$670でお買い求めいただきます。そうでない方はガウン・フードを$90でレンタルしていただきます。 アメリカの卒業式・・というと、最後にみんな帽子投げをするのが印象的です。でも、コロンビアではしませんでした。聞くところによると、帽子だけは購入しないといけないので、もったいなくて投げられない・・と。左上が学長。学長は4本ライン。 特別ゲストのような人はおらず、学長が卒業生に自分の若かりし頃の話や、これからの抱負など訓示を垂れます。優秀な生徒と卒業生の紹介が終わると、それぞれの学部長が一言スピーチし、学長に卒業の承認を求めます。学部長たちは母校のガウンを着ているため、色も形も様々・・。 卒業生も自分の学部のトップが話すと断然盛り上がります。ジャーナリズムは新聞紙を、歯学部は馬鹿でかい歯ブラシを、ティーチャーズカレッジはアップルを、コロンビアカレッジは(なぜか)風船を持って湧きます。食べたリンゴの芯が飛んでいた・・という情報も。 なにはともあれ、こちらの学生は勉強、勉強、只管勉強です。Final Exam. が終わった瞬間に開放感と達成感で泣き出した知人もいます。今までお疲れ様でした。
2008.05.21
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これは試合前のバッティング練習の写真ではありません・・。れっきとした試合中です。ガラガラ~ 仕事→授業→野球・・という盛り沢山な1日の今日。夕方までどしゃ降りで、今日の試合はあるか微妙でした。風邪気味の友達を含め総勢4人のGirlsで行くので、ギリギリまで天候と試合の有無を確認して野球場に向かいました。友達の宿を出たときは0-1でオリオールズがリード。乱闘騒ぎ勃発。3回にジータが受けたデッドボールの報復(?)に、6回ホーキンスの球がO'sスコットの内角高めに入る。ホーキンスは即退場になったが、ブルペンからピッチャー陣も全力疾走。この負け試合、拝めないと思っていたリベラの姿が見れて満足。その裏、A.ロッドらしい報復が。 そして、ヤンキーススタジアムに着いて、ホットドックを買っている頃に0-9。先発のムシーナが7点を取られ、1回もたずに降板したらしい。席に着いてオーダーを確認していたらジータがデッドボールの影響で退いていました。最下位まっしぐらのヤンキース、ガンバレ。 オリオールズの先発ゴンザレスが良かった。遠目に見ても長身で、きっと2階の天井から落ちてくるように重い球なんでしょう。そんなゴンザレスを今日から復帰のA.ロッドが6回にとらえ、5号2ランホームラン。あまり野球を見ない友達が「良い構えだなぁ」と呟いた矢先の出来事でした。思わず横目で友達を見ながら「審美眼あるなぁ」と。座席からはデーモンがよく見えました。 翌日のローカルニュースで、デーモンがワンや松井などのアジア系選手の存在が彼のアジアへの興味を刺激している・・と。以前見かけたデーモンの奥様がアジアっぽいなぁ・・と思っていたら、タイ系の方らしいです。デーモン自身もタイの野球へ何か貢献したい・・と少しずつ少年野球を訪問したりしているそうです。ほとんど外観は完成の新スタジアム。 試合は2-12という結果に。こんなに観客の消えたスタジアムも珍しい。ファンサービスか肩慣らしか、9回表はリベラ登場。ヒットは打たれたものの、0点でピシャリ(と負け試合を言って良いのかな)。負けてしまいましたが、乱闘あり、A.ロッドの復帰を見れて満足。ジータの様子と先発ピッチャー陣が心配です。Let's go Yankees!
2008.05.20
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いよいよ、今シーズンのABT(American Ballet Theater)開幕です!会う友達みんなに「ひまわりがバレエにハマルなんて・・」と言われますが、私も不思議です。もしかしたら無理しているのでは・・なんてシーズン前には恐怖を覚えるときも少しあります。が、やっぱり好きみたいです。今日、確信しました。 今年は初めて、OPENING GALA(初日)に行くことにしました。NYで知り合ったNさんとCさんがABTの開幕に照準を合わせて遊びに来てくれなかったら、一生行かなかったかも・・です。ありがとう! 聞くところによると、GALAはそれはそれは着飾った方たちが多い・・らしい。私の数少ないワードローブからは、とても着ていくものが無いです。本当はダイエットしてお洒落なワンピースを買うつもりでしたが、服を買うなら1公演でも多く観ることにしました。というわけで、唯一のゴージャス服である「着物」を着ていくことにしました。着付けてNYの外に出ることは初めて。 開演前にバルコニーから下を見るとマスコミの人たちが待機していました。しばらく眺めているとゴージャスなセレブたちがパシャパシャ撮られていました。セレブだけでなく、観客の方たちもみんな着飾っていて、着物で正解です。 セレブといえども、知らない人ばかり・・と思っていたら、知っている人が登場。不動産王のドナルド・トランプですね。前にいるセレブを威嚇しながら近付いていましたが、最後は和解(?)したようです。この数分後にJr.も来ていました。上からなので、トランプ氏のびくともしない9:1分けと奥様のグラマラスボディーに目が釘付けでした。 もう1人はABCの朝のホストKelly Ripa。どなたも背中が本当にきれいでした。この日は結構寒かったのですが、そこはセレブ。カメラの前を通るときはバッチリ肩を出して堂々と歩いていらっしゃいました。The Merry Widow Paloma HerreraSwan Lake David HallbergSplendid Isolation the Third Irina Dvorovenko / Maxim BeloserkovshyDon Quixote Gillian Murphy / Ethan StiefelThe Dying Swan Diana VishnevaJudgment of Paris Kevin Mckenzie 他Giselle Nina Ananiashvili / Angel CorellaLe Corsaire Herman Cornejo / Xiomara Reyes / Jose CarenoOnegin Julie Kent / Marcelo GomesEtudes Michele Wiles / Angel Correla ガラとは今期公演予定の演目の良いトコ取り。ここが見せ場!というところを抽出して見せてくれるお得パックです。公演の後にはパトロンやある程度の金額を払えば誰でも参加できるパーティーがあり、云わば資金集め的な意味もあります。今回のチケットが$88だとすると、そのうち$27は寄付として払います。わずか8週間の公演で2900万ドルの寄付が集まったそうです。中には200万ドル以上、ポンと払われた方もいらっしゃるそうで・・。 ストーリーのあるものは、野球の試合のように最初から観て、徐々に盛り上がる方が感動も深いですね。それは本公演で楽しみます。一方、最初から短い作品は本当にきれいでした。イリーナとマキシム夫妻演じるSplendid Isolation the Third は長いスカートを身にまとって踊る幻想的なバレエ。The Dying Swan はキーロフでも観ましたが、ディアナの白鳥はタフそうでした。 公演前に日本人バレエダンサーの鍛冶屋さんとすれ違ったのですが、とてもきれいで細くて色が白かったです。それでも、舞台上では顔が大きく見えてしまうんですね。どうしても細くてスラッとしたダンサーを期待する観客の前で、ソリストに昇格した彼女の技術、努力そして精神力は並大抵のものではないんだな・・と思いました。 気が付いたら男性ダンサーの写真しか残っていない。アンヘルの笑顔がチャーミングでした。 公演後、パーティー会場に移動するダンサーたちを待ってました。女性ダンサーたちは一瞬だったので、カメラには撮れず、記憶に残すことに。皆、顔が小さくてオーラがありました。ディアナの目力はすごいものがあります。 オペラハウスに鍵がかかり、外で待っていると、アンヘル、ゴメス、ホセと出てきました。アンヘルとてもよい人。今回、ファンサービスが一番凄かったダンサーはデヴィッド・ホールバーグ。わざわざ外に出て、外にいるファンの間も回って、気軽に握手したり、写真を撮ったり。私たちの前でもちゃんと止まってくれてから、パーティー会場に入りました。 さて、そのような皆さんを目にしてから、本日のデジカメを見ていたところ・・。私の着物姿・・デカスギマス。ダイエットは続くのであります。
2008.05.19
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前回行ったPhillipsのファーストフード、Phillips Seafood Expressに。 ダックツアー終了後、クラブケーキサンドイッチを食す。美味しかったぁ。カニってヒトサマが身をほぐしてくれて、しかもマヨネーズなんかと食べると本当に美味しい。夕暮れ時のハーバーでカニを食べるなんて幸せ。ボールのマークに沿って歩くとベーブ・ルースの生家に行けます。 この日はオリオールズ戦があるというので、球場近辺をフラフラ。2月に来たときは人気のなかった球場そばのバーが賑わっていました。気が付くとレストランでも「オリオールズファンなら」とビールが安くなったり、ウェイトレスさんもユニフォームを着たり。街全体が野球を盛り上げています。 つい雰囲気でおいしそうなソーセージドックをパクつく。ベーブルースの像に明日も野球日和になるように願って、彼の生家に向かいました。ガイドブックによると、試合のある日は夜7時まで営業と。さすがに15分前では締まっていたので、翌朝に出直し。 ベーブルースの家は前回も行きましたが、球場から本当に近い。天井や部屋が思ったよりも小さいです。ぜひ、ダックツアーに参加してから行ってみてください。
2008.05.18
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週末、ボルチモアに一泊旅行に行ってきました。前回と違って「住んでも良いかも・・」なんて最後は思うくらい、とても雰囲気の良い街でした。晴れていたことと、人が多かったことが理由かな。カレッジの卒業式と、オリオールズ戦が近郊のワシントンナショナルズとあったので、人がかなりたくさんいました。今回の旅行のメインは > > > 。予定では4回に分けて旅行記を書こうと思っていますので、お付き合いください。 今回はできるだけ公共機関で動きたいなぁ・・と思っていたので、駅からInner Harborまでいきなりバスに乗りました。少し躊躇気味の旦那さんの前でズンズン車内に乗り込みました。が、本音は怖くて後部座席を向けない。以前、バスを待つ人や車内を外から見て「これで移動する街なら・・住めない」と思ってしまうほど、微妙な緊張感があったんです。が、実は良い人ばかり。降りる場所がわからないと後ろから教えてくれたり。 公共機関といえばLight Rail(ライトレール)も乗りました。10分程待てばすぐに来るので、慣れれば便利です。無人の路面電車で、乗る前に切符を買います。ちょっとした観光バス気分で窓の外を見ていても楽しかったです。 インナーハーバーに着いて、まずは高いところから眺めよう・・とTop of the Worldという大げさな名前の展望台へ。27階というからそんなに高くないですが、五角形の建物としては世界最高の高さなんだとか。ここはグルッとボルチモアを見渡れるので、街を知るには絶好の場所です。2月に行ったフォートマクヘンリーも遠くに見えました。 上からの次は下から(?)ということで、水陸両用のダックツアー($25)に参加しました。フィラデルフィアでも乗ったのですが、好きです・・ガーガーするの。ボルチモアが好きになった大きな理由にはこのツアーに参加したからかも。80分間、運転手兼ガイドの兄さんが喋り捲ります。 街の真ん中マウントバーノン地区も初めて通るので楽しみです。ここは19世紀後半から20世紀初頭の建物が残っていて、とても雰囲気があります。中心にはワシントンモニュメントが聳え、そのまわりには図書館や美術館があります。今回行けませんでしたが、美術館は無料。アムトラックの方にあるボルチモア美術館も無料です。図書館フェチとしては、映画にも登場するこの図書館(The George Peabody Library)はいつかは訪れてみたいです。 お兄さんの説明を聞きながら、ガーガーしていると、マチビトたちが陽気に手を振ってくれます。NYと違って数無くないラテン系の人たちはみんな恥ずかしがって照れているのも面白い。なんかみんな明るいんですよねぇ。Top of the Worldに上った世界貿易センタービル $5 だんだんハーバーの陽も暮れて(暮れていなさそうに見えて、写真は7時まわっています)、ボルチモアに夜がやってきます。5/17~18のボルチモア旅行記を書いています。Madama Butterfly Camden Yards 陽気なボルチモア(ボルチモア探索) カニッ、カニッ、....≧[^ ^]≦ 他。(ボルチモアの美味しいモノ)
2008.05.17
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昨日のニュースで「シェフが新鮮で安い食材を手に入れる秘訣は地元のモノを手に入れることにアリ」と紹介していました。近郊であればそれだけ運賃も安く済み、しかももぎ立ての野菜や食材が手に入る!というわけです。NYでそういう場所・・というと真っ先に紹介されるのはユニオンスクエアのグリーンマーケット(ファーマーズマーケット)。見ているだけで楽しいですし、確かに美味しそうに見えます。 残念ながら昨日はユニオンスクエアでは市のたたない日でした。真っ赤な熟れたトマトが食べたかったなぁ・・と思いながら、目の前のオーガニックスーパーで3個買いました。トマトを買ったら、美味しいモッツァレラチーズと食べたいでしょ!と少し南に降りたチーズ屋さんに寄ってきました。 隣の不動産屋さんの続きかと思うくらい、紙がペタペタと貼られたチーズ屋さんです。なにしろ安い。手前に1ドルちょっとで小分けされたクリームチーズやブルーチーズなどが売られています。奥にはチーズを付けるクラッカーやお惣菜が売られていて、小さなスーパーのような感じです。 モッツァレラチーズが欲しくて寄ったのですが、こういうお店の雰囲気が大好きでついつい関係の無いものまで見てしまいます。クリームチーズのようなお豆腐(写真左上)がどんな味なのかかなり気になりましたが、フレッシュモッツアレラ1玉(1lbちょい)購入。 早速スライスして挟んでみました。。塩も胡椒もオリーブオイルもいらない素の味で十分です。■East Village CheeseManhattan/East Village40 3rd Ave (bet 9th & 10th Sts)New York, NY 10003
2008.05.16
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ひとえに私の英語力の低さとボキャ貧からくるのかもしれませんが、言いたいことにピタッと当てはまる単語が見つからずモヤモヤとするときがあります。いろいろ説明をして「あぁ・・」と言われた単語はなんか違うし、反対にその単語の説明を求めると少しニュアンスが違います。 最近でいうと例えば「冷めた目」。特に子どもの「冷めた」目や振る舞いの話をしていたときに、的確な単語が手を変え品を変えても見つからず・・。私のこういう疑問にとことん付き合ってくれるアメリカ人の知り合い3人に別々に聞いてみたところ、な~んとなく分かったことがあります。 それは日米の子どもへの意識の差。概念は頭の中にあったけど、一致したときはナルホドと思ってしまいました。つまり、日本人は「子ども」として大人(親)の一部として接し、アメリカ人は「小さな大人」として子どもと接するわけです("Teenager"は"Teenager"という別の生き物だと・・としきりに呟いていた人も)。アメリカでは「子どもらしくしなさい」と言う叱り方はなく、大人のような意見や振る舞いをしてもそれは褒められるべきこと。一方、日本では10歳くらいの生徒が大人のような言動をすると奇異の目で見ることがあります。だから子どもが大人のように冷静で現実的な「冷めた」目をしていても、それは普通であってわざわざ言葉を作る必要が無い・・ということかな。 もちろん、日米でも子どもへの接し方がいろいろ変わってきて、昨日見た番組でも、子どもと一緒に楽しむことが親の務めと思うアメリカ人母と、子どものために自分を犠牲にすることが親の務めと思うアメリカ人母がいました。 な~んとなくですが、文化の影響が言葉に出ていると体験すると面白いですね。 子どもたちが選んでいるのはスプレーアート。皆の見ている前で紙をあてて、いろんな色のスプレーをシュッとかけるとあらあら不思議、ご覧の絵に。普通の紙をあてて白いスプレーを吹きかけただけで☆の瞬きになったり、ピラミッドをあてる光になったり・・。 みんな近寄って見ていたけど、最前列の人の服にスプレーが絶対にかかっている気がするのですが・・。
2008.05.15
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気温が上がるにつれて、オープンテラスを楽しむ人がさらに増えてきました。寒くて長~い冬がやっと終わったんだから・・と、少しでも太陽を楽しむように皆が光を求めています。 友達に頼まれて、久しぶりに日本語を教えています。日本に興味をもってもらえるのはとても嬉しいこと。まぁ、私の功績というより、彼女の今のボーイフレンドが日本人だから・・という理由が大きいかな。 お互いの仕事の後や間の時間を使ってレッスンするので、マンハッタンのハズレにある我が家まで来てもらうのは申し訳ない。ではどこでしよう・・と考えたときに「ブライアントパーク」と。今のところ、雨が降らない限り公園でレッスンしています。 今日は午前中に家で仕事を済ませ、夕方前にレッスンのために公園に。早めに着いたので、芝生の椅子に座って本を読んで待っていました。1人でいる人も多いですが、カップルも多いです。ついどんな話をしているんだろう・・と伺ってしまいます。 公園の東側にはバーもあり、そこで相手の話を聴いている女性の表情がなんともいえず幸せそうでした(写真左)。やはり暖かくなると、人の表情も柔らかくなってきますよね。
2008.05.14
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帰りに友達と晩御飯を食べてきました。家に戻って何食を食べたのか?と聞かれて、固まってしまいました。 名前が「カリフォルニア」と付くけどアメリカンとは言いがたく、ピザだからとイタリアンと決めて良いのか、はたまたアペタイザーに頼んだ"Lettuce Wraps"は生姜がきいて、しかも揚げたビーフンなんてまさに中華料理だし・・。メニューには"Miso Salad"なんて名前のサラダもありました。 アペタイザーもピザもサラダも各国の美味しいトコ取りをしているレストランがCalifornia Pizza Kitchenでした。本当に何を食べても美味しかったです。以前来た友達があんまりにも美味しくて、いつか私を連れて来ようと思っていてくれたお店だそうです。嬉しい~♪ メニューは友達任せでしたが、次も同じものを頼んでしまいそう。特にレタスにお肉を包んで食べる"Lettuce Wraps"は噛む食感が何とも言えずオススメです。ピザもピザを超えた本格的な味でした。見逃してしまいましたが、店内に本格的な釜があるようです。 NYにしては珍しく(?)日本のファミレスのような空間のある店内です。もちろんお子さん連れも多かったです。日本にも数店舗展開していて、東京ドームにもあるそうです。■California Pizza Kitchen440 Park Avenue South, New York, NY 10016(at 30th St) ついにリベラが打たれました。でも、早めに打たれてホッとしているところもあります。また明日から1セーブずつ目指して!
2008.05.13
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今、非常に地味なお仕事をいただいております。出かけて取材ではなく、篭って電話で仕事。その数300件。電話かけることが仕事ではないので、1件に結構時間がかかるのですが、1日数件、休みの日は20件くらいずつ計画を経ててこなしています。 そして今日は休み。朝から電話かけをしています。読みたい本もテレビも封印し、只管ノルマこなして電話かけ。途中でコーヒーゴリゴリして飲んだり、eメールをチェックしたりして何とか終了。 1つの仕事を丁寧にすると、不思議と次の仕事が待っていてくれます。本当に有難いものです。この仕事と並行して次の仕事も少し見えてきているので、今回も丁寧にしなくては。 新入社員の頃を思い出します。全然希望していないゼネラル部門に約2年配属になりました。最初の頃は結構腐っていて、毎朝会社の傍に30分前に着き、ロッテリアで気持ちを落ち着かせないとトイレで泣きそうでした・・実は。 あるときから、私には向いていないけど仕事なら、とことん顔の見える仕事をしてやるぅ・・と考え直しました。もちろんコピーやタイプも頼まれます。誰だってできる仕事だからこそ、丁寧にやってやる!と。老眼気味の上司から頼まれたら少し文字の倍率を上げて、会議で資料をたくさん広げる上司には1枚で4ページ分が見通せるように。全く文字を読まない上司の資料はグラフなどで視覚的に。 どんな仕事も丁寧にこなせば、次につながるということを学んだかな。末端の仕事も予算を司る仕事も。そんなことを考えながら電話かけをしていて、無償に食べたくなったカップケーキがありました。 有名なマグノリアベーカリーのカップケーキは、一口食べて友達と無言になってしまいました。でも、このカップケーキは違います。見た目も食べるのがもったいないくらい美しい。バタークリームがそんなにしつこくなくて、一口食べてお店の人に「美味しい~」と訴えてしまいましたよ。さらに、こんなに可愛い顔して強いのです。家に持って帰るのにひっくり返したけど、搾り出したお花はビクともしませんでした。 お隣は絵本屋さん(Books of Wonder)なので、子連れも多いカップケーキ屋さん。陽だまりの中でまたゆっくり食べたいなぁ。鰻の蒲焼屋さんの横で白飯を食べる落語がありましたが、このカップケーキの画像を見てコーヒー飲んでも、全然満足しません(苦笑)。300件を終えたら2個食べちゃおうかな。■Cupcake Cafe18 W. 18th Street(Btw 5th and 6th Avenue)
2008.05.12
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今日は母の日。アメリカ人は実家やレストランでお母さんと食事をする習慣があります(混んでいるからという理由で前日に食事をする知り合いもいる・・)。というわけでゴルフ場もすいているだろう・・とよんで行ってみました。近所のお店。お花だけでなく風船やぬいぐるみも一緒にラッピングしてあげるようです 朝からワゴンや店先で花束が売られていました。覗いてみるとカーネーションではなく、バラが多いかな。花束だけでなく、銀色の風船やぬいぐるみも一緒に送るのが主流のようで、みんな抱えて地下鉄に乗っていました。 晴天の今日はゴルフ日和。予想は違ってお母さんと一緒のお子ちゃまたちがたくさんいました。パパとまわるお子ちゃまを、ママはデッキで笑顔で待っていました。今年の母の日に送った紫陽花とやっと咲いたシンビジウム 我が家の母の日は日本時間の昨晩に。両親に電話をして写真の花を贈りました。こんなのが届いたよ~と写真を送ってもらったので添付。紫陽花の後ろにあるシンビジウムは右のようにきれいな花が咲いたようです。私はデイジーで精一杯ですが、いずれば大きな花も咲かせてみたいですねぇ。 いつもありがとうございます。
2008.05.11
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今年の春は本当によく散歩をします。きっと新しいおもちゃができたからですね。昨年の夏に「NYでまぁ5年がんばったで賞」ということで、自分へのご褒美に一眼レフのデジカメを買いました。撮る度にカシャッという音がして、ちょっと気持ちが良いです。 まだ春は続きますが、今年の春で印象に残った2つのお花を紹介します。今までニューヨークの春というとまっピンクの八重桜かマグノリアでした。 アッパーウエストサイドの自然史博物館の前からセントラルパークに入ると、スウェーデン風の小屋(Swedish Cottage)、シェークスピアガーデン、ベルべデール城と散歩することができます。セントラルパーク広しといえども、ドールハウス好きの私を一番満たしてくれる一角はここです。 小屋の前に咲いているのがハナミズキ(dogwood)。気がつくといろんな所に咲いているんですね。この眩しいほどのサーモンピンクがきれいです。こんな素敵な色が天然なんて・・自然の凄さを感じました。しばらくは立ち止まって見入ってしまいました。 小屋からお城に続く坂道沿いにシェークスピアガーデンがあります。シェークスピアの作品に出てきたお花が植えられているんだと思いますが、ここは"Quiet Zone"と看板が立っており、読書する人、思索する人、お昼寝する人が静かに過ごしています。 ふと足元を見ると真っ白なお花が咲いていました。これってエーデルワイスですよね。白く光る歌にも出てくる可憐な花ですが、実際に見たのは初めて。おぉぉ、これがエーデルワイスかぁ・・とちょっと嬉しくなりました。 家に戻って棚から久しぶりに出したスカーフ。スイスに行ったときにお土産に買ったエーデルワイス柄のシルクスカーフ。当時はよく紺のパンツスーツに合わせていましたが、久しく巻いていませんでした。今年は使ってみようかな。
2008.05.10
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近所のスーパーの入り口に写真のものが今週から置かれました。きれいで濡れていないプラスチックのスーパー袋はリサイクルするからここに入れてねと語りかけてきました。 このスーパー、いつも袋を二重にして商品を入れてくれます。少しでも丈夫に・・という親切心なのかもしれませんが、もらう方は少し罪悪感がありました。例えば、野菜と牛乳と蛍光灯を買うと、それぞれ濡れないように別に入れてくれるので、合計6枚の袋が我家に残ります。昨年からエコバックを使い始めたのですが、それでも最初は嫌な顔をされたものです・・。 Whole Foodsなどでグリーン運動が進んでおり、ついにそのスーパーにも影響を及ぼしたわけです。天晴れ。 変われば変わるものついでにもう1つ。4月16日に可決された条例で、15店舗以上のチェーン展開しているレストランにカロリー表示が義務付けられました。6月までだった猶予が7月中旬まで伸び、それ以降カロリー表示をしていなかった店舗には罰金が課せられるそうです。 その通りだとNY市内の1割のレストランがカロリー表示をすることになるそうです。Olive Garden, Applebees, T.G.I. Friday's, McDonald's, Wendy's, Starbucks・・本当はカロリー表示の写真を撮ってと思ったのですが、どこも私は行かないお店。 カロリー表示に関しての市民の声を聞いていたときのこと。カロリーを気にする人は「どれだけ食べているのか気になる」と思うのですが、そこはニューヨーカー。「カロリー表示、良いわね。あと何をどれだけ食べれば良いかわかるわね」と。食に対して前向きである・・。
2008.05.09
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昨日は午前中に仕事を済ませ、お昼過ぎから楽しみにしていたSさんとのランチ。お昼からワインとお喋りに花を咲かせ、気が付いたら午後の4時になっていました。 酔い冷ましとポコッとでたお腹を少しでも引っ込めるために、セントラルパークをゆっくりと散歩。緑がキラキラ輝いていました。緑って夏に近付くにつれて、どんどん色濃くなるんですね。ベルべデル城は観光案内所も兼ねて午後5時まで開いています。プロポーズは良いけど結婚式は駄目・・などの注意書きが入り口に。 自然史博物館の前からセントラルパークに入り、お城を目指します。いつもは仕事帰りの6時頃に行くので中に入ることはできませんが、この日は開いていました。早速、お城のテラスに上がってみました。お城の中にはセントラルパーク全体や公園内のバスルームスポットなどの地図が置いてあります。 明かり取りの小窓を頼りに、細い螺旋階段を上がっていると、なんとなく童話の中のような気になります。この階段の狭さは『眠れる森の美女』で糸巻きを見つけるシーンを彷彿させました。 テラスから下を見ると、お城の周りには藤の花がたくさん咲いていることに初めて気付きました。ここは藤棚ではなく野生の藤ですが、紫色の柔らかい花が満開でした。セントラルパーク内で一番高い建物のテラスなので、風がとても気持ちよかったです。ちょっとした並木道の"The Mall"。ウェディング用の撮影をしているカップルも。 "The Mall"を通って、べセスダ噴水へ。途中、ドラマか映画の撮影をしていました。Sさんによるとバンが違ったので、別の撮影でしたが、最近マンハッタンでジュリア・ロバーツの新作映画の撮影が行われています。知り合いも結構見かけていて「目が大きい」「顔が小っちゃい」などと聞きます。 この日はとてもよいお天気でしたが・・何かが飛んでいます。今日も仕事場での挨拶は「ジュリア・ロバーツ見た?」か「喉が痒くない?」でした。今までで今年が一番飛んでいます。
2008.05.08
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先日、ミッドタウンを歩いていたらガラス張りのパブリックガーデンの中に銀色の物体が見えました。なんだろう・・と中に入ると銀色に輝く河童ちゃん。 近付いて見上げるとなんとも滑稽な表情をしていました。この河童ちゃんは村上隆さんの作品でOval Buddha(2007年)。蓮に座って肩肘ついているのは芸術家本人のポートレートらしい。全身プラチナ箔で覆われていて、眩しかった。 昨年10月から今年の2月までLAのthe Museum of Contemporary Art(ロサンゼルス現代美術館)で回顧展をしており、終わってからトラック11台でNYまで運び、ブルックリン美術館で© MURAKAMI(4/5~7/13)が開催されています。 この"Oval Buddha"は一連の回顧展用に作られた新作です。高さ18.5フィート(約5.6m)、重さ6613ポンド(約3kg・・軽い)の作品はブルックリン美術館で置き場がなく、このスカルプチャーガーデンに飾られることになったそうです(参照)。 同時期に歌川豊国の浮世絵展(~6/15)も開催されているので、行こうかな・・と思っていました。期間中は氏のグッズやコラボレーションしたヴィトンの商品も売られているそうです。こんなに面白いオブジェの周りを、皆さん真剣な顔で囲んでいるのがオカシイ。 あのアニメ的な作品は私の好みではないのですが、そのキャラクターを配した絵画はとても日本画的だと思っていました。バックの色が侘びなんですよね。今と昔、和と洋、デジタルとマニュアルを融合している面白い作品を生み出すアーティストだと思います。
2008.05.07
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3月まで書かせていただいた出版社から、次のお仕事を有難いことにいただき打ち合わせに行ってきました。今回は8月末までという長丁場。計画をたてリズムよくこなして行きたいです。打ち合わせが東側であったのでバスで北上し、以前から行きたかったConservatory Gardenに行ってきました。 コンサヴァトリーガーデンはセントラルパーク内でも北東にあり、ここまで足を運ぶのは初めて。5番街の105丁目からお庭に入ることができます。入口は元ヴァンダービルト家のマンション(今はデパートのBergdorf Goodman)を守っていた立派な門。そこを抜けると南から英国式、イタリア式、フランス式のお庭が楽しめます。なんて贅沢。 バーネット夫人の「秘密の花園」をモチーフにした噴水のあるEnglish Garden まずは南側にある英国式庭園から。他の2つの庭園に比べると"less formal"と書かれていますが、それがかえって人工的でなさすぎて落ち着けるかも。ライラックに誘われて奥に入るとFrances Hodgson Burnettの「秘密の花園」をモチーフにした銅像のあるまさに秘密の庭園がありました。夏場には銅像の前のプールには睡蓮がきれいに咲くそうです。イタリア風(?)藤棚のきれいなItalian style garden 北と南をつなぐ中央に位置しているのが噴水のあるイタリア式庭園。きれいに刈られたお庭の中にはお洒落なアーチが。近付くと藤の花がそれは見事に咲いていました。このイタリア式庭園のアーチは春が一番の見頃だそうです。これまでNYでは野生の藤しか見たことが無かったので、しばらく見惚れてしまいました。 チューリップのきれいなclassical French styleのお庭は結婚式にも使われるそうです 北側にあるフランス風のお庭は入ったときにあまりにもきれいでビックリ。ピンクと黒いチューリップ、表情の豊かな3人の乙女の噴水。確かに造りました感が強いのですが、その美しさは群を抜いていました。行ったことは無いのですが、ヴェルサイユ宮殿のお庭とかって、この美しさが何10倍と広がるんでしょうね。この日も何かの撮影クルーがいましたが、週末は結婚式の会場にもなるそうです。私もドレス着て、ここで撮りたい・・と思ってしまいました。きれいな人はより美しく、それなりの人はそれなりに撮れそうな風景です。 ここは本当に素敵なお庭。もともとはその名の通りガラス張りの温室があったそうです。今は青空の下でのんびり楽しめる静かな公園です。ここは何回も足を運びそうです。
2008.05.05
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昨晩パラパラと雨が降り、雨具・傘・ホカロン・オペラグラス・42番のTシャツ・カメラを寝る前に用意。今日はお昼前から陽が差し始め、前の3つはお荷物となるくらい良いお天気。 球場に着くと日本人の姿がいつもより多かったです。ゴールデンウィーク中にマリナーズ戦とあっては、応援したくなるというものです。私たちもその1人。旦那さんと2人で観るときは必ず外野のBleacherを取ります。お値段も安いのですが、なによりもブルペンの真後ろなので、ピッチャーを間近で見られのが良いです。私たちの後ろには「松井」の横断幕を持った大日本人応援団が陣取っていました。イチロー選手は今日もストレッチに余念がない・・。真ん中は人気モノのチェンバレン 席からはイチロー選手もよく見えました。本当にストレッチに余念がなく、試合中ず~っとしていました。ストレッチは大切です。中継ぎ陣もブルペンに入ってもまずはストレッチからスタートしていました。 昨年から頭角を現してきたジョバ・チェンバレン(Joba Chamberlain)が人気者。今年は少し打たれているときがありますが、あの直球はなかなか威力があります。「ジョバ~」と声をかけるとペコちゃんみたいな顔をして振り返ってくれる茶目っ気も。 今年で今の球場は終わり。来年からはお隣に造っている新球場になります。カウントダウンのボードがあり、それによるとこの球場での試合はあと66試合。最初、気温かと思ってしまいました・・。5回から姿を現したリベラ。6点差あるので投げるかなぁ・・と思っていたら リヴェラが姿を現したときは、本当にオーラがありました。ゆっくりとみんなに挨拶して、ゆっくりとスタジャン脱いで、42番が光っていましたよ。 試合は松井の適打、メルキーとカノーのホームランなどで8-2と勝っていました。先発ラスナーも2ランを打たれてからは抑えました。8回からリヴェラが投球を始めたときは「投げるのかな」と期待して見守っていました。 9回、彼が行く・・とわかったときは、彼がグラウンドに出る前からスタンド総立ちで迎えました。今年の彼は本当に輝いています。12試合投げて防御率0.00。 最後はピッチャーフライでリヴェラが取ってゲームセット。本当に良い試合でした。
2008.05.04
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朝からCNNを点けて、グアムの民主党予備選の結果を観ていました。結局、野球が終わっても、出かける時間になっても最終結果は出ずじまい。戻って検索すると「オバマ氏辛勝」と。きっとオバマ氏が以前通っていたトリニティー統合キリスト教会(シカゴ)のジェレミア・ライト牧師(Jeremiah Wright)の過激な発言の影響もあるのでしょう。 CNNでも繰り返し流され、最近では動画でも牧師の発言は見られます。2人のお嬢さんもライト牧師から洗礼を受けたということからも信頼していた様子が伺えます。 明らかにそのつながりが原因で支持率も低下しているようです(参照)。どう支持率を回復していくのか、オバマ陣営の対応に興味があります。 先日、仕事場でコップを出そうと棚を開けると・・写真のマグカップがありました。名付けて"I Hava a Dream"カップ。普段は前回の大統領選の選挙結果に色分けされており、お湯を注ぐとアラアラ不思議・・全部真っ青な民主党支持になるというもの。 アメリカでは宗教と政治の話はタブー(というか、するからには覚悟を決めて話す)とされていますが、このカップの持ち主・・民主党グッズをたくさん持っていて話したがっているのをヒシヒシと感じます。
2008.05.03
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こちらに来てから楽しんでいることの1つにお菓子作り(もっぱらロールケーキ作り)があります。たぶん「お菓子作ります」という顔で無いからか、ロールケーキを焼いたりすると意外な顔をされます。「バンビーノ」のほっしゃん。みたいな印象かな・・。 お菓子は食べることも幸せですが、作る楽しさを教えてくれたのは友達の杏さん。彼女の手から生み出されるお菓子やお料理は本当に魔法のように美味しく、そして温かい。杏さんから1つでも多くのお菓子を習いたくて(食べたくて?)、今日も習ってきましたよ。この写真は今日の成果。正確には杏さんとの合作です。 今日のお菓子はガトー・オランジェ。先日、いただいたときに美味しくて、これが自分で作れるようになるなんて!楽しみです。 バターに砂糖や玉子、アーモンドなどなどを混ぜて練り練り。オレンジの皮もすってフレッシュさが増します。焼きあがったケーキにはジャムやお砂糖でお化粧をほどこします。 できたてよりも冷やした方が美味しくなるのがお菓子。すぐに食べたいけど、今は冷蔵庫で冷やして、次の日まで待ちます。 生徒なのにお菓子教室以上に楽しみにしているお料理です。お菓子を習ったあとに、キッチンの椅子に座って杏さんのお料理する様子を見られるのも楽しみです。まさにビストロ杏のChef's table。私には杏さんが火にかけたり、材料を切ったり・・としている様を見ているのに、お皿に盛られるとビックリするお料理ができあがっているから不思議。☆アスパラガスのスープ☆パプリカのご飯☆カリフラワーとプラタナのフリッター☆パプリカの肉詰め☆プチトマトのマリネお皿に盛ると、お野菜が多くて彩りきれいなお料理とさらにわかります。いただきま~す。 今まで何を出されたか、私の好物は何か・・ということをリサーチしてお料理を用意してくださるから素敵。しかも、美味しい!というと、刊行されている本のレシピを教えてくださる太っ腹シェフでもあります。でも・・その通りに作っても杏さんと凡人では味に差ができるから料理は深い。 お待ちかねデザート! フレッシュオレンジタルト、ミントジェリー、懐かしい味のするコーヒーケーキ パプリカのご飯、カリフラワーのフリッターがまだあったので本当は食べられたのですが、「お茶にしよう」という囁きを耳にし、ストップ。美味しくデザートが食べたいですから・・。オレンジとミントは夏場でもチュルッと入る味でさっぱり。コーヒーのケーキは懐かしい味がしました。実は4層になっています。我が家でお土産のコーヒーケーキを食べながら「私にこれを期待しないように」と旦那さんに念をおしながら「おいしい」を連発していただきました。 出来上がった課題作「ガトーオランジェ」をきれいにラッピングしてくれて完成です。このまま冷蔵庫にまだいます。杏さん、ありがとうございました。そしてご馳走さまでした。
2008.05.02
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5月になりました。5月はいろいろとイベントの多い月なので、頑張って遊んで、働いて、お勉強して過ごしたいと思います。チュチュ(Nutcracker)とトゥーシューズ。Don Quixoteでは村人たちはヒールのある左の靴を履いて踊るそうです。 今月後半からはABTのシーズンが始まります。これからバレエのシーズンだぁ!とチケットを眺めている今が、一番楽しいかもしれません。今年の演目にはファンの多い"Le Corsaire"(海賊)、"Don Quixote"(ドン・キホーテ)、"Giselle"(ジゼル)があります。バレエファン歴3年目の私はどれも初めてなので楽しみです。 先日、誘われて『ABTとドン・キホーテ』の講座を受けてきました。元バレリーナの方が講義をしてくれたのですが、せっかくなので「専門家はこう斬る!」という視点がを聴きたかったかな。でも、目の前で扇子を使った『ドン・キホーテ』の一幕を踊ってくださったり、ストーリーや見せ場のキトリの高速回転がいかにスゴイか、よ~くわかりました。目の前で32回転ですよ!今から楽しみです。 「ドン・キホーテ」はスペインを舞台にしたバレエで、扇子やカスタネット、タンバリンなど小物がたくさん出てくる陽気な演目です。そこで思い出したのが・・↓ 数年前にマドリッドに出張に行った旦那さんのお土産。「若い娘がみんな持っとった・・」と言って買ってきてくれたもの。そのときは「扇子?」なんて思ってしまっていたのですが、久しぶりに広げてみると、白檀などのアジア系の扇子とは色彩感覚が違います。箱の横には扇子を使った会話表現が英西語で書かれています。 丁度「ドン・キホーテ」は夏場だし、観にいくときはオペラグラスと共に持参してみよ~っと。
2008.05.01
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